墓参りに先立ち、郷里の自宅などの掃除を依頼している家のクリーニングをする業者に男の隠れ家にある蔵の内部を掃除してもらっています。
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蔵の細部は最低限の手直しは施しており、外部からの虫や埃の侵入は防げるようにしてありましたが、細かい隙間からゴミや虫が侵入してきているためです。蔵は通風が良いのですが、代わりに細かい侵入物が多い・・。
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不用心であり、すでに多くの作品は整理し、たいした作品は残っておりませんが、残り少ないものから漆器をチェックしていたら下記の作品を見つけました。
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どうも20客揃いの朱塗りの椀類の揃いのひとつのようです。他に二つの箱(本ブログにて紹介済)があり、各々に椀が収納されていたのですが、どうもそれらと揃えた20客揃いであることが分かってきました。
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出来からほぼ同時期の作品と推定され、作りも似通っているからです。これは当方の実家で揃えたもののようです。とりあえず揃いを確認してお盆の帰省時に全てを揃えて一緒にしようと思います。
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下記の箱が他の20客揃いの箱です。2種とも同一の箱の収められ、今回の作品と同様で、箱には同一人物による書付がなされています。
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数が多くなると仕分けで別々になる可能性があり、当方も注意さなくてはならないようです。
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ありそうでないのが、漆塗りが丁寧に施されている漆器です。日本産の漆が少なくなる原状ではますます大切にしていく必要があると思います。磨けば磨くほどに、時間経過と使用頻度が重なるほどに味が出てくる作品です。
漆の重ね塗りが丁寧で深い味わいがいいですね。このような深い味わいのある丁寧な漆器は数が少ない・・・。
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さて本日の作品の紹介です。野間仁根の色紙の作品ですが、色紙としては3作品目の紹介となります。
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*展示室の階段に飾ってみましたが、右の飾り棚の作品は棟方志功の作品と今泉今右衛門の作品です。
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丁丑歳夏 野間仁根筆 その5水彩色紙装 黄袋+タトウ 画サイズ:縦270*横240
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「丁丑歳夏□□為 押印(朱文白方印「仁根」)」とあり、1937年(昭和12年)、36歳頃の作と推定されます。38年から翌年にかけて臨時召集され中国で兵役についていることからその前年の作となります。裏には「野間楽々? 仁根畫 押印」とあります。
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まだ若い頃の作品のようで、この頃には新聞連載小説の挿絵を描いていたようです。
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野間仁根の作品では、戦後のきらびやかな色彩と骨太な筆触でユーモラスで幻想的な薔薇や風景の作品が人気がありますが、このような自然に目を向けるスケッチ風の作品も魅力があります。
作品中や裏にある書付は下記の写真の通りです。誰かの依頼出描いたのでしょうか?「為」という語句がありますが、詳細は不明です。この後、前述のように1938年から翌年にかけて臨時召集があり、中国にて兵役についています。
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入手時からちょっと洒落た額に収まっていました。色紙の作品の額はありきたりの既製品の額ではなく、いろいろと探して似合う額を探してみるのも愉しみのひとつですね。
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とうとう飾るところがなくなり、階段室まで絵を掛けるようになりました。欧米のように狭しと飾るのは、センスがよくありませんね。日本には余白という美の感覚があります・・・・。

蔵の細部は最低限の手直しは施しており、外部からの虫や埃の侵入は防げるようにしてありましたが、細かい隙間からゴミや虫が侵入してきているためです。蔵は通風が良いのですが、代わりに細かい侵入物が多い・・。

不用心であり、すでに多くの作品は整理し、たいした作品は残っておりませんが、残り少ないものから漆器をチェックしていたら下記の作品を見つけました。

どうも20客揃いの朱塗りの椀類の揃いのひとつのようです。他に二つの箱(本ブログにて紹介済)があり、各々に椀が収納されていたのですが、どうもそれらと揃えた20客揃いであることが分かってきました。

出来からほぼ同時期の作品と推定され、作りも似通っているからです。これは当方の実家で揃えたもののようです。とりあえず揃いを確認してお盆の帰省時に全てを揃えて一緒にしようと思います。

下記の箱が他の20客揃いの箱です。2種とも同一の箱の収められ、今回の作品と同様で、箱には同一人物による書付がなされています。

数が多くなると仕分けで別々になる可能性があり、当方も注意さなくてはならないようです。

ありそうでないのが、漆塗りが丁寧に施されている漆器です。日本産の漆が少なくなる原状ではますます大切にしていく必要があると思います。磨けば磨くほどに、時間経過と使用頻度が重なるほどに味が出てくる作品です。
漆の重ね塗りが丁寧で深い味わいがいいですね。このような深い味わいのある丁寧な漆器は数が少ない・・・。

さて本日の作品の紹介です。野間仁根の色紙の作品ですが、色紙としては3作品目の紹介となります。

*展示室の階段に飾ってみましたが、右の飾り棚の作品は棟方志功の作品と今泉今右衛門の作品です。

丁丑歳夏 野間仁根筆 その5水彩色紙装 黄袋+タトウ 画サイズ:縦270*横240

「丁丑歳夏□□為 押印(朱文白方印「仁根」)」とあり、1937年(昭和12年)、36歳頃の作と推定されます。38年から翌年にかけて臨時召集され中国で兵役についていることからその前年の作となります。裏には「野間楽々? 仁根畫 押印」とあります。

まだ若い頃の作品のようで、この頃には新聞連載小説の挿絵を描いていたようです。

野間仁根の作品では、戦後のきらびやかな色彩と骨太な筆触でユーモラスで幻想的な薔薇や風景の作品が人気がありますが、このような自然に目を向けるスケッチ風の作品も魅力があります。
作品中や裏にある書付は下記の写真の通りです。誰かの依頼出描いたのでしょうか?「為」という語句がありますが、詳細は不明です。この後、前述のように1938年から翌年にかけて臨時召集があり、中国にて兵役についています。


入手時からちょっと洒落た額に収まっていました。色紙の作品の額はありきたりの既製品の額ではなく、いろいろと探して似合う額を探してみるのも愉しみのひとつですね。

とうとう飾るところがなくなり、階段室まで絵を掛けるようになりました。欧米のように狭しと飾るのは、センスがよくありませんね。日本には余白という美の感覚があります・・・・。