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氏素性の解らぬ作品 壺屋焼 赤絵黍文花瓶 伝新垣栄三郎作 その6

大工さんと改修した倉庫の屋根裏部屋でなにやら仕事を開始しました。

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なんといっても高さのない空間です。長持ちの蓋が梁にぶつかって開かないので、高さのある空間まで簡単に移動できるようにキャスターを取り付けました。そして蓋が開きやすいようにアームをつけて開き止めにして一人でも収納などができるように細工します。当方のアイデアですが、これによって屋根裏部屋も展示空間になるはずです。

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長持ちの下にはローラーが取り付けられ、蓋にはアームロックの金具がつきました。随分と収納しやすくなりました。展示も初釜にはなんとか間に合いました。息子は初釜、席披めのご挨拶の練習中・・・。紹介は後日また・・・。

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本日はまとめて買った壷屋焼のひとつです。

壺屋焼 赤絵黍文花瓶 伝新垣栄三郎作 その6
合箱
口径65*幅200*奥行き170*高台径117*高さ230

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相変わらず箱もない作品ですが、実に姿がいい作品だと思います。

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浜田庄司や新垣栄三郎が得意とする所謂「黍」文様です。

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大きさは今ひとつですが、堂々とした作品です。風格が足りないと思われましたが、本作品は風格が備わっています。

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この風格というものは技術だけではそうしようもないもののようで、個々の資質というものが大きく関わっているものなのでしょう。

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個々の全部の作品が風格がないわけではなく、その陶工に作品の幾つかには風格が備わっているものもあるので不思議です。

蒐集する側は作品の風格を重んじなくてはいけません。とく壷屋焼では同一の投稿の作品にばらつきが多く、そのほとんどがとるにたらない駄作ばかりですが、突然ものすごくいい作品を眼にすることがあります。


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