昨日でブログ開始から4周年となりました。家内の支援もあり、続いてきました。
トータル閲覧者数 約160万人
トータル訪問者数 約34万人
ヤフーブログ数 約20万件中第1700番目前後をキープという数字らしいです。
骨董趣味の人が多いのやら少ないのやらよくわかりませんね。
さ〜、今朝から新幹線「こまち」で秋田市内へ・・。それから各駅停車。長男が一緒なのでどんな旅になるやら。
昨夜は連日のように午後7時頃からぐずる長男を風呂に入れ、寝付けて久しぶりにお薄で一服。
さてお茶碗は山茶碗に最近見つけた広東碗・・。
広東碗 江戸期
合箱
口径139*高台径68*高さ56
売っている説明には「古琉球 山丼 呉須砂糖釉系統 元朝末期」と記されていますが、明末から清朝にかけて(日本では江戸期)の安南系統の碗かと思われますが、ちょっと雰囲気が違いますね。
沖縄にて幕末頃によく使われていたものでしょう。「古琉球 山丼 呉須砂糖釉系統 元朝末期」とは訳の解らない文句をよく並べましたね
日本以外にも琉球や東南アジア一帯で大量に発見される明末の広東窯の碗は後期倭寇密貿易最大の商品の一つだったのでしょう。日本の戦国時代に安南の陶磁器が大量に国内に流通するがこれも後期倭寇の業績かもしれません。
明末の広東窯の碗には高台内の土見せの部分に所有者の名が墨書きされている作品が多くあります。航海中の生活や各地のチャイナタウンでの共同生活の中で自身の所有物を明確化するためでしょう。名前入り広東碗はこの時代の特徴といえます。本作品は名前入ではないかもしれませんが、呉須の紋様が実に描かれており、たっぷり掛けられた釉薬で温かみがあります。
呉須で染付された作品で重ね焼きのために高台内に円状に釉薬が掛けられていません。これは沖縄のマカイと言われる器と共通することから古琉球としたのかもしれませんが、大量生産の器にはよくあることです。この碗類は径12センチ前後、深さ4〜5センチのものが一般的のようですが、本作品は少し大き目です。
自分で簡単な金繕いしてみました。
この手の碗はお茶席用には向いていないのが普通です。まず大きさが小さ目、作り、釉薬が安っぽい、99%の碗がお薄にさえどうかなというものばかりです。その点、本作品が気に入っているのは、大きさが大き目、釉薬がたっぷり掛けられていること、そしてなんといっても形が少し歪んでいることによって面白みがあること、お薄程度なら使えそうな碗です。
家内は山茶碗で、菓子皿は源内焼のぺア・・。
山茶碗は色の対比もよく、景色もよい。ただ使い込まないと土臭い・・
お茶碗は飲み終えた景色も大切・・、これを気遣う人が少なくなった。茶碗に使える器はそうざらにはないもの。当たり障りのないものは星の数ほどあれど・・・。探すのはたいへん・・、贋作や写しと遭遇しながら・・
広東碗もなかなか・・。
広東碗、安南染付・・、数千円で買える雑器です。食器類に・・、骨董と称せるかどうかも怪しいですし、茶碗に使えるのは滅多にないと思います。本作品は磁器の素っ気なさがたっぷり掛けられた釉薬で消えていますし、そのたっぷりした釉薬で素朴な染付がぼんやりとしていてますます生きています
本作品も飲み終えたあとの景色は良かったです。源内焼の型材のデザインも楽しめました。
さ〜、秋田じゃ、秋田じゃ・・・
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骨董趣味の人が多いのやら少ないのやらよくわかりませんね。
さ〜、今朝から新幹線「こまち」で秋田市内へ・・。それから各駅停車。長男が一緒なのでどんな旅になるやら。
昨夜は連日のように午後7時頃からぐずる長男を風呂に入れ、寝付けて久しぶりにお薄で一服。
さてお茶碗は山茶碗に最近見つけた広東碗・・。
広東碗 江戸期
合箱
口径139*高台径68*高さ56
売っている説明には「古琉球 山丼 呉須砂糖釉系統 元朝末期」と記されていますが、明末から清朝にかけて(日本では江戸期)の安南系統の碗かと思われますが、ちょっと雰囲気が違いますね。
沖縄にて幕末頃によく使われていたものでしょう。「古琉球 山丼 呉須砂糖釉系統 元朝末期」とは訳の解らない文句をよく並べましたね
日本以外にも琉球や東南アジア一帯で大量に発見される明末の広東窯の碗は後期倭寇密貿易最大の商品の一つだったのでしょう。日本の戦国時代に安南の陶磁器が大量に国内に流通するがこれも後期倭寇の業績かもしれません。
明末の広東窯の碗には高台内の土見せの部分に所有者の名が墨書きされている作品が多くあります。航海中の生活や各地のチャイナタウンでの共同生活の中で自身の所有物を明確化するためでしょう。名前入り広東碗はこの時代の特徴といえます。本作品は名前入ではないかもしれませんが、呉須の紋様が実に描かれており、たっぷり掛けられた釉薬で温かみがあります。
呉須で染付された作品で重ね焼きのために高台内に円状に釉薬が掛けられていません。これは沖縄のマカイと言われる器と共通することから古琉球としたのかもしれませんが、大量生産の器にはよくあることです。この碗類は径12センチ前後、深さ4〜5センチのものが一般的のようですが、本作品は少し大き目です。
自分で簡単な金繕いしてみました。
この手の碗はお茶席用には向いていないのが普通です。まず大きさが小さ目、作り、釉薬が安っぽい、99%の碗がお薄にさえどうかなというものばかりです。その点、本作品が気に入っているのは、大きさが大き目、釉薬がたっぷり掛けられていること、そしてなんといっても形が少し歪んでいることによって面白みがあること、お薄程度なら使えそうな碗です。
家内は山茶碗で、菓子皿は源内焼のぺア・・。
山茶碗は色の対比もよく、景色もよい。ただ使い込まないと土臭い・・
お茶碗は飲み終えた景色も大切・・、これを気遣う人が少なくなった。茶碗に使える器はそうざらにはないもの。当たり障りのないものは星の数ほどあれど・・・。探すのはたいへん・・、贋作や写しと遭遇しながら・・
広東碗もなかなか・・。
広東碗、安南染付・・、数千円で買える雑器です。食器類に・・、骨董と称せるかどうかも怪しいですし、茶碗に使えるのは滅多にないと思います。本作品は磁器の素っ気なさがたっぷり掛けられた釉薬で消えていますし、そのたっぷりした釉薬で素朴な染付がぼんやりとしていてますます生きています
本作品も飲み終えたあとの景色は良かったです。源内焼の型材のデザインも楽しめました。
さ〜、秋田じゃ、秋田じゃ・・・