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Channel: 夜噺骨董談義
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 墨竹 寺崎廣業筆 その28

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先週は亡くなった家内の墓参りです。来年で七回忌ですが、いまだ命日に墓参りに来てくれる方がいるのは家内の人徳かな?



墓参りの途中で近所でぼや騒ぎ・・・、消防車が3台も来ました。田舎では滅多にないことゆえ静かなはずの墓参りがにぎやかになりました。



玄関はなんとか歩きやすくなりました。少しずつお金を蓄えての少しずつの古い家の現状維持です。



庭は義妹が仕事の合間に手入れしているようで、だいぶきれいになってきました。それでも野趣溢れる庭・・。



本日は寺崎廣業の簡素な作品です。このような作品はお世話になった方への贈答によく使われますが、いまは喜ぶ人もいないかな? 

それでも秋田ではまだ喜んでもらえる人がいるかもしれませんので、ついつい集めています。田舎は人と人との助け合いで成り立っています。といって、お金ではお礼にはならないようです。助けには助けをどうやって返していいのか戸惑うことがります。

墨竹 寺崎廣業筆 その28
紙本水墨軸装 軸先象牙 鳥谷幡山鑑定二重箱入 
全体サイズ:横450*縦2160 画サイズ:横300*縦490



箱書には「昭和丁卯初冬幡山道人□題」とあり、昭和2年(1927年)の箱書で、寺崎廣業が亡くなってからおよそ10年後、鳥谷幡山が51歳頃の箱書です。

 

落款は三本廣業で、印章は「騰龍□?軒」の白文長方印が押印されています。落款と印章から、寺崎廣業が50歳の頃で、大正初期の作品と思われます。



竹石図 寺崎廣業筆と「落款と印章」はほぼ同一ですね。



簡素な作品ながら力量溢れる作品です。



竹の作品はよく描かれたのですが、今ではだんだん見なくなってきました。



次に帰省するのはお盆かな??


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