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Channel: 夜噺骨董談義
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雪道 奥村厚一筆 その5

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9月の帰省は大宮から「こまち」新幹線から始まりました。新幹線で角館まで・・。そこで内陸縦断鉄道に乗り換えます。



なんといっても一両編成・・。実の素朴な乗り物です。満席になっているのは台湾からの団体客ですが、角館から田沢湖に行く過程でこの鉄道に乗るものらしい。その観光の目玉はたんぼの絵。



紙風船。



秋田犬。



こまち娘。



なまはげ。正面から見ないとなにを描いているかよくわかりませんが、よく出来ています。この時期にしか見れない観光名物・・。観光客は早々と降車したのでのんびり田舎の電車を愉しみました。



マタギの里、阿仁。熊と出くわす吊り橋が電車から見えます。渓谷沿いに景色を満喫できます。



子供は運転席の脇で上機嫌。秋田杉の森林をまっしぐら・・。



途中下車で食事。その名も「こぐま亭」。駅の中にあります。温泉が駅の中にある駅もあります。



秋の高原の風が気持ちがいい。終点は鷹巣駅です。そこは男の隠れ家のある駅。



さて本日は私の好きな画家の一人の奥村厚一の作品です。主に風景画を得意とし、大きな作品はもとよりスケッチも味わい深いとの評価を受けています。

雪道 奥村厚一筆
紙本着色額装
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦470*横270(M8号)



このような雪道の感触は実際に歩いてみたことのある人でないと味わえない。雪が溶けた道は思いのほか思い通りには歩けないものです。急げば足回りが泥だらけになります。



人生という路も同じ。まっすぐ歩くにも一歩一歩確実に歩くところから・・。急がずゆっくり着実に・・。

景色はそんなに変わり映えするものでなく単調なものでも、それでも着実に変化していく。



気がつけば遠くへきたものだと思う。




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