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Channel: 夜噺骨董談義
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源内焼 その59 三彩六角天女文水注

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埃の様な黒い斑点は完全にきれいになり、陽刻の見事さが浮かび上がります。

源内焼 その59 三彩六角天女文水注
合箱
最大幅*胴幅100*高さ163



このような容器も源内焼では作成されており、状態の良い非常に珍しい源内焼の水注です。



取っ手や注ぎ口の付いた陶磁器の作品の製作は非常に難しいものです。



いくつか皿や鉢以外の作品も源内焼にあります。



売られている方は源内焼との確証は無かったようですが、彩調から源内焼に相違ないようです。



汚れ?はどこまで落ちるかですね。



実用性よりも装飾性を重んじてきてる源内焼ですので、この装飾性が鑑賞のポイントになります。



煎茶道具? 紹興酒なんかを入れてもいいかな?



大皿の評価、特に地図皿や獅子の皿の評価が高いですが、このような特殊な器にも源内焼の魅力を感じます。



状態の痛んだものが多い源内焼ですが、欠損の無い作品は非常に少なくなってきているようです。ただし残念ながらこの作品は持ち手が繕いされています。

ここまでの写真は購入時の写真ですが、うまく洗うと源内焼の汚れは落ちます。



源内焼は軟陶なので水分の吸収率が高いので汚れが付着しやすいようです。



埃の様な黒い斑点は完全にきれいになり、陽刻の見事さが浮かび上がります。



江戸期の源内焼は釉薬である程度判別がつきます。



このような立体的な源内焼はどのような手順で製作するのか想像するだけでも楽しいものです。



繰り返しですが源内焼の評価はもともっと高くなっていいはず・・・。


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