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Channel: 夜噺骨董談義
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蛙之図 伝高橋草坪筆 その2

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先週末は家内の実家にて・・、小生が南京豆が好物ということで、家内の両親が今年は作ったらしい。採ってきて干して、剥いて、焼いて・・、大変な手間ですね。



本日の作品には「草坪雨 押印」と落款にあり、「草坪」の朱文白方印が押印されていますが、当方には高橋草坪の資料は乏しく、印章や落款の確認はまだできていません。ただ「お化けと草坪には会ったことがない。」と言われるほど高橋草坪の真作は少なく、贋作の多い画家として著名?です。



本作品についても真作云々というよりも、愉しい作品、愉しむ作品として鑑賞したほうがよいと考えて入手した作品です。欲を言うなら落款や印章がないほうがよかったと思っているくらいですが・・。

蛙之図 伝高橋草坪筆 その2
紙本水墨淡彩軸装 軸先木製塗 合箱
全体サイズ:縦1840*横340 画サイズ:縦1170*横260



二本差しの蛙・・、風刺画の絵のようでもありますね。刀が折れ曲がっている??

落款部分を入れないで切ってしまって無落款の額装の作品にいたい衝動に駆られますが・・・。



本ブログには蛙の作品は意外と多いと思います。蛙は「福に変える」、「無事帰る」など縁起物の画題でもあります。愉しい作品、愉しめる作品が多いように思えます。

雨蛙之図 田中以知庵筆

蝦蟇仙人 伝円山応挙筆



晩涼 西山翠嶂筆

緑釉竹二蛙細工香筒

蝦蟇仙人 寺崎廣業筆

蛙図清朝染付徳利

唐美人と蛙図 神原鳳章斎筆

夏炉冬扇 伊藤弥太筆

蛙の音楽隊 福田豊四郎筆

ユーモラスな蛙の作品を意識して集めた訳ではないので、蛙の作品にはユーモラスな作品が基本的に多いということなのでしょう。

蛙をテーマにした展示なども面白いかもしれまえん。どこかの美術館でも企画したら面白いと思うのですが・・。




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