Quantcast
Channel: 夜噺骨董談義
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2934

古備前壷 その1

$
0
0
息子と食堂で食べたお子様ランチ・・、なんと汽車から煙が出る!



これには息子は興味津々・・、ドライアイスのようですが、お店の方に頼んで、2回やってもらいました。息子は蓋を開けてドライアイスに直接触る始末・・

探究心が旺盛なのはよいのですが、無謀・・。

本日は桜吹雪に鎮座している壷・・・。



古備前壷 その1
箱入
口径115*胴径240*底径160*高さ315



壷というものを家の中に飾るというのはよほどの大きな家でないと様にならないものです。



しかも家の中にいくつもの壷を並べておくものではないと思います。幾つも立派そうな壷を並べておいているのはいかにも成金趣味・・。



内か外か・・、どちらの壷が生き生きしているかは一目瞭然です。



飾り方知らず、数だけ誇るような陳列は、鑑識眼にないことを如実に言っているようなもの。個人的には所蔵者の品格を疑うようになりますね。



壷は外にぶん投げておくのがよいのです。もともとそういうものでしょう。



この作品は友人が壷を選ぶときに、ふたつあって、「ふたつともでも、ひとつでも好きにしたら」といったら江戸期の大きな壷を選んで持っていきました。ひっつきや自然釉の流れの面白味のあるほうを選んだのでしょう。素朴なこの壷は残されたほうの壷で引き取り手がないので小生がいただいた壷です。



飾り気も無く、自然釉の景色も無く、時代を示す窯印などもなく、氏素性が不明ですが、小生のお気に入りです。



土の味がいいですね。



わりと小さめな壷です。それでも30センチを超える大きさです。



小生は浅学ながら「古備前」と判断しました。



陽とともに変わる景色はなかなか・・・。



ま~、最近の作られたこのような壷は焼成の狙いがあって作りますので面白くないですが、このような生活雑器には「ほっておけ」という力強さあります。

そう息子の探究心は「ほっておけ!」・・・


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2934

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>