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Channel: 夜噺骨董談義
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壺屋焼 白化粧地呉須飴釉線彫双魚文大皿 伝金城次郎作 その6

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なにかと家内ともども忙しく、息子を乗せる自転車の段取りがようやくできました。まずはヘルメット・・、小生の選択。自転車に乗るのが楽しいらしく大喜び・・・。



自転車そのものが耐荷重性が安全なもので、載せるものも子どもが落ちないようになっていなくてはいけません・・。



ともかくしっかりつかまって家内と会話しながら楽しんでいるようです。



本日はまとめて購入した作品の最後の作品となります。大きな作品ばか購入したので置く場所に困っています。飾るべきところには飾ったのですが・・。置く場所も考えずに大きな作品を数多く購入しすぎたようです。処分、処分・・。

壺屋焼 白化粧地呉須飴釉線彫双魚文大皿
口径408*高台径*高さ78



作りは初期の金城次郎の作行です。金城次郎は無銘の頃に口径40センチクラスの大きな皿を製作していますが、いくつか本ブログで紹介した大き目の作品同様に本作品にも銘がなく共箱もありませんので、金城次郎の作とは認められないでしょうが、おおらかな作行が魅力的な作品です。



40センチを超えるとさすがに見ごたえがあります。



刷毛の勢いが表れているのも見所になっています。

 

釉薬の流れが少なくなっていることから、初期から少しなってからの作品でしょうか?

参考作品

壺屋焼 魚文大皿
サイズ:口径約39.5cm*高さ 約8.3cm
売値価格:200万



200万だって・・・。誰が買うのでしょうか?? このお値段では誰も買いませんね! 小生が買うなら2万円程度のものでしょう。40センチ近い作品ながら、出来はそれほどよくないものです。

他の所蔵作品紹介より 

壺屋焼 白化粧地呉須線彫双魚文大皿 伝金城次郎作 その3 
口径436*高台径*高さ87



どの作品が出来が良いかは賛否両論でしょうが、金城次郎の作品は銘などないほうがのびのびしています。どうも「金城次郎でございます」的な作品はまったく面白くなく、どちらかというと壷屋三人男で小橋川仁王や新垣栄三郎のほうがいい作と評される原因はこのあたりになるのでしょう。

金城次郎の作品の90%以上は繰り返しの文様で創意工夫の無い作品ばかりです。同じ陶工でも出来のよいものをきちんと選ぶ必要があります。かえって銘のない、面白い作品を飾るほうが愉しいものですが、そういうふうなことを理解してくれる人は少ないものです。

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