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Channel: 夜噺骨董談義
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雪に備前と戯れる

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本来ならば夏に水を打って愉しむ備前なごどの焼締に分類される作品を雪の中に放り込みたくなるのはなぜでしょう?

まずは古備前の壷



高温で焼成される備前の器を冷たい雪の中へ放り投げる快感。熱くなる自分を雪の温度で冷やすかのよう・・。



次に古信楽の壷。



雪という無垢の世界にまったく正反対の景色の壷を対比するのも愉しみです。



炎の中で降り積もる灰、雪と灰との対比もまた壷の美しさを引き立たせるかのようです。



場所を変えて釜印のある備前の壷。



飾らず実直な焼き物、己ではなんともならず、炎に任せた己の生・・。



その潔さが雪の中で映える。時間があれば雪の夜の照明の中で撮影したいものです。



兼重陶陽の蓮葉盆。



雪にあたる陽射し・・、なんとも言われぬ見事な作品です。



今にも壊れそうな薄い作りで雪の柔らかさがそれを受け止めてくれることを可能としています。



このような作品を作れる人はあとにも先にももういない。







時間があればもっと雪と戯れていたい。















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