女子サッカーは残念な結果になりましたが、決勝は完全な采配ミスと判断されます。
「選手に失敗を恐れず思い切り試合させる。」という監督の発言が事前にありましたが、本気でそのまま試合に臨んだようで、無策の結果が試合開始直後の大量失点につながってしまったようです。
アメリカは日本を分析しており、勝とうとする作戦を練っていたのは明白で、前半に守りきることを徹底していない日本は翻弄され尽くてしいました。
監督や経営トップは選手や社員を自由にやらせてはいけないという基本を忘れてはいけません。常に勝とうという戦略と戦術を配下に与えなければ結果として敗者になるということです。モチベーションを上げることは基本ですが、決勝で実力が下のチームがとった戦術は無策と呼ぶに等しい。女子ワールドカップ決勝史上で最低の試合となりました。
監督の長期の就任はよくないと以前に記述したとおりですが、勝負事のスポーツはとくにそうですが、勝つことへの執念がなくなるとNGですね。企業の経営も同じこと、利益を創出する執念、戦略、戦術のない経営トップは負け戦を演ずることとなります。
さて本日は氏素性の解らぬ作品ですが、氏素性の解らぬ作品は本ブログで何度か取り上げましたが、確信が持てるまで至らない作品は数多くあるものです。もしかしたら焼成中の色見本・・??
輪線紋五寸皿 江戸期後期鍋島?
合箱
口径150*高台径*高さ45
文献のよると完成度の高いフォルム、内側の抱え込むような高台の形、よく精製された細やかな胎土(陶石)などから後期の鍋島の色見本としての作品と推察されます。
色見本の皿は五寸皿であることが多く、昔から器物に穴をあけることなく、竿先が高台の外側に当たるように二又に割った形のカギを使って、焼成中に引き出し色見を行なったようです。つまり焼成中の発色具合をみるための焼き物・・・。
本作品は打ち捨てられるべき、もしくは市場に出る機会があるはずのない作品ですが、なんらかの事情で伝世しているように思われます。
高台内の「め」の字は屋号なのか、いくつかの色見本への目印なのかはよくわかりません。欠けはおそらく後世に金繕いで補修されたのでしょう。
淡い呉須のブルーに品があります。
整った形はたしかに鍋島のフォルムのように思えます。
「め」の字が魅力的・・。
色見本とすると高台のキズなども納得でき、その焼成の過程が目に浮かぶようです。
焼成中の焼具合をきちんと観察していた・・、女子サッカーにもこれくらいの細心の戦術が欲しかったですね。
飾らぬすっきりとした出来が普段使いにはもってこいですね。
似たような作品に小振りな碗があります。
輪線紋染付碗 清朝?
合箱
口径113~116*高台径*高さ50
ゆがんだ器形、砂付の高台、一見すると伊万里のよう・・。「清朝」という売主の言い分・・??? 砂が付いた高台からの推定でしょう。
たしかに砂付の高台というと明末清初の古染付が考えられますが、伊万里などの国内の染付けにも砂付高台はありますのでどちらかという確証はありません。
轆轤の上でひっくり返して、無造作に筆に呉須の絵の具をつけ、紋様を描いた雑器には相違ありません。上記の作品のように色見本の可能性はあるかもしれません。外側の色見本としてちょっと立っている形の茶碗のフォルムにした?? 要はふたつの作品とも鍋島の色見本??
こちらも数箇所、金繕いされていますので、それなりに大切にされてきたのでしょう。
ちょっとニューが入っています。磁器にはキズは欠点にしかなりませんので、ちょっと残念ですね。
小振りなので茶碗なら野点の夏用茶碗かな、それより飯茶碗にちょうどよさそうですね。
ところで磁器の器は茶道の茶碗には向かないというのはある意味で正解かと思います。熱を伝導しやすいので熱くて持てなくなります。夏用の温度の低いお湯で点てたお茶ならなんとか? 湯飲みは磁器はたくさんありますからね。ただ飲む方よりもお手前する人のほうが、磁器は濯ぐときに熱くて持ちづらく扱いにくいと思います。
また最盛期の古伊万里に茶碗がないと言われていますが・・・、これは一般論らしいですが、当方には真偽のほどはわかりません。呉須の輪線紋様の作品だけを集めてみるのもおもしろいかもしれません。結構いろんな種類の器があります。
「選手に失敗を恐れず思い切り試合させる。」という監督の発言が事前にありましたが、本気でそのまま試合に臨んだようで、無策の結果が試合開始直後の大量失点につながってしまったようです。
アメリカは日本を分析しており、勝とうとする作戦を練っていたのは明白で、前半に守りきることを徹底していない日本は翻弄され尽くてしいました。
監督や経営トップは選手や社員を自由にやらせてはいけないという基本を忘れてはいけません。常に勝とうという戦略と戦術を配下に与えなければ結果として敗者になるということです。モチベーションを上げることは基本ですが、決勝で実力が下のチームがとった戦術は無策と呼ぶに等しい。女子ワールドカップ決勝史上で最低の試合となりました。
監督の長期の就任はよくないと以前に記述したとおりですが、勝負事のスポーツはとくにそうですが、勝つことへの執念がなくなるとNGですね。企業の経営も同じこと、利益を創出する執念、戦略、戦術のない経営トップは負け戦を演ずることとなります。
さて本日は氏素性の解らぬ作品ですが、氏素性の解らぬ作品は本ブログで何度か取り上げましたが、確信が持てるまで至らない作品は数多くあるものです。もしかしたら焼成中の色見本・・??
輪線紋五寸皿 江戸期後期鍋島?
合箱
口径150*高台径*高さ45
文献のよると完成度の高いフォルム、内側の抱え込むような高台の形、よく精製された細やかな胎土(陶石)などから後期の鍋島の色見本としての作品と推察されます。
色見本の皿は五寸皿であることが多く、昔から器物に穴をあけることなく、竿先が高台の外側に当たるように二又に割った形のカギを使って、焼成中に引き出し色見を行なったようです。つまり焼成中の発色具合をみるための焼き物・・・。
本作品は打ち捨てられるべき、もしくは市場に出る機会があるはずのない作品ですが、なんらかの事情で伝世しているように思われます。
高台内の「め」の字は屋号なのか、いくつかの色見本への目印なのかはよくわかりません。欠けはおそらく後世に金繕いで補修されたのでしょう。
淡い呉須のブルーに品があります。
整った形はたしかに鍋島のフォルムのように思えます。
「め」の字が魅力的・・。
色見本とすると高台のキズなども納得でき、その焼成の過程が目に浮かぶようです。
焼成中の焼具合をきちんと観察していた・・、女子サッカーにもこれくらいの細心の戦術が欲しかったですね。
飾らぬすっきりとした出来が普段使いにはもってこいですね。
似たような作品に小振りな碗があります。
輪線紋染付碗 清朝?
合箱
口径113~116*高台径*高さ50
ゆがんだ器形、砂付の高台、一見すると伊万里のよう・・。「清朝」という売主の言い分・・??? 砂が付いた高台からの推定でしょう。
たしかに砂付の高台というと明末清初の古染付が考えられますが、伊万里などの国内の染付けにも砂付高台はありますのでどちらかという確証はありません。
轆轤の上でひっくり返して、無造作に筆に呉須の絵の具をつけ、紋様を描いた雑器には相違ありません。上記の作品のように色見本の可能性はあるかもしれません。外側の色見本としてちょっと立っている形の茶碗のフォルムにした?? 要はふたつの作品とも鍋島の色見本??
こちらも数箇所、金繕いされていますので、それなりに大切にされてきたのでしょう。
ちょっとニューが入っています。磁器にはキズは欠点にしかなりませんので、ちょっと残念ですね。
小振りなので茶碗なら野点の夏用茶碗かな、それより飯茶碗にちょうどよさそうですね。
ところで磁器の器は茶道の茶碗には向かないというのはある意味で正解かと思います。熱を伝導しやすいので熱くて持てなくなります。夏用の温度の低いお湯で点てたお茶ならなんとか? 湯飲みは磁器はたくさんありますからね。ただ飲む方よりもお手前する人のほうが、磁器は濯ぐときに熱くて持ちづらく扱いにくいと思います。
また最盛期の古伊万里に茶碗がないと言われていますが・・・、これは一般論らしいですが、当方には真偽のほどはわかりません。呉須の輪線紋様の作品だけを集めてみるのもおもしろいかもしれません。結構いろんな種類の器があります。