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Channel: 夜噺骨董談義
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影青刻花碗 その3

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週末は長男の生誕1ヶ月記念日。



私が子守をしている間に家内がお祝いのケーキを作ってくれました。




寝相や寝る格好も似てくるものらしい??? こちらは長男の夜泣きで家内共々クタクタ



さて本日は破損した補修跡があるものの捨てがたい一品。

影青刻花碗 その3
合箱入
口径172*高台径55高さ65



売り主からは以下の説明がありましたが、中国陶磁器については魑魅魍魎たる世界なのでどこまで信用していいものやら・・。



「今から700年ぐらい前の中国南宋時代から元時代にかけて、江西省景徳鎮窯で作られた青白磁の鉢、若しくは碗で別名を影青(いんちん)と称されます。影青刻花は青白磁に刻花したもの(影青)と呼び、刻まれた筋に釉薬がたまり、そこだけ少し色が濃くなり、なんとも静謐にして艶かしい様相となります。



透明釉をかけるですが、それにわずかに鉄分が入っている為に、強い還元炎焼成をすると青く発色します。一部に黒く斑点として残ったりし、文様が花の文様となり珍重されます。



宋代景徳鎮で焼かれた青白磁碗です。発掘品ですが影青(いんちん)と呼ばれるように片刃彫の陰刻に溜まった釉薬が青く発色しています。



割れ傷や擦れ傷は残念ですが、最近出回っている江西省,福建省,広東省などから発掘される民窯品とは一味違います。」という説明がついていましたが、どこまで信用していいのやら。

影青と称される一群の作品は本ブログでも何度か取り上げましたが、宋時代と称して最近製作されたものが、インターネットを通じてたくさん売られています。最近になってようやく見分けることができるようになりましたが、精巧なものもあるようです。



焼きがあまいのか、貫入が数多く見られます。




補修跡の金繕いは小生が施しましたので、素人によるものです。かなり薄いつくりになっていますが、スープなどを入れて使うには最適かもしれません。







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