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お気に入りの作品 備前手桶花入 魯山人作

北大路魯山人の作品は今でも人気の的のようです。椿文の鉢、備前手桶花入、信楽の壺などが代表作でしょうが、その代表的な作品のひとつは古信楽の壺を模した作品があり、実際に古信楽の壺を石膏で型を取り作っているのは有名な話です。その作品の佳作を当方では所蔵しており、本ブログにも何度か投稿されています。

信楽灰被桧垣紋壺 北大路魯山人作
火土火土美房より購入品 共箱
高さ300*胴径235*口径135*底径135

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*「信楽灰被桧垣紋壺」の作品は思文閣を通して黒田陶々庵にて見てもらっており、真作であり肩にロの字があります。

本日はもうひとつの代表作と言える「備前手桶花入」の作品を紹介します。

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備前手桶花入 魯山人作
荒川豊蔵鑑定箱
全体サイズ:幅220*胴径約170*桶深158*高さ284

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外箱を作ろうかとも思いましたが、余計なコストをかけるより風呂敷が似合うImage may be NSFW.
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佳作と言えるこの作品の価値をさらに高めているのはその箱書きです。

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箱書きには「昭和甲寅春 斗出庵識」とあり、1974年(昭和49年)の春に荒川豊蔵(80歳)による箱書きされている作品です。昭和49年の新聞が養生紙として入っています。

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魯山人の手桶花入というと「京都国立近代美術館所蔵:備前手桶花入」、「世田谷美術館所蔵:織部手桶花入」、「有名飲食店所蔵:絵瀬戸手桶花入」と上げられますがいずれもが名品中の名品でしょう。

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この作品はそれらに比してもそれらを超える作品であり、備前の発色が魯山人先生の理想といえるものであろうと思います。本作品は魯山人の代表作ともいえる作品と判断しています。

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もはやこれを超える魯山人の作品は市場には見当たらないといっても過言ではないでしょう。これぞという作品に汗水たらして貯めた資金を投入することができるか否かが蒐集するものの胆力が試されるとき・・。

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最近、茶室の床に飾って愉しんでしたら家内が「子供が大勢で遊びに来ているので仕舞ってください。」だと・・・Image may be NSFW.
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作品は愉しめや楽しめ・・・Image may be NSFW.
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さてまた仕舞い込むか・・。

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最近はあらためて「お気に入りの作品」と題してリメイクの原稿を投稿していますが、意外にお気に入りの作品が多いことに気が付きました。欲深いものです・・・Image may be NSFW.
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