真贋のはざま 釧雲泉
屋根裏から引っ張りだしてきた作品・・、天啓赤絵? さて本日の作品はうっかり処分する作品に屋根裏にて区分されており、保存すべき作品だとはすっかり失念し、危うく処分するところでした。本作品は軸装にするつもりを額装に変更した作品で当方では釧雲泉筆の真作と判断していた作品です。...
View Article気になる作品 南京赤絵 花鳥文輪花八角皿
仙台の在住している義妹から送られてきた仙台のお酒? 当方は家ではほとんど飲酒しないのですが、たまにはと家内と寝酒に飲みました。あっというまに家内共々泥酔・・。...
View Article下絵との比較 伝美人読書図下絵 寺崎廣業筆 明治26年(1893年)頃
祭日には義母と家内と息子の三人で畑へ・・。 桑の木の枝の選定らしい・・。息子が鋸にて切断。だいぶ道具の使い方を覚えてきたようです。 さて本日は、当方の蒐集対象としている画家の一人である郷里出身の画家「寺崎廣業」の下絵と思われる作品が入手したので考察してみました。「河鍋暁斎展」の下絵に触発されたかも?? 伝美人読書図下絵 寺崎廣業筆 明治26年(1893年)頃 紙本水墨淡彩紙軸装 軸先塗木 誂箱...
View Article扇面 海辺松聲図 橋本雅邦筆 橋本秀邦の鑑定について
バレンタインデーは家内と息子でケーキ作り、卵の黄身(卵黄)、白身(卵白)の分け方を学んだようです。 大好きなイチゴを盛りつけました。 はい、完成です。夕食後に皆でいただきました。...
View Article氏素性の解らぬ作品 白磁面取瓶 李朝分院
李朝の面取の作品は瓶にしろ、壺にしろ、なかなか入手しずらい作品群のようです。黒(飴)釉の作品や秋草などの描かれた染付のある作品などもありますね。 今回は窯疵のある作品ですが、無傷の大きさのある作品を紹介いたします。李朝分院の作品としていますが、基本的に当方は李朝の作品には知識が浅く、確証は持てませんので、「氏素性の解らぬ作品」としております。 氏素性の解らぬ作品 白磁面取瓶 李朝分院 合箱...
View Article芦雁図 平福百穂筆 その58 大正8年(1919年)冬
以前から本ブログで記述しているとおり、平福百穂の真作を入手するのは非常に難しい。その理由はむろん贋作が多いことと、さらには印刷などの工芸品が非常に巧妙に出来ていることによります。巧妙な印刷作品の一部には印章がまったく真作と同一のもの(真印)の作品があります。印刷か否かは素人では全く区別がつきづらい作品があるようです。...
View Articleお気に入りの作品 古伊万里 藍柿山水雁図染付七寸皿 江戸中期
家族でテレビを観ていたら山梨県での水晶を加工する技術を紹介している番組があり、祖母が「たしか山梨で買った水晶があったはず・・??」という発言があり、そういうものを管理している小生は忘却の彼方・・。慌てて探す羽目になりました。 床の間も地袋に花瓶の箱の陰になってありました。「今では山梨では採掘禁止らしいね。貴重品?」と家内に尋ねると「そもそも山梨産かどうか怪しいよ」だと・・。...
View Article放置されている作品 壺四点
今年は辛丑(かのとうし、しんきんのうし、しんちゅう)であり、飾りに干支の絡んだものということで、展示室には下記の牛が描かかれた作品を飾って愉しんでします。 風雨牧童図 寺崎廣業筆 明治32年(1899年)頃 絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙 鳥谷幡山鑑定極箱二重箱 藤井家所蔵印 作品領収書付 全体サイズ:横*縦 画サイズ:横260*縦350...
View Article気になる作品 天青色釉瓶
先週の土曜日は御殿場までイルミネーションを観に行きました。来場者も少なく、車中からも観れるとのことで、夕方から富士山を眺めながら一時間半のドライブ・・・。 咲き始めた桜並木と見事なイルミネーション。 息子も祖母も大喜びでした。 見所満点。 最後は音楽付きの噴水! 平常時なら基本的にはアベック向きかと・・。 一度は訪れてみたいイルミネーションの景色です。 食事も車中、体を温めた豚汁も外・・。...
View Article六行書 七言律詩 鉄石肝腸断之首 西郷南洲筆
なかなか出かけることもままならず、先日の天皇誕生日の休日は家族でこの時期の恒例となっているお雛様飾りをしました。 息子は毎年のことなので慣れているので手伝いし、あっという間にでき上がりました。例年にはないボンボリの照明のコードが切れているというアクシデントも小生が解決し、息子と出かけて電球と献上するお菓子を買ってきて完了しました。広めの家ならでは贅沢でしょうね・・・...
View Article大黒米斗図 柴田是真筆
休日に小生が寝っ転がっている内に家内と息子がサイクリングしてきたようです。近くの川べりで桜の花の収穫があったようです。 早速手近にあった花入に活けて床の間に飾りました。花入は時代不詳の信楽桧垣文の蹲です。 床の書は家内が入手した小堀宗明筆による「孤月翻浪中」です。 なお手近の他の時代不詳の信楽「蹲」にも活けてみましたが、上記の作品の方が似合うようです。...
View Article贋作考 水墨山水図 その2 橋本雅邦筆 橋本秀邦の鑑定について
今週の「なんでも鑑定団」(2021年3月2日放送)において試作と思わる「鏡獅子(かがみじし) 平櫛田中作」が出品され、興味深く拝見いたしました。 インターネットオークションにて50万円近くで落札したという作品ですが、結果は悪意のある贋作で評価金額は5000円だそうです。...
View Article桜並木 奥村厚一筆 その14
花がない・・ということで家族で畑に剪定に出かけました。狙いは咲き始めたプラム・・。 剪定用の長鋏で息子も頑張りました。 さて、桃、プライムら、そして桜の季節となりますが、最近桜を描いたいい作品が欲しいと思っていたところ、本日紹介する作品が入手できました。本ブログでたびたび紹介している奥村厚一の作品です。 桜並木 奥村厚一筆 その14 絹本着色軸装 軸先? 合箱二重箱...
View Article向上心 青磁氷裂文下蕪瓶 倣南宋官窯
先日畑から採ってきたプラムの花・・。展示室に飾った愉しんでいます。 用いた花生けは本日紹介する作品です。 飾っている額装の作品は福田豊四郎の作品です。 昭和31年にアジア連帯使節団の一員としてインドを訪れた際に描いたスケッチをもとにした作品でしょう。 もともとは掛け軸であったのでしょう。額に共板が組み込まれています。私のお気に入りの作品です。 さて時として、もとい度々(たびたび)・・・...
View Article新発見? 月下猛虎図 大橋翠石筆 明治40年代(1907年)頃
家族皆で採ってきた畑のプラムの花、家内が活けてくれています。 生けているのはお気に入りの古信楽の壺。後方の軸はまくりで入手した小松均の四幅対の作品から双幅として掛けている作品です。...
View Article年魚(鮎 その4) 平福百穂筆 昭和年間
天神様に飾ってあった白梅の花も終了したので、畑から採ってきた紅梅のようなプラムの花を飾りました。後ろの欄間額は平福百穂の作品です。 天神様と梅の関連は以前に記述のとおりであり、天神様と梅は長い歴史がありますね。 李朝の面取り大徳利・・、李朝好きには邪道のような作品でも小生のお気に入りになりそうです。...
View Article憧れの青磁、それは砧青磁 龍泉窯 砧青磁花入
常日頃は各種の資料などを観ながら、蒐集作品についての知識を吸収しようとしているのですが、最近源内焼について下記の作品について新たな知識を得ることができましたので紹介します。 源内焼 褐釉唐草文皿 五島美術館出版「源内焼」掲載:作品番号53「唐草文皿」 平賀源内先生遺作館企画展「さぬきの源内焼」掲載:作品番号45「唐草文皿」 口径155*底径116*高台径100(眼鏡底径)*高さ20 合箱入...
View Article大日本魚類画集 NO74 ヒガイ図 大野麥風画
庭にあった椿が咲き始めたので数輪を採ってきて展示室の花入に活けておきました。 まずは緑釉の作品に・・、見慣れた椿の活けた風景、見慣れてるが故に難しい・・。...
View Article気になる作品 原羊遊斉作 2作品
余った畑から採ってきたプラムの花は脱衣室の棚に飾りました。 李朝後期の飴釉面取壺に家内が活けてくれました。なかなか落ち着かず難しかったようです。 李朝後期の飴釉面取壺・・、星の数ほど作品はありますが、これほど味わいのある李朝後期の飴釉面取壺はなかなかない。...
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