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Channel: 夜噺骨董談義
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天啓赤絵銘入草花蝶紋歪皿

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コンビニの引渡し検査・・。



「どう、出来上がり具合は?」 「いいじゃない」というオーナーの感想です???



イートインもお気に入りのようでした。



本日は黄色の蝶が印象的な面白い形をした大き目のお皿です。

天啓銘入草花蝶紋歪皿
古箱入
幅217*奥行*高台径*高さ71



明末から清初にかけては官窯が衰退しており、民窯の作品が盛んに作られ、江戸初期の日本の茶人に愛用されて、多くの作品が日本からの注文で輸入された。その中には日本から型を送り、注文に応じた作品が作られたと言われています。



本作品はその中でも数が少ない天啓赤絵の銘の入った作品です。



天啓赤絵の約束事である虫喰いは写真では見えにくい部分ですが、少ないながら発生しています。



「砂付高台、高台内の鉋」という古染付にならった点はさらには顕著ですが、注文品のような香炉などにはないことも多いようです。



天啓赤絵を初め、南京赤絵、古染付、明末赤絵という作品群はコピー作品が多いので最終的なジャッジは小生もう少し経験を要します。今ではコピー作品を作るほどの人気も価格も高くないので気軽に蒐集できる分野です。



いずれにしても愉しそうな器です。その辺の骨董市で1000円くらいで売っていそう・・・。



大き目の皿・・。何に使おうかな・・・。カレーライスの皿が良さそうです。

「天啓銘入」の作品であって、「天啓赤絵」とは断定していませんので勘違いのなきように願います。

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