茶室の未完成のものにブラインド工事があります。郷里ではさすがに和室が日光に耐え切れずにつけたことがります。
和風のロールブラインドですが、これが意外に高いのです。今回の倉庫改修に際しては工事費不足で見合わせました。ただ、これは実に良い。汚れないし、壊れないし、20年以上経つのに昨日付けたように古びていないのです。
とりあえず改装した茶室で緊急を要する部分には簡単な簾をつけましたが、これはホームセンターで安く売っていますが、さらに安くあげるために車庫にあった中古品を自分でつけました。
理想はこのタイプ・・。家内はホームセンターで買ってきた安物のカーテンでいいと・・・。このあたりの価値観が小生と家内の溝らしい
さて、本日は源内焼の作品です。源内焼の詳細についてはまだ明らかになっていない点が多々あるようです。江戸期の源内焼であるにも関わらず、あきらかに焼成具合の違うものがいくつか存在し、窯が複数あったのか、途中でなんらかの釉薬に違いが出た可能性があるのではないかと推察されます。まるで最近出来たような発色のものと薄汚く汚れやすい釉薬のものが混在しています。
伝源内焼 その78 三彩山水図輪花四寸皿
合箱
幅130*高台径*高さ21
源内焼には吸水性のある汚れやすい作品のほうが圧倒的に多いのですが、時にはこのように今焼きあがったかのようなまことに綺麗な作品があります。
なんでも鑑定団に出品された地図皿の説明にあるような「軟質施釉陶器にありがちな釉薬の剥落、擦れ、色褪せなどが一切なく、いま窯から出したかのよう」という焼成の具合になります。
この作品群は見込みに山水風のデザインで、見込み内の書き込みは非常に少ないようです。
他の投稿作品では似たような作品に下記のものがあります。
源内焼 その67 三彩山水文大皿
讃楽」銘 合箱
口径367*高台径*高さ62
復興された源内焼はこれよりも稚拙なので違う窯のものだと思われます。
本ブログでは繰り返しになりますが、明治期に復興された源内焼は出来もよくなく、江戸期の源内焼とは一線を画すべきだと思っています。
また源内焼以降、四国で焼成された多くの源内焼の影響の見られる作品もまたとるに足らぬものばかりです。
本作品の釉薬の具合、そして源内焼特有の臭いは源内焼そのもののようです。
釉薬の味わいも深いものがあります。
骨董にのめりこむと「知らないことが益々増える」という不思議なジレンマに陥るもののようです。
重ね焼きのような見込みの目跡もまた・・。これは他の源内焼にはまったく見当たりませんが・・??
ともかく大きさは本当に小さく、手頃なかわいいお皿です。通常の源内焼よりも色が鮮やかです。
不思議な魅力のあるの源内焼です。骨董の世界にもいいものは古びたところがないという作品が多々あるようです。
ものづくりはではいいものは新しく見えるものです。安くて材質の悪いものはすぐに古びます。ブランインドもいいものを・・・。今日の主旨はそこ、いつになるやら・・。
和風のロールブラインドですが、これが意外に高いのです。今回の倉庫改修に際しては工事費不足で見合わせました。ただ、これは実に良い。汚れないし、壊れないし、20年以上経つのに昨日付けたように古びていないのです。
とりあえず改装した茶室で緊急を要する部分には簡単な簾をつけましたが、これはホームセンターで安く売っていますが、さらに安くあげるために車庫にあった中古品を自分でつけました。
理想はこのタイプ・・。家内はホームセンターで買ってきた安物のカーテンでいいと・・・。このあたりの価値観が小生と家内の溝らしい
さて、本日は源内焼の作品です。源内焼の詳細についてはまだ明らかになっていない点が多々あるようです。江戸期の源内焼であるにも関わらず、あきらかに焼成具合の違うものがいくつか存在し、窯が複数あったのか、途中でなんらかの釉薬に違いが出た可能性があるのではないかと推察されます。まるで最近出来たような発色のものと薄汚く汚れやすい釉薬のものが混在しています。
伝源内焼 その78 三彩山水図輪花四寸皿
合箱
幅130*高台径*高さ21
源内焼には吸水性のある汚れやすい作品のほうが圧倒的に多いのですが、時にはこのように今焼きあがったかのようなまことに綺麗な作品があります。
なんでも鑑定団に出品された地図皿の説明にあるような「軟質施釉陶器にありがちな釉薬の剥落、擦れ、色褪せなどが一切なく、いま窯から出したかのよう」という焼成の具合になります。
この作品群は見込みに山水風のデザインで、見込み内の書き込みは非常に少ないようです。
他の投稿作品では似たような作品に下記のものがあります。
源内焼 その67 三彩山水文大皿
讃楽」銘 合箱
口径367*高台径*高さ62
復興された源内焼はこれよりも稚拙なので違う窯のものだと思われます。
本ブログでは繰り返しになりますが、明治期に復興された源内焼は出来もよくなく、江戸期の源内焼とは一線を画すべきだと思っています。
また源内焼以降、四国で焼成された多くの源内焼の影響の見られる作品もまたとるに足らぬものばかりです。
本作品の釉薬の具合、そして源内焼特有の臭いは源内焼そのもののようです。
釉薬の味わいも深いものがあります。
骨董にのめりこむと「知らないことが益々増える」という不思議なジレンマに陥るもののようです。
重ね焼きのような見込みの目跡もまた・・。これは他の源内焼にはまったく見当たりませんが・・??
ともかく大きさは本当に小さく、手頃なかわいいお皿です。通常の源内焼よりも色が鮮やかです。
不思議な魅力のあるの源内焼です。骨董の世界にもいいものは古びたところがないという作品が多々あるようです。
ものづくりはではいいものは新しく見えるものです。安くて材質の悪いものはすぐに古びます。ブランインドもいいものを・・・。今日の主旨はそこ、いつになるやら・・。