一階の客間と二階の展示室に雛人形の掛け軸を飾りました。二階の雛人形の軸を観て息子が「パパ、ママ」と・・、「あれ、君は?」というと小猿を指差しました。納得・・??
本日は天野方壷の四幅対と思われる作品の四作品目ですが、残念ながら軸先がありません。さすがに軸先がないとこれは表具店に修理を依頼せざる得ません。保存用の箱もないので、本作品をどう保存していくのか頭の痛いところです。要は費用がかかるということになります。
四季山水図四幅のうち夏
青山白雲図 天野方壷筆
絹本水墨淡彩軸装 軸先塗 合箱
全体サイズ:縦2070*横740 画サイズ:縦1320*横495
「遊印 仙人中有琅玕樹 吐作千峰落毫素 峰上蒼々一尺天 峯下雲行亦無数 固憶曽為天帝客 家在白雲深處住 白雲隨龍飛出山 我亦攀□□雲路 青山笑人不早歸 人笑飛龍為雲悞 變化無定端 飛楊為□故 試問古共(工) 何労不周怒 飄々巣居翁 肯受風塵汚 安得両歯履 載我逍遥歩 □臥青山看白雲 莫嗔老子来遅莫 (共字下工字落) 倣高尚書青山白雲耑并彔張天英詩」
この漢詩はかなり難解です。五言と七言が混合しており、家内に原文を調べてもらうと現在の中国語において下記の漢詩がありました。
题高尚书青山白云图(元?张天英)
押遇韵 显示自动注释
仙人中(一作胸)有琅玕树,吐作千峰落毫素。
峰上苍苍一尺天,峰下云行亦无数。
因忆曾为天帝客(一作宾),家在白云深处住。
白云随(一作如)龙飞出山,我亦攀龙蹑云路。
青山笑人不早归,大笑龙为云(一作昔为龙)所误。
变化无定端(一作踪),飞扬为谁故。
试问古共工,何劳不周怒。
飘飘巢止(一作上)翁,肯受风尘污。
安得两齿屐,载我逍遥步。
醉卧青山看白云,莫(一作勿)嗔老子来迟暮。
これ以上のことは後学とします。調べると夜が明けそうです。漢詩に一文字書き損じたらしい。
「印章は「而方壷□□」、「□□□」の白文朱方印臥押印されています。
元の時代の張天英という人の詩で、題は高尚という人の書で「青山白雲図」というらしい??
残念ながら詳細の意味はとても小生の解読力の及ぶところではありません。
絵はとても出来が良く、白雲たなびく麓の畔の家々が良く描かれています。実際の中国に渉り、絵を習得したものが描ける本格的な中国絵画の文人画です。
夏のみずみずしい描き方は富岡鉄斎とも違うものですね。
自ら「白雲外史」と称した理由もこの作品から窺えます。
本日は天野方壷の四幅対と思われる作品の四作品目ですが、残念ながら軸先がありません。さすがに軸先がないとこれは表具店に修理を依頼せざる得ません。保存用の箱もないので、本作品をどう保存していくのか頭の痛いところです。要は費用がかかるということになります。
四季山水図四幅のうち夏
青山白雲図 天野方壷筆
絹本水墨淡彩軸装 軸先塗 合箱
全体サイズ:縦2070*横740 画サイズ:縦1320*横495
「遊印 仙人中有琅玕樹 吐作千峰落毫素 峰上蒼々一尺天 峯下雲行亦無数 固憶曽為天帝客 家在白雲深處住 白雲隨龍飛出山 我亦攀□□雲路 青山笑人不早歸 人笑飛龍為雲悞 變化無定端 飛楊為□故 試問古共(工) 何労不周怒 飄々巣居翁 肯受風塵汚 安得両歯履 載我逍遥歩 □臥青山看白雲 莫嗔老子来遅莫 (共字下工字落) 倣高尚書青山白雲耑并彔張天英詩」
この漢詩はかなり難解です。五言と七言が混合しており、家内に原文を調べてもらうと現在の中国語において下記の漢詩がありました。
题高尚书青山白云图(元?张天英)
押遇韵 显示自动注释
仙人中(一作胸)有琅玕树,吐作千峰落毫素。
峰上苍苍一尺天,峰下云行亦无数。
因忆曾为天帝客(一作宾),家在白云深处住。
白云随(一作如)龙飞出山,我亦攀龙蹑云路。
青山笑人不早归,大笑龙为云(一作昔为龙)所误。
变化无定端(一作踪),飞扬为谁故。
试问古共工,何劳不周怒。
飘飘巢止(一作上)翁,肯受风尘污。
安得两齿屐,载我逍遥步。
醉卧青山看白云,莫(一作勿)嗔老子来迟暮。
これ以上のことは後学とします。調べると夜が明けそうです。漢詩に一文字書き損じたらしい。
「印章は「而方壷□□」、「□□□」の白文朱方印臥押印されています。
元の時代の張天英という人の詩で、題は高尚という人の書で「青山白雲図」というらしい??
残念ながら詳細の意味はとても小生の解読力の及ぶところではありません。
絵はとても出来が良く、白雲たなびく麓の畔の家々が良く描かれています。実際の中国に渉り、絵を習得したものが描ける本格的な中国絵画の文人画です。
夏のみずみずしい描き方は富岡鉄斎とも違うものですね。
自ら「白雲外史」と称した理由もこの作品から窺えます。