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Channel: 夜噺骨董談義
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瀬戸 馬の目皿

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先週の広島への行きは強風で羽田に向かう予定を急遽、新幹線に変更。どうも正解だったようで、羽田〜広島の便は欠航になったようです。広島駅から初めて路面電車でホテルへ向かいましたが、途中で道に迷い夜遅くの市内観光・・、頼山陽の記念館があるらしい。当然、閉館中なので是非見たいと思いながらホテルへ・・。出張というものはいつもこういうもので、いつかはのんびりと来たいと思うところができてしまいます。

本日の投稿は、先日瀬戸の絵皿を投稿した際に、思い出した「馬の目皿」の写真を見つけましたので投稿します。

瀬戸 馬の目皿
径265*高台径126*高さ45



本作品は仙台の繁華街近くの茶道具店の骨董品のなかに埋もれていたものを見つけて購入しました。平成10年頃と思われますが、1万5千円程度で購入したと記憶しています。高いか安いのかいまだによくわかりませんが、それほど高価なものではないようです。

江戸後期、愛知県瀬戸市で雑器として大量生産されたこの皿がのちに民芸運動の創始者・柳宗悦によって広く紹介されて、人気が出たようです。用途に徹して無心に作られたものは、無駄な要素が削ぎ落とされ、 その素朴さが「用の美」として評価されています。


最近製作したものも多く、それが古いものとして売られているとも聞いています。古いものは実際に使われていたために、完品は少ないとも言われています。

目の数で評価が違い、滅多にない目の数は破格の値段とも聞いています。概して馬の目の数が奇数のものが珍しくて高いそうです。


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馬の目皿:江戸後期(19世紀初)の製作。食物を盛る時に使用する日常雑器の石皿に、鉄釉で大胆に描かれた渦巻き文様は、その形が馬の目に似ていることから馬の目 皿と呼ばれる。

大量生産したが、手描きによるため、膨大な数が出回っていてもそれぞれに特色がある。その出土例から文化年間(1810年前後)の頃から瀬戸・洞地区を中心に生産されていたとされる。「馬の目」は 「雲間の目」がなまった物だと言う説もある。

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こういう器こそ飾っておくべきものというより、実際に使ってみる器だと思います。ただ重いのが難点です。

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