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Channel: 夜噺骨董談義
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砧?青磁 陽刻蓮紋合子

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先週末は初めての蓼科にて泊りがけで社員の親睦ゴルフで、当方は三週間連続での週末休みがつぶれており、ブログの原稿の整理が追いつかないし、改修計画が進みません ただ設計の友人もまた街づくり?とかいってカンボジアに渡航中

ゴルフ好きは娯楽のようなものでしょうが、当方はゴルフは年に2回が普通・・・、仕事の延長のようでしかありません。今年はこれで3回ですので打ち止めです。

収穫は宿泊した施設の再考をしなくてはいけないと感じたことです。そのことを検討し、報告してきた社員がいないというのはさびしいかぎりです。問題意識や行動力に乏しい・・??。

さて青磁は龍泉窯の砧青磁が最高峰ですが、本日は砧系の色調である青磁の作品です。

砧?青磁 陽刻蓮紋合子 
古箱入
口115*高台径53*高さ42



本作品は砧が正しい分類なのか、はたまた影青に分類するのがいいのか、また別の分類なのかは当方には判断しかねるところです。売り先の説明は影青の青磁でしたが?



青磁の文様のある作品は刻まれた筋に釉薬がたまり、そこだけ少し色が濃くなり、なんとも静謐にして艶かしい様相となります。青磁ではその文様が花の文様となり珍重されています。



本作品の産地および時代は不明ですが、濃い青の青磁はなかなか魅力的です。明か清朝? 景徳鎮?、



古い龍泉窯の砧青磁ならかなりの貴重品ですが、本作品は時代は古くともせいぜい明であり、清朝の可能性が高い龍泉窯の作品と推察しています。




合子なので、普段使いの薬味入にいいようです。古さもあり、きれいなので普段の茶会の香合にもいいかもしれません。家内は気に入ったようです。



砧青磁の謂れは以前に投稿して説明済みですし、本ブログの読者はご存知と思うので省略しますが、砧青磁はは中国の南宋前期時代、龍泉窯で焼かれた、やや濁りがあって青味の強い青磁釉の総称です。現代では青磁釉の組成に微量の銅化合物を添加することで、深みのある砧青磁釉が得られることが解明されているとのことです。模倣品が数多くあるようですので、高い値段での購入は素人は論外のようです。

古そうな箱入です・・、といってもおそらく明治期まで・・。



青磁は世界は美しいものですが・・。



骨董というのは常に存在価値というものを問わなくてはいけません。会社の機械、施設や部署も同じ、必要ならそれはコストに見合ったどういう価値観からが大切であり、きちんと説明責任を伴うものです。説明責任を果たせない人が多い

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