佐伯祐三について 「A PARISU 伝佐伯祐三画」
著名な佐伯祐三について、当方にある作品から考察してみましたので投稿します。冒頭にお断りしておきますが、本作品の真贋についてはおそらく贋作だろうという判断ですので、ご了解ください。週末なので気軽にお楽しみいただければと思います。 A PARISU 伝佐伯祐三画 油彩額装 右下サイン 裏面サイン 1928年作 誂タトウ+黄袋 画サイズP2号:横*縦 全体サイズ:横230*縦155...
View Article作品整理 再考 菅井梅関
菅井梅関は江戸後期における南画の画家ですが、南画最盛期でもあり、おそらく戦後まで贋作が横行し、本ブログにも投稿されている釧雲泉らとともに真贋の難しい画家でもあります。 当方での蒐集作品を整理したリストには下記の作品があります。明らかに出来の悪い作品(NO91)はすでに破棄か売却処分されているのか記憶になく、当方の手元にはないようです。 整理した「菅井梅関...
View Article虫の音 伊東深水筆 その6
先週末はちょっとお出かけ・・。 さて伊東深水は美人画家として著名ですが、花鳥画にも優れた画家でもあったようです。深水は美人画家の枠から脱皮すべく種々の葛藤から優れた作品を遺しており、そのひとつに花鳥画が挙げられますが、美人画の背景によく花草の絵が描かかれるなど、脇役的な画として伊東深水の植物を描いた作品は、それほど評価は高くなく市場では評価されているようです。...
View Article達磨図 その2 下村観山筆 その4
先週末は「鬼滅の刃」の映画へ・・・。最近の民放のドラマは「24時・・」、「科捜研」、「相棒」とマンネリ化と暴力的で面白くなく、NHK製作ドラマより数段劣るものばかり・・。アニメにも完全に負けているかも・・。 さて本日は下村観山が描いた「達磨 その2」(「達磨...
View Article松ニ鷹図 平福穂庵筆 明治11年(1878年)
息子は英会話の塾へ・・・・、家内が作った洋装でバットマン~~。 現在では我が郷里出身の画家である平福穂庵が描いた出来の良い真作を入手することは困難です。早く亡くなっていることから出来の良い作品数がもともと少ないこと、作品が大切に保管されていることが稀であることや贋作も多く存在することもその一因にあげられます。...
View Article横顔(小:仮題) 伊勢正義画 制作年不詳 その19
小生の衣服のボタンがとれると、その取り付けは息子の役目になっているようです。 さて郷里出身の画家である伊勢正義が女性を描いた作品は品格があっていいものです。本日はF0号という小さな作品の紹介です。 横顔(小:仮題) 伊勢正義画 制作年不詳 その19 油彩額装 誂タトウ+黄袋 F0号 額サイズ:横270*縦310 画サイズ:横140*縦180...
View Article再検証 平福百穂の怪しき作品群
4200日以上、作品数2500以上、本日の投稿まで日曜などの休日を除く毎日投稿してきた本ブログは、来週からは気の向くままの不定期な投稿になりますので、ご了解ください。 一昨日は月見・・・。 月見をするには段取りが要る・・。...
View Article大津絵 その19 女虚無僧 その2
現在、展覧会が東京ステーションギャラリーで「もうひとつの江戸絵画 大津絵」と題されて9月19日(土)から11月8日(日)まで開催されており、当方にも家内の友人からチケットが届ていていますが、未だに時間の都合がとれずに行けていません。今週末にでも行こうかと思っています。...
View Articleお気に入りの作品 婦人像 伊東深水筆
週末の土曜日は息子はプログラミングの教室へ・・。そのためか日曜日は大津絵の展覧会に出かけるつもりが家でお休みの予定でしがが、教室は一時間で終了し、内容も思いのほか簡単だったようです。そこで家内の段取りで急遽近場へドライブ・・。...
View Articleお気に入りの作品 臥乕之図 大橋翠石筆
本日の作品は遺すべき作品かどうか迷いぬいた挙句に遺すことにした作品です。 臥乕之図 大橋翠石筆 絹本着色軸装 軸先本象牙 自署鑑定共箱 全体サイズ:横640*縦2140 画サイズ:横490*縦1246...
View Article資料的価値 感恩講図巻 平福百穂筆 明治38年(1905年)11月発刊
今週は名古屋に日帰り出張でしたが、帰りの新幹線まで時間があったので敦井美術館を観てきました。楠部弥一の作品展を開催中でしたが、観ている時間が僅かでしたので所蔵作品の図録を購入してきました。日本画や堆朱などかなりレベルの高い所蔵作品には驚きました。 さて骨董の蒐集には美的観点からの蒐集意外に、稀にですが資料として重要な価値のある作品を入手することがあります。本日はそのような作品の作品の紹介です。...
View Article気軽に楽しめる作品 水墨瀬戸風景 藤井達吉筆
息子と小生との最近の会話には「鬼滅の刃」の用語が飛び交っていますが、息子はズボンにベルトを回し刀を差すことに夢中のようです。とうとう着物を着たいと言い出しました。 気分は「善逸」のようです。 当然小生は鬼・・、とくに無残・・・、ともかく切れられ役。 家の中で飽き足らない息子はとうとう外へ。 買い物へ・・。二本差しのとはいかないまでも・・。小生の真剣の刀にはまだ興味がないらしい...
View Article平野庫太郎との思い出の作品
週末は息子と家内の自作のシャボン玉・・。 本を参考にして材料から作ったらしい。 途中からシャボン玉の中に入りたくなったらしい。ともかくただ買う者より自分で作ったものが面白いもののようです。 さて手桶花入の作品はもともと若い頃から欲しいと思っていました。特に*魯山人の作品が欲しいと思っていたわけではありませんが、有名な作品ゆえイメージは持っていたと思います。...
View Articleお気に入りの作品 山水清音 不染鉄筆
最近東京ステーションギャラリーで展覧会もあり、今人気の不染鉄の珍しい水墨画らしい水墨画です。 山水清音 不染鉄筆 和紙水墨軸装 軸先象牙 共箱太巻二重箱 全体サイズ:縦1765*横590 画サイズ:縦950*横450 本ブログに紹介したように一度染み抜きして再表具しています。 再表具では絞め直しを指示していたのですが、表具師の勘違いで全面的に再表具してしまい、既存の表具布で再表具し直しています。...
View Articleお気に入りの作品 ガレナ釉筒山羊文大皿 伝バーナード・リーチ作
先週末の土曜日は息子の小学校の作品公開日・・。我が家の愛犬がモデルかな? よく特徴をとらえている・・?? 絵の才能は遺伝・・・ さて本日投稿する作品であるバーナードリーチの「ガレナ釉筒山羊文大皿」とえいば、有名なのは日本民藝館蔵の1952年作の作品です。 参考作品 ガレナ釉筒山羊文大皿 日本民藝館蔵 1952年 セントアイヴス...
View Articleお気に入りの作品 墨竹叭々鳥図 榊原紫峰筆
今週の月曜日は息子の土曜日の代休日・・。登山に詳しい小生を除いた家族で登山に出掛けたらしい・・。 市内で一番高い山? 標高300メートル程度・・、小生が学生時代の登山と一桁違う・・ それでも息子は達成感に浸っているようでした。スマホで「おばあちゃんの面倒も見るんだよ!」と伝えたら「了解!!」だと・・。返事だけはいつもいい・・...
View Articleお気に入りの作品 備前手桶花入 魯山人作
北大路魯山人の作品は今でも人気の的のようです。椿文の鉢、備前手桶花入、信楽の壺などが代表作でしょうが、その代表的な作品のひとつは古信楽の壺を模した作品があり、実際に古信楽の壺を石膏で型を取り作っているのは有名な話です。その作品の佳作を当方では所蔵しており、本ブログにも何度か投稿されています。 信楽灰被桧垣紋壺 北大路魯山人作 火土火土美房より購入品 共箱...
View Articleお気に入りの画家 中野山浅絳山水図 その2 蓑虫山人筆
2017年にインターネットオークションにてまくりの状態にて約2万円で落札した作品です。入手先は郷里の付近からです。本ブログでかなりの数の蓑虫山人の作品を紹介してきましたが、今ではインターネットオークションや郷里の骨董店でも作品は見かけなくなりました。作品の入手困難な画家の一人でしょう。 中野山浅絳山水図 その2 蓑虫山人筆 紙本淡彩軸装 軸先陶製 誂箱+タトウ 全体サイズ:横*縦...
View Article気になる画家 芙蓉双鴨之図 菊田伊徳筆
先週は庭に植木屋さんが来られて、3日間で庭木を剪定されていきました。ところが敷地境にある柚子の木はそのまま・・・。柚子の木には棘があり、また剪定しすぎると枯れてしまうので植木屋さんには厄介なしろもの。そこで自分でまずは道路側に実が落ちないようない切り取りました。...
View Article老松図 その2 平福百穂筆 大正年間
九州、四国、広島と日帰りで出張が続き 先週の最後はは仙台へ・・。さすがに札幌は取りやめましたが、どうも平常時に近い状態に乗り物は混んできています。細心のコロナ予防を心がける必要がありそうです。 平福百穂が松を描いた作品は本ブログで幾点になったのだろうか?...
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