Quantcast
Channel: 夜噺骨董談義
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2933

鍾馗之図 無銘

$
0
0
家内のお茶の先生から古田織部展のチケットをペアで頂きました。ところが当日、家内がすでにその展覧会に出かけていました



帰宅すると家内が「良かった~、桃山の茶道具ってすごいね!」だと・・・
仕方がない、一人で見てくるか~~


一昨日は同業者の社長たちと溜池のホテルで会食・・、車の話やら、骨董談義やらで大いに盛り上がりました。水素自動車の未来を予約した御仁がいる・・、なんと2年後の納車・・・
72歳で2歳の子ども、・・しかも3人目、・・負けた

さて本日は鍾馗・・・。

20年以上前現場に従事した頃、魔除けのつもりで部屋に鍾馗様の絵を飾っていました。盛岡の骨董店で見かけた無落款の掛け軸でぼろぼろで古いものですが、表具を改装して額に入れていました。幾つかの現場が大過なく終わらせることができたのもこの鍾馗様のおかげかもしれません。

鍾馗之図 無銘
紙本水墨軸装 軸先木製 合箱入
全体サイズ:縦1360*横480 画サイズ:縦530*横380



上記の鍾馗様の作品を見かけたとある方が欲しいと再三頼まれました。お世話になった方でもあり、渋々差し上げることにしました。都内の邸宅の玄関に飾ったそうですが、孫が怖がって困ったと言っていました。今はどうなているのでしょうか?



それ以降、機会あるごとに鍾馗様の作品は購入しています。御利益はそれなりにあったろうと思っています。



男というものは神様とか魔除けとかに意外と弱い・・。神棚も年末は飾りつけは男の仕事になる。



ついでに七福神も・・。



ついつい飾ったものが神様扱いとなる・・。



家々には古くから神棚があった。上に人が上がるのスペース・・、かつ家の中心、光の当たるスペース。もちろん向きも決まりがある。



古い家にはそれなりの風格がある。



神棚の周囲は広くとる。



神棚、仏壇を家に置かなくなってから、日本の家はおかしくなった。

「お~い、幸紀、起きてるか?」 「ん? パパ、どこから呼んでるの?」



おっと、これは酒の神



階段を上ったところにも神を祀る



これは天井裏にあった掛け軸・・、大津絵の初期の仏画??  まさかね~。こんな作品がたくさん・・・。



まだまだ布袋様や恵比寿様・・・、自分ながらよくもこれだけ祀ったものと・・。





年末年始にはあらゆる方向に神を奉り、拝むのもの・・、自分の力だけではなんともならぬものへの崇拝が謙虚さをもたらす。自分の足元を見つめて日々、真面目に実直に過ごすことの大切さを学ぶ。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2933

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>