氏素性の解らぬ作品 水墨二菩薩図 棟方志功筆
本日は棟方志功の「二菩薩」という作品の紹介です。棟方志功の「二菩薩」というと有名な代表作「二菩薩釈迦十大弟子」を連想する方が多いと思います。 水墨二菩薩図 棟方志功筆 紙本水墨額装 誂布タトウ+黄袋 全体サイズ:縦570*横750 作品サイズ:縦365*横540...
View Article改装完了 雷聲忽送千峰雨図 横井金谷筆 その8
本日は早朝より名古屋方面まで・・・・、友人の奥さんの告別式、そして会社の同僚の墓参りに参じることになりました。友人は小生と同じく奥さんを肺がんで亡くされたそうですが、意外に短い闘病期間であったようです。同僚の墓参りはコロナ禍で行けてなかったので、亡くなった後の業務報告を兼ねています。...
View Articleまとめてリメイク 表装予定 小松均 水墨画4点
小松均の水墨画らしき作品を各々まくりで、そしてまったく別ルートで蒐集した4作品です。各作品は本ブログで投稿済みの作品ですが、そろそろ表具しようかと思っている作品を改めて紹介します。 山・海・樹・石 四幅 小松均筆 前々からまくりの状態ではと気にしていた作品ですが、サイズが似通っているので、そろそろ四幅対の掛け軸に仕立てようと思っています。 富嶽図だけは絹本に描かれ、他は紙本です。...
View Article扇面富士 鈴木竹柏筆
本日の作品は本ブログに初めて投稿する画家の作品です。100歳を超える長寿の画家で今年の2月に亡くなっています。 扇面富士 鈴木竹柏筆 紙本着色扇面額装 共シール 誂タトウ 額サイズ:縦503*横687 作品サイズ:最大幅442*最大高さ223*扇面幅180 入手した時点では、熨斗でタトウが包まれていましたが、なにかのお祝いで頂いた作品でしょうか?...
View Article鯉 福田平八郎筆
小生のワイシャツのボタンがとれた場合の修理は小学校一年の息子の仕事・・・。 面白くてやっているのでしょうが、意外にうまく、小生よりうまいかもしれません。 さて父が存命していた頃、我が家の男子誕生の際に福田豊四郎氏に描いていただいた作品のひとつに下記の「鯉」の作品があります。 鯉 福田豊四郎筆 その8 絹本着色軸装共箱二重箱軸先象牙 全体サイズ:横725*縦1600 画サイズ:横564*縦486...
View Article氏素性の解らぬ作品(悪しき贋作) ピエロ 伝東郷青児画 1926年(大正15年)作 パリ
先週の土曜日は秋晴れの下、小学校の運動会・・。 本日の作品は贋作と判断していますが、私としてはサインさえなければ嫌いな作品ではありません。こちらも払った対価を回収すべく調べた事項を投稿します。 氏素性の解らぬ作品(贋作) ピエロ 伝東郷青児画 1926年(大正15年)作 パリ 油彩額装 右上サイン 共シール タトウ+黄袋 画サイズF6号:横412*縦530 全体サイズ:横558*縦677...
View Article源内焼 その123 (緑釉)山水文角皿 その2
土曜日の運動会の後は授業があったので、月曜日は振替休日。損したような得したような休みなのでしょう、家内と息子は公園へ行ったようです。 本日の作品である源内焼は基本的に鑑賞用に製作されたとされていますが、あきらかに小さ目の作品には揃いの器などがあり、実用品として注文されて作った作品も数多くあります。本日はそのように実用的でありながら充分鑑賞にも耐えられる作品のひとつを紹介します。 源内焼 その123...
View Article氏素性の解らぬ作品(悪しき贋作) 旗袍の姑娘 伝梅原龍三郎画 1943年(昭和18年)作
夕食の後は食器洗い・・。 さて本日の作品は「氏素性の解らぬ作品」と題していますが、贋作と判断している作品です。クレームの付かぬように作者不明としながら、共シール、鑑定シールなどを貼り付け真作を装いながらの販売やネットオークション出品が横行しているようです。なおネットオークションでは複数のIDから出品されているようですので益々要注意ですね。...
View Article試作? 鏡獅子(かがみじし) 伝平櫛田中作
本作品は平櫛田中作のよる鏡獅子(かがみじし) の試作とされる作品ですが、共箱等はなく詳細は不明です。 試作? 鏡獅子(かがみじし) 伝平櫛田中作 誂箱 高さ320*台座:幅382*奥行219 鏡獅子はご存知のように新歌舞伎十八番のひとつです。...
View Article野鼠 郷倉千靭筆 その4
展示室は秋の気配の合う作品に展示しています。 本日紹介する作品は郷倉千靭の作品ですが、郷倉千靭という画家を知ったのは、30歳の頃に母の実家である叔父のところを5月の連休に訪問した際に、床の間に掛けられていた作品である「鮎」を描いた作品を観た時からだと思います。 野鼠 郷倉千靭筆 その4 絹本着色軸装 軸先象牙 共箱 全体サイズ:縦2320*横620 画サイズ:縦1390*横420...
View Article改装完了 長崎派 虎図 & 酔李白図 蓑虫山人筆
自宅のパソコンは修理完了し、ブログの投稿はできるようになったのですが、未だにメール機能が回復せず・・ さて本日は痛んでいた掛け軸の修復を目的にした改装の紹介です。以前に紹介した長崎派?の「虎図」の作品ですが、痛んでいたので改装しました。 改装完了 長崎派 虎図 紙本水墨淡彩軸装 軸先骨 誂箱 印章在 全体サイズ:縦1741*横331 画サイズ:縦*横 改装する前の状態は下記の写真です。...
View Article呉洲方壺 河井寛次郎作 その1
本日はひさかたぶりに河井寛次郎の作品の紹介です。 呉洲方壺 河井寛次郎作 共箱 高さ110*幅140*奥行き135 棟方志功の作品と並べて展示したり、棟方志功の作品と愉しむには河井寛次郎の作品は必須ですね。...
View Article福聚大黒天尊像 伝平櫛田中作 昭和26年頃 その4(中)
作品を整理するのにアナログ的な資料は絶対に必要ですが、その主な理由は作品を複数同時に並べて調査する必要性が高いからです。むろん並行してこのブログや作品データのようにデジタル保存も検索スピードの面から必要です。 デジタル保存は入手と共に終了させているのですが、アナログ保存は順次プリントして整理しながら現在進行形です。再調査することも多く、真贋の判断も含めて進められます。...
View Article梅花遊禽 小杉放庵筆
作品の整理は骨董だけではありません。若い頃に自分で作った作品も・・・。 主に勤めに転勤が多かった頃に、盛岡市の木村捨次郎氏の南部窯や秋田市の平野庫太郎氏の保戸野窯で作った作品です。 息子が誰が作った作品なのか解るように・・。 変な作品と思われて打ち捨てられないように・・。 ありあわせの箱へ収納・・・。...
View Article氏素性の解らぬ作品 裸婦 伝澤田政廣画
熱海に澤田政廣記念美術館があり、以前に訪れたことがあります。叔父が所蔵していた澤田政廣の聖観音像を見せていただいたことがあり、興味深く作品を鑑賞してきましたが、澤田政廣の絵画に興味を持ったのこの来館の時からです。...
View Article改装完了 遊女立姿図 月岡雪鼎筆
現在終盤に差し掛かってきた「表具が痛んでいる作品の改装」の作品です。本日の作品のように古い作品の表具直しはその材料を生かしたまま改装することがあります。 *冒頭の写真の手前は古備前の緋襷船大徳利です。 遊女立姿図 月岡雪鼎筆 絹本着色軸装 軸先木製 極箱入 全体サイズ:横440*縦1745 画サイズ:横343*縦911...
View Article菱の沼(仮題) 酒井三良筆 その15
家人以外は鑑賞する者もない我が家の展示室に小さくてかわいい訪問者・・。我が息子は女性に人気? 否女性にうまく扱われているような気がします。実に恐ろしきは麗しき女性也・・。...
View Article菊二美人之図 岡本大更筆 大正4年(1915年) その6
菊二美人之図 岡本大更筆 大正4年(1915年) 絹本着色軸装 軸先鹿角 東都華亭 大正6年識箱 壽禄堂主人旧蔵 全体サイズ:縦2150*横525 画サイズ:縦1225*横355 岡本大更の画歴は下記のとおりです。 ****************************************...
View Article良寛 遊び唄 小杉放庵筆 その7
小杉放庵の作品は区別すると南画風の山水画、昔物語を題材にした作品、主として本ブログで最近紹介した鳥を題材とした花鳥画が挙げられますが、もっとも代表的な作品群は良寛を描いた作品なのかもしれませんね。 良寛 遊び唄 小杉放庵筆 紙本水墨淡彩額装 共シール タトウ+黄袋 P10号 全体サイズ:横710*縦590 画サイズ:横530*縦409...
View Article福聚大黒天尊像 平櫛田中作 昭和47年作 その5(中)
本日は平櫛田中作の「福聚大黒天尊像」、その5となります。入手理由はその共箱にあります。 福聚大黒天尊像 平櫛田中作 昭和47年作 その5(中) 昭和47年(1972年) 101歳作 共箱 作品サイズ:高さ160*幅160 「福聚大黒天尊像 平櫛田中作」と称する作品には粗悪な贋作やブロンズ像がありますが、そちらには興味を持たないほうがいいでしょう。...
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