朝5時に起きて仏壇の水を替え食事を供えて拝んでいると、毎朝のように息子が起きてきて隣で一緒に手を合わせています
それから食事3人で食事、出勤時には外まで必ず見送って「バイバイ」と手を振ってくれます。なかなかできた息子のようで・・・
そういえば「必ず」というルーテイーンが日々人にはあるようで、小生は出かける準備の背広のアイロンプレス、靴磨き、ワイシャツ・ネクタイ選びは自分でやります。皆さんはいかがでしょうか?
さて長井一禾の作品も「その6」となります。今回は軸装されていない「まくり」の状態で入手した作品です。憎たらしいような鴉を描くというこの画家・・、ちょっと変わり者ですかね? マンガチックな掛け軸というのも面白いではありませんか。
鴉にもなにかルーテイーンワークがありそう・・。
桐ニ鴉図 長井一禾筆 その6
絹本着色軸装 まくり
画サイズ:縦125*横410
与野駅前で最近回転したメロンパン屋さん・・。行列できていたので並んでメロンパンを購入し、並んで待つのに疲れて近くのベンチで休んでいたら、一羽の鳩が舞い降りてきて、まるでパンを催促してるようなので、仕方なく買ったばかりのパンをちぎって息子と一緒に鳩に与えていると、どこからか別の鳩がやってきてどんどんその数が増えてきました。
息子は大いに喜んで「あ~」と「う~」とか大はしゃぎ・・。その姿がかわいいので周りの注目を浴びはじめたのですが、当方は買ったばかりのパンが無くなりそうなので一目散に退散。多勢に無勢
鳩はおとなしくていいですが鴉はちょっと怖いですね。
本作品のように鴉以外の木々をきちんと描いている作品は長井一禾の鴉を題材にした作品には少ないものです。書き込みの有る作品のほうが、当たり前のようですが見応えがあります。少し同じ画家の作品が集まりだすと余裕を持っていい作品だけに絞り込むことができるようになるようです。
鴉は桐の木に巣を作ることがあるようです。
桐は古くから良質の木材として重宝されており、下駄や箪笥、箏(こと)、神楽面の材料となります。また、伝統的に神聖な木とみなされ、家紋や紋章の意匠に取り入れられてきました。日本国内でとれる木材としては桐は最も軽く、また、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があり、高級木材として重宝され、箏や箱、家具、特に箪笥の材料として用いられることが多く、桐箪笥といえば高級家具の代名詞です。掛け軸の保存箱にも使われます。
かつて日本では女の子が生まれると桐を植え、結婚する際にはその桐で箪笥を作り嫁入り道具にするという風習もあったそうです。成長が早いためこのようなことが可能なのでしょう。また発火しづらいという特徴もあるため、金庫などの内側にも用いられるそうです。日本各地で植栽されていましたが、需要の高まりや産業構造の変化により北米、南米、中国、東南アジアから輸入されることも多いようです。
さて、家内の実家の倉庫にあった桐の長持ち・・・、倉庫改修時にいかにリサイクルするかがまだ課題に残っています。全部で四つある・・、箪笥タイプも4つ、こちらは箪笥にしか用いられない。長持ちも無くなりつつある日本の道具のひとつ・・。
さて本作品を描いた長井一禾は平福穂庵に師事し、円山派の画法を学んでいます。よってたらしこみのような技法を用いています。
大隈重信から「鴉博士」の称号を贈られたり、石油会社の社長になったり、フェノロサの帰国記念の絵画の製作を依頼されたり、宮内庁お買い上げになったり、鴉の研究では世界に名を成したり、画家として一禾の描く鴉は当時、望月金鳳の狸、大橋翠石の虎とともに並び称せられたりとずいぶんと活躍した御仁のようですね。
長井一禾の作品は贋作は多少あるのでしょうが、確実でいい作品(高価な作品ではありません)を集めるなら、長井一禾、天龍道人という鴉や葡萄をなどを描き特定の題材に一芸に秀でた画家の作品を集めることも良いことのように思います。
それから食事3人で食事、出勤時には外まで必ず見送って「バイバイ」と手を振ってくれます。なかなかできた息子のようで・・・
そういえば「必ず」というルーテイーンが日々人にはあるようで、小生は出かける準備の背広のアイロンプレス、靴磨き、ワイシャツ・ネクタイ選びは自分でやります。皆さんはいかがでしょうか?
さて長井一禾の作品も「その6」となります。今回は軸装されていない「まくり」の状態で入手した作品です。憎たらしいような鴉を描くというこの画家・・、ちょっと変わり者ですかね? マンガチックな掛け軸というのも面白いではありませんか。
鴉にもなにかルーテイーンワークがありそう・・。
桐ニ鴉図 長井一禾筆 その6
絹本着色軸装 まくり
画サイズ:縦125*横410
与野駅前で最近回転したメロンパン屋さん・・。行列できていたので並んでメロンパンを購入し、並んで待つのに疲れて近くのベンチで休んでいたら、一羽の鳩が舞い降りてきて、まるでパンを催促してるようなので、仕方なく買ったばかりのパンをちぎって息子と一緒に鳩に与えていると、どこからか別の鳩がやってきてどんどんその数が増えてきました。
息子は大いに喜んで「あ~」と「う~」とか大はしゃぎ・・。その姿がかわいいので周りの注目を浴びはじめたのですが、当方は買ったばかりのパンが無くなりそうなので一目散に退散。多勢に無勢
鳩はおとなしくていいですが鴉はちょっと怖いですね。
本作品のように鴉以外の木々をきちんと描いている作品は長井一禾の鴉を題材にした作品には少ないものです。書き込みの有る作品のほうが、当たり前のようですが見応えがあります。少し同じ画家の作品が集まりだすと余裕を持っていい作品だけに絞り込むことができるようになるようです。
鴉は桐の木に巣を作ることがあるようです。
桐は古くから良質の木材として重宝されており、下駄や箪笥、箏(こと)、神楽面の材料となります。また、伝統的に神聖な木とみなされ、家紋や紋章の意匠に取り入れられてきました。日本国内でとれる木材としては桐は最も軽く、また、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があり、高級木材として重宝され、箏や箱、家具、特に箪笥の材料として用いられることが多く、桐箪笥といえば高級家具の代名詞です。掛け軸の保存箱にも使われます。
かつて日本では女の子が生まれると桐を植え、結婚する際にはその桐で箪笥を作り嫁入り道具にするという風習もあったそうです。成長が早いためこのようなことが可能なのでしょう。また発火しづらいという特徴もあるため、金庫などの内側にも用いられるそうです。日本各地で植栽されていましたが、需要の高まりや産業構造の変化により北米、南米、中国、東南アジアから輸入されることも多いようです。
さて、家内の実家の倉庫にあった桐の長持ち・・・、倉庫改修時にいかにリサイクルするかがまだ課題に残っています。全部で四つある・・、箪笥タイプも4つ、こちらは箪笥にしか用いられない。長持ちも無くなりつつある日本の道具のひとつ・・。
さて本作品を描いた長井一禾は平福穂庵に師事し、円山派の画法を学んでいます。よってたらしこみのような技法を用いています。
大隈重信から「鴉博士」の称号を贈られたり、石油会社の社長になったり、フェノロサの帰国記念の絵画の製作を依頼されたり、宮内庁お買い上げになったり、鴉の研究では世界に名を成したり、画家として一禾の描く鴉は当時、望月金鳳の狸、大橋翠石の虎とともに並び称せられたりとずいぶんと活躍した御仁のようですね。
長井一禾の作品は贋作は多少あるのでしょうが、確実でいい作品(高価な作品ではありません)を集めるなら、長井一禾、天龍道人という鴉や葡萄をなどを描き特定の題材に一芸に秀でた画家の作品を集めることも良いことのように思います。