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Channel: 夜噺骨董談義
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三島海老紋様高台鉢

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昨日は護国寺のお茶会に行ってきました。家内が習っている遠州流の先生がお席を初めてもたれるということでお弟子の皆さんは猛練習のようでした。



あいにくの雨でしたが、お席は盛況で好評だったようです。



丁寧なお点前、席主自らのお道具の説明などもてなしの細やかさが好評の一因という評価のようです。



遠州流はいつでも人気のようです。雨の中にやってくる茶人は、まるで雨の日のゴルファーのよう・・・。

小生はお茶会の後で、耳の調子が思わしくなく、急遽帰宅し休日担当医に駆けつけました。航空性中耳炎?? やはり金曜日の医者はかなりのやぶ医者であったようです。的外れな治療に薬・・・ エアが通ったらだいぶ楽になりました。

本日の作品はお年寄りの多いお茶会を観ていたら、なにや海老の作品を投稿したくなりました。

三島海老紋様高台鉢
杉古箱入
口径278*高台径53113*高さ100



説明には「李朝中期」とありましたが、詳細は不明です。李朝と題すれば売れるからでしょうか? 



胎土の上の白い土を塗り、それを削って文様を出し、透明釉を掛けて焼くという三島手の技法で作られているようです。



海老は「ひげ長く、腰曲がるまで」という長寿をあらわす吉祥文様です。このような作品が李朝の三島手にあるかどうかは不明ですが、いかにも李朝三島でございますという作品よりは、実に面白い。



やや古そうな箱に入っていますが、さて制作年代、時期やいかに・・・・?



豪快で味があって、近代作としてもなかなかの優品ですね。



高台内のかいらぎも立派・・。






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