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Channel: 夜噺骨董談義
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2014年12月 保戸野窯

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帰省に際して、秋田市に立ち寄り保戸野窯に立ち寄りました。平野庫太郎氏としばし歓談・・。



いつもの飲み慣れた器で・・・・。この湯呑みとコーヒー碗はお勧めですよ。




皇太子殿下が秋田県立美術館を訪れたことをなど・・。そう、平野庫太郎氏が館長を務める秋田県立美術館を皇太子殿下が訪れ、平野庫太郎氏がご案内、そして休息時には保戸野窯の平野庫太郎氏作の湯呑みでお茶を飲まれたとのこと。



そのお茶碗が上の写真の実物・・。三碗を用意しておくらしい。休息時の部屋には先生の作の花瓶が飾られたようです。



実に品の良い湯呑みですね。ひとつ欲しいものです。

製作と同時期に平野氏のお父上が亡くなりたいへん忙しかったとのこと。そんな多忙時にさらに、お茶会の総会?用に数茶碗(記念品で関係者に配るものらしい)の製作を頼まれ非常に苦労したとのこと。



その見本用のお茶碗が下記の写真です。



その製作時に見本として作られたお茶碗の中で小生が気に入ったのが「釉裏紅」のお茶碗です。



先生にとっては満足にいく作品ではなさそうでした。この釉裏紅は実に発色が難しいのです。もちろん現代ではこの釉薬で製作はされています。日本や中国景徳鎮など数多く作られているいるようですが、「品の良い」作品は皆無といってよいでしょう。そう「品の良い」というのがなかなか陶磁器にはないのです。これが骨董の目利きの一番のポイントなのでしょうね。

先生に頼み込んで家内と二人で選んだ二作品を格安で譲って頂きました 
「・・で二つ」「勝手に値段まで決めるなよ~」だと・・。



気に入った器で気ままな時間を過ごす・・、そんな贅沢をしてみていい年齢です。



電車の出発時間までのしばしの歓談・・、しばし会わない間にも人にはいろんなできごとがあるものです。

皇太子殿下は帰り際に「赤は難しいですよね」と感想を言われたようです。さすがによく解られている




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