最近、家内がブログに投稿した記事が「薊」ですが、本ブログにも「薊」の作品を投稿した記事を思い出しました。堂本印象の作品ですが、この作品に用いてる「香炉印」は贋作に用いることがあるようなので、ちょっと心配していましたが、最近の比較でどうも大丈夫(真作)のようです。
さて、本日は「源内焼」のその43作品目の登場です。地図皿や大きな作品はとても高価で市場に出てくることも稀であり、むろんお値段も高いので小生にとっては入手困難ですが、もう43作品にもなったのかという思いです。
実用的とはいえない源内焼・・、とくに大皿などは柔らかくて割れやすいので実用には向いていないようです。かえって小さめの皿や鉢の方が手頃な値段で入手でき、使う愉しみを味わうことができるようです。
とくにこのような蓮鉢は何に使おうかとわくわくする器のひとつです。
源内焼 その43 三彩草紋手持付連鉢 その2
合箱
幅280*奥行167*高さ130
源内焼には二つの鉢が繋がった形の「連鉢」と称する特徴的な器が存在しますが、本ブログにおいては下記の作品を先に投稿されていますので、二作品目の源内焼の「蓮鉢」です。
源内焼 その28 三彩草紋手持付連鉢
合箱
幅288*奥行168*高さ113
家内とふたりなのでペアで揃えるようにしてきましたが、これからは息子のものが必要となり、三客揃いで集めるように心がけしなくてはいけません
本作品は五島美術館にて出版された「源内焼」に掲載されている作品と釉薬も同じで、同じ型で製作された作品です。幾つかの本に掲載されています。
五島美術館出版 源内焼のまなざし 源内焼 作品NO90
「三彩唐草文手付連鉢 江戸時代18世紀後半〜19世紀中ごろ)」
幅276*奥行169*高さ130
平賀源内先生遺品館企画展 財団法人平賀源内顕彰会出版掲載 作品NO84
「三彩唐草文手付連鉢 江戸時代18世紀後半〜19世紀中ごろ)」
幅275*奥行160*高さ117
源内焼の魅力はなんといってもその型の見事さです。
平賀源内が浮世絵の鈴木春信の工房(おそらく彫師)に依頼して型を作らせたといいます。浮世絵の技術との合体という点で、古来の日本の技術の高さを示す作品群です。浮世絵技術とのコラボということを知らない人が多いように思います。
型によって作る技術の中でも最高峰に位置する作品群が源内焼です。ところで源内焼は海外で高く評価されていますが、美術においても日本人は海外から高く評価されるとようやく自国で高く評価するという主体性のない国民性のようで、この点は大いに反省すべき点です。
その中でも蓮鉢は技術の高いレベルにあります。自分で作ってみると解りますが、土で型を相手にするのは非常に難しいです。
この型で紋様を鮮明に出すのはとくに難しいものです。なぜ、源内焼がまだこのように日本陶磁器の脇役なのかが不思議ですね。
源内焼の人気を下げているのは明治期に造られた再興作品の粗雑さからもしれません。これらの作品が「源内焼」としてネットオークションなどの出品されていますが、源内焼とは一線を画すべきものでしょう。「鳩渓」などの銘が入ったものは再興作品です。これらは一部を除き、ほとんど価値のないものといって差し支えないでしょう。あとは保存状態の悪い作品も同様ですね。
さて、本日は「源内焼」のその43作品目の登場です。地図皿や大きな作品はとても高価で市場に出てくることも稀であり、むろんお値段も高いので小生にとっては入手困難ですが、もう43作品にもなったのかという思いです。
実用的とはいえない源内焼・・、とくに大皿などは柔らかくて割れやすいので実用には向いていないようです。かえって小さめの皿や鉢の方が手頃な値段で入手でき、使う愉しみを味わうことができるようです。
とくにこのような蓮鉢は何に使おうかとわくわくする器のひとつです。
源内焼 その43 三彩草紋手持付連鉢 その2
合箱
幅280*奥行167*高さ130
源内焼には二つの鉢が繋がった形の「連鉢」と称する特徴的な器が存在しますが、本ブログにおいては下記の作品を先に投稿されていますので、二作品目の源内焼の「蓮鉢」です。
源内焼 その28 三彩草紋手持付連鉢
合箱
幅288*奥行168*高さ113
家内とふたりなのでペアで揃えるようにしてきましたが、これからは息子のものが必要となり、三客揃いで集めるように心がけしなくてはいけません
本作品は五島美術館にて出版された「源内焼」に掲載されている作品と釉薬も同じで、同じ型で製作された作品です。幾つかの本に掲載されています。
五島美術館出版 源内焼のまなざし 源内焼 作品NO90
「三彩唐草文手付連鉢 江戸時代18世紀後半〜19世紀中ごろ)」
幅276*奥行169*高さ130
平賀源内先生遺品館企画展 財団法人平賀源内顕彰会出版掲載 作品NO84
「三彩唐草文手付連鉢 江戸時代18世紀後半〜19世紀中ごろ)」
幅275*奥行160*高さ117
源内焼の魅力はなんといってもその型の見事さです。
平賀源内が浮世絵の鈴木春信の工房(おそらく彫師)に依頼して型を作らせたといいます。浮世絵の技術との合体という点で、古来の日本の技術の高さを示す作品群です。浮世絵技術とのコラボということを知らない人が多いように思います。
型によって作る技術の中でも最高峰に位置する作品群が源内焼です。ところで源内焼は海外で高く評価されていますが、美術においても日本人は海外から高く評価されるとようやく自国で高く評価するという主体性のない国民性のようで、この点は大いに反省すべき点です。
その中でも蓮鉢は技術の高いレベルにあります。自分で作ってみると解りますが、土で型を相手にするのは非常に難しいです。
この型で紋様を鮮明に出すのはとくに難しいものです。なぜ、源内焼がまだこのように日本陶磁器の脇役なのかが不思議ですね。
源内焼の人気を下げているのは明治期に造られた再興作品の粗雑さからもしれません。これらの作品が「源内焼」としてネットオークションなどの出品されていますが、源内焼とは一線を画すべきものでしょう。「鳩渓」などの銘が入ったものは再興作品です。これらは一部を除き、ほとんど価値のないものといって差し支えないでしょう。あとは保存状態の悪い作品も同様ですね。