トラブルや事故は必ず同じことの繰り返しで起きてきます。起きた当初はいろんな対策や反省を踏まえて乗り越えるのですが、繰り返すことを予防する処置をとっていないと残念ながら再発するものです。
技術は開発することもさりながら、おなじ過ちをしないことも技術者の大きな役割です。大きく評価されることは少ないですが、とても重要なことで、そのためにはトラブルや事故をオープンにし、真の原因を突き止めないといけません。オープンにし隠ぺいしない体質づくりも技術系幹部の大きな使命です。
さて、本日は陶芸の技術に触れる作品の紹介です。
本日の作品は隠崎隆一の作品です。隠崎隆一といえば皿の作品ですが、現在最も人気が高い陶芸作家のひとりに間違いなくあげられるのが隠崎隆一であると言われています。残念ながら私はあまり縁がなく、個展を観たこともなくのはむろんのこと、作品も写真以外は観たこともありません。
たままた面白い作品だなと思い、本作品は気軽な気持ちで購入しました。値段はそこそこはするもののサラリーで手の届く範囲のものでした。真贋などもむろん解りませんが、面白い作品であることには相違ないと思っています。
備前角皿 隠崎隆一作
共箱
縦270*縦300*高さ42
実に豪快な作りですが、重いので女性には扱いづらい作品です。
窯割れがあろうが委細構わず作られていますが、どこか計算されたバランスの良さもまた魅力的です。
共箱もきれいに保存されております。
隠崎隆一:1950年 長崎県に生まれる。1973年 大阪芸術大学を卒業、1988年 田部美術館「茶の湯の造形展」大賞受賞。1995年第8回MOA岡田茂吉賞優秀賞受賞。1996年 日本陶磁協会賞受賞。2004年 「備前焼の魅力―伝統と創造―展」出品
どうしても比較したくなるのが金重陶陽との比較です。
備前角切鉢 金重陶陽作(非公開作品)
共箱 共布
縦260*横258*高さ30
こちらもきちんとした共箱です。
金重陶陽の作品はいくつか投稿しましたが、現在は非公開にしています。参考までの下記の作品を再登場させてみました。
備前 蓮葉盆 金重陶陽造
共箱
344*244*高さ44
縁は極薄のつくりになっています。この薄さは備前焼では再現不可能とさえ言われています。
裏には表の同じに葉脈が施されているという凝ったつくりになり、豪快さとともに技が光ります。技術を磨きに磨いたうえでの豪放さが金重陶陽にはあります。
むろん共箱ですが写真は省力します。
隠崎隆一の作品は銀座の陶々庵などで陳列され、資金に余裕のある若い人に人気のようですが、まだ隠崎隆一は金重陶陽の足元にも及ばないと思います。隠崎隆一と金重陶陽を比較するのはどうかという意見はあるでしょうが、はてさて、備前の名人、金重陶陽に隠崎隆一は今後、どこまで迫れるのか楽しみです。
技術は開発することもさりながら、おなじ過ちをしないことも技術者の大きな役割です。大きく評価されることは少ないですが、とても重要なことで、そのためにはトラブルや事故をオープンにし、真の原因を突き止めないといけません。オープンにし隠ぺいしない体質づくりも技術系幹部の大きな使命です。
さて、本日は陶芸の技術に触れる作品の紹介です。
本日の作品は隠崎隆一の作品です。隠崎隆一といえば皿の作品ですが、現在最も人気が高い陶芸作家のひとりに間違いなくあげられるのが隠崎隆一であると言われています。残念ながら私はあまり縁がなく、個展を観たこともなくのはむろんのこと、作品も写真以外は観たこともありません。
たままた面白い作品だなと思い、本作品は気軽な気持ちで購入しました。値段はそこそこはするもののサラリーで手の届く範囲のものでした。真贋などもむろん解りませんが、面白い作品であることには相違ないと思っています。
備前角皿 隠崎隆一作
共箱
縦270*縦300*高さ42
実に豪快な作りですが、重いので女性には扱いづらい作品です。
窯割れがあろうが委細構わず作られていますが、どこか計算されたバランスの良さもまた魅力的です。
共箱もきれいに保存されております。
隠崎隆一:1950年 長崎県に生まれる。1973年 大阪芸術大学を卒業、1988年 田部美術館「茶の湯の造形展」大賞受賞。1995年第8回MOA岡田茂吉賞優秀賞受賞。1996年 日本陶磁協会賞受賞。2004年 「備前焼の魅力―伝統と創造―展」出品
どうしても比較したくなるのが金重陶陽との比較です。
備前角切鉢 金重陶陽作(非公開作品)
共箱 共布
縦260*横258*高さ30
こちらもきちんとした共箱です。
金重陶陽の作品はいくつか投稿しましたが、現在は非公開にしています。参考までの下記の作品を再登場させてみました。
備前 蓮葉盆 金重陶陽造
共箱
344*244*高さ44
縁は極薄のつくりになっています。この薄さは備前焼では再現不可能とさえ言われています。
裏には表の同じに葉脈が施されているという凝ったつくりになり、豪快さとともに技が光ります。技術を磨きに磨いたうえでの豪放さが金重陶陽にはあります。
むろん共箱ですが写真は省力します。
隠崎隆一の作品は銀座の陶々庵などで陳列され、資金に余裕のある若い人に人気のようですが、まだ隠崎隆一は金重陶陽の足元にも及ばないと思います。隠崎隆一と金重陶陽を比較するのはどうかという意見はあるでしょうが、はてさて、備前の名人、金重陶陽に隠崎隆一は今後、どこまで迫れるのか楽しみです。