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Channel: 夜噺骨董談義
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源内焼 その52 三彩陽刻菊紋鉢

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週末はまたまた倉庫改修の打ち合わせ。茶室の入り口に庇がつきました。



それらしい格好になってきました。狭くて入りずらい入り口はひと工夫・・。あとでのお楽しみ・・。

屋根裏の打ち合わせ・・、思ったとおり狭い。



吹き抜けとの取り合いは・・、大工さんと設計と小生でああでもない、こうでもない・・、アイデアを出すことが大切。



茶室の棚の高さの最終確認。



柱の盛り替えも完了し断熱材の充填。



屋根裏からなにやら昔の武器??? 



天秤棒が出てきて使い方の講習・・。「ここさな、米袋ぶら下げでよ。こっちに錘ぶらさげで量るのださ。」「おめ~、どこの出身だ? なまってるべ。」「ん?」



本日はまたまた源内焼の作品・・、源内焼の魅力のひとつに洋式の紋様と和式の紋様の絶妙な対比があります。その魅力を備えた本作品です。

源内焼 その52 三彩陽刻菊紋鉢
合箱
口径204*高台径102*高さ90



緑釉を基調とした三彩の源内焼。源内焼の資料には見られない図柄で希少な図であろうかと思われます。連鉢では見かけますが、飾り用を主目的とする源内焼で実用性のある単体の深い鉢もまた珍しい。



これほど完全な状態で遺っている源内焼の作品は非常に少なく、本作品は高台周りの窯傷以外はほとんど無傷です。



深さのある鉢でその見込みに三輪の菊の絵があります。



周りには口縁まで独特の紋様です。菓子鉢にしてお薄で一服・・、さ~、愉しみあれ。



源内焼の面白味のひとつは西洋的なデザインと日本的なデザインがひとつの器に凝縮されているところだと思います。

源内焼ならなんでもいいというわけではありません。



この紋様の発想はどこから・・・。いずれ地方訛り以上の言葉の違いのある異国文化との交流 「ん?」

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