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Channel: 夜噺骨董談義
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塗り物椀補修完了

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家内の実家の玄関に飾ってある菊の花。親戚の方が手入れをしていて、飾ってくれるらしい・・。



見事な菊の華・・、時期が来るともって帰るという・・・



菊の花でおもいだしたのが、漆の器・・。

自宅に古くからあり、母が大切にしていた輪島塗津軽塗の蓋付椀を補修を依頼して、このたび仕上げってきました。

母が「補修」とメモした紙と一緒に収納していたのを発見して、輪島と弘前の補修をしてくれる工房を探して依頼しました。

費用は下記のとおりです。

輪島塗の補修明細

①蓋  4 縁欠け           ¥ 6000
②蓋  5 縁欠け 内側塗り直し    ¥15000
③蓋  2 上面側面 部分修理      ¥2400
④椀  1 割れ修理           ¥3000
⑤椀  3 縁欠け            ¥6900
⑥椀  6 内側塗り直し        ¥12000
   ¥45300(送料別)→最終金額¥46,900

10人揃いに器が艶も出てきれいに直ってきまいした。補修が必要でない残りの10人揃いと帰省したら比較してみようかと思っています。




津軽塗の補修明細
・椀と蓋・・・・・22組
・蓋・・・・・・・・1枚(サービス 無料)

1組単価 5,000円×22組     ¥110,000
消費税                  ¥8800   
送料                    ¥972
合計              ¥11,972



こちらは20人揃いで直しましたので、費用がかさみました。

座敷のある家には30人揃いの器が各種、家にあったものです。法事やお祝いには自前で揃えて使用したり、親戚同士で貸し借りして、近所の方の手伝いを伴って使ったものです。今ではそのような付き合いが無くなり、斎場で代行するようになりました。それとともに揃いの器も骨董市に並び、その数もどんどん少なくなりました。



地方の衰退の象徴のようにも考えられますが、私はそのような器もまた大切にしていきたいと思っています。冒頭の菊の花もしかり、近所づきあい、親戚づきあいがどんどんなくなってきていますが、根本は少子高齢化が最大の原因でしょうね。

手入れを続けた歴史を積み重ねる器は気高ささえ感じれるもの。



なにも対策を打てない政府・・・、消費税増税延期で総選挙??? 少子化対策予算も見送り?? なにもメッセージにない与党、だらしない野党など政治は国民を愚弄するにもほどがあるというもの・・。

今さらながら国民は政治に頼らない賢さ、したたかさが必要です。円高、株高、物価高など世の中の動きを一歩早く読み取る対応が必要です。

ただ、高齢者、小育て支援という弱者保護の施策は国の義務・・。


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