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Channel: 夜噺骨董談義
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鍾馗斬河童之図 伝小川芋銭筆

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先日、「なんでも鑑定団」を見ていたら、小川芋銭の河童の作品が出品されていました。評価金額600万????

「小川芋籖?」どこかにあったはずと思って検索したら、ずいぶん前に入手した作品がありました。今回の帰省で写真を撮影してきました。たしか面白い作品だと思い購入し、本物と思って購入していないと思います。

鍾馗斬河童之図 伝小川芋銭筆
紙本水墨淡彩軸装箱入 画サイズ:横485*縦1350



帰省して探したついでに掛けてきました。わが家は補修工事の瓦の補修、上部の塗装を完了しておりました。
 

「鬼でさえ 敵はぬ鍾馗を 見損こない」と賛のある鍾馗と河童を描いたものです。



題材は「南泉斬猫」(「無門関」にある有名な公案で、南泉という僧が猫を掴み上げ今まさに一刀両断にしようとする瞬間を描いたものか?



この難解な公案は古来より数多く描かれ、白隠や仙崖、近年では鉄斎、渓仙など数多くの高僧や画家に取り上げられてます。本ブログでも伝平福百穂の作品を投稿しています。



この題材の多くは残酷で、深刻で、しかも緊張感溢れるですが、この場面をどことなくユーモラス、かつ洒脱に表現することが多いものです。



本作は製作年代は不明です。



さて、箱書きもなにもなく・・・、真贋や如何・・・・・??



郷里の中学校二校による合同開催の「還暦を祝う会」です。誰が誰やらよく解りませんが、話をしているうちにだんだん解ってきます。

人もだんだん骨董品になってきた・・・。

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