氏素性の解らぬ作品 真贋考 松林煙霧 平福百穂筆 その64
先週自宅に「大人の休日倶楽部」2021年8月号が届きましたが、その中の記事として本ブログにて紹介している蓑虫山人の紹介が7ページもの紙面を使って特集されていました。NHKの日曜美術館でも放映されましたが、ときおり意外なスポットを浴びる画家ですね。 その記事の中で解りやすかったのが、いかにもJRらしい解説の手法での蓑虫山人の東北の時系列での足跡の説明図でした。...
View Article氏素性の解らぬ作品 和歌色紙 尾形宗謙筆
学識の浅い小生は茶掛には疎いですが、いい茶掛が欲しいのでときおりちょっかいを出しては恥をかいています。今回も失敗を覚悟で入手した作品です。 氏素性の解らぬ作品 和歌色紙 尾形宗謙筆 和歌金彩色紙 紙本水墨軸装 軸先骨 中村岳陵鑑定箱塗二重箱 全体サイズ:縦1044*横364 画サイズ:縦211*横194...
View Article初期伊万里 染付山水文七寸皿
息子が卓球に興味を持ち始めた・・??? 当方も小学校から高校の途中まで卓球部・・・、興味を持ったのはオリンピック効果?? 卓球台のある近所の町内会館と隣接する市のプールに小生と行きたいらしい さて本日の作品紹介は本ブログで何点か紹介してきた初期伊万里の作品です。 初期伊万里 染付山水文七寸皿 合箱 誂箱 口径203*高さ33*高台径75...
View Article大日本魚類画集 NO77 オイカワ 大野麥風画
最近少なくなってきた閲覧数と訪問者数ですが、当方にとってはなんとなくほっとするようなところもあります。素人の気の赴くままの投稿ですから真実か否かは危ういところのある内容ですので、あまり広まって反響があると困るような気も実はしていますので・・・。 さて本日は大日本魚類画集の作品です。...
View Article資料としての作品 蓬莱山図 寺崎廣業筆 明治30年(1897年)頃 その94
茶室前の縁側は洗濯物の干し場として大繁盛・・。 増改築時から簾の計画はあったのですが、予算オーバーで取り付け未了となっています。 洗濯干しにはブラインドは必要ないらしく、家内は興味なし・・。 仕方なく茶室の前は既製品の廉価なものを購入して付けています。今回資金を調達してようやくロールブラインドの簾を取り付けることとなりました。取付完了後の写真は工事完了後にまた・・・。...
View Article氏素性の解らぬ作品 染錦柿右衛門? 松下人物文九寸皿
一時期に比べたら古伊万里の値段は暴落に近いように感じます。それ中でもとくに高値であった藍九谷、初期伊万里、柿右衛門手の作品にはそれほどの値段がつかなくなったようです。これはひとつに模作、中国製の贋作などが横行したことと、当然一時期のような骨董商が煽った人気が失せてきたことにあるようです。さらにはネットオークションで溢れるがごとくの数が市場に出てきたことからでしょう。 贋作考? 染錦柿右衛門...
View Article再投稿 菊慈童図 寺崎廣業筆 明治30年(1899年)頃
息子は夏休み・・、今週も家内のお茶の稽古に付き合ったようです。 お菓子、昼食目当てだろうが、嫌とも言わずに付き合うのは感心します。浴衣姿での作法・・・、顔つき、目つきがよく、なんだか様になってきた お茶のお稽古に使っていただいているのは友人の故平野庫太郎氏の向付です。 工房に行くたびに幾つか平野庫太郎氏から頂いた作品ですが、家内は小服茶碗として使っています。...
View Articleお気に入りの作品 妖怪絵巻 倉田松濤筆 その41
当方の所蔵作品ではありませんが、倉田松濤には自画像と言う作品が存在しており、その作品の余白に自ら使用していた印章が押印されています。 倉田松濤は一時期人気があって贋作も多いと聞いたことがありますので、この資料を参考にして当方の所蔵作品と照合してみようと思っています。ただし当然ながらすべての印譜ではないように思います。...
View Article臨時投稿:ロールブラインド取付、レースのカーテン交換、そしてピクチャーレールの追加
夏季休暇前に行ったのがロールブラインド取付、レースのカーテン交換、そしてピクチャーレールの追加などです。資金の都合で見送りにしていた離れ(茶室や展示室)改築時からの懸案事項でした。資金繰りをつけて思い切って今回取り付けに踏み切りました。 まずは離れの縁側のロールブラインドです。茶室の近くなので竹の簾をイメージして選択して取り付けました。...
View Article色紙 4点:「燕」 中村岳稜筆 & 「菊」 平福百穂・木村武山・荒木十畝筆
近所でメダカを飼っている方から稚魚を頂いて2年半、まだ二匹が生き残っています。 先日、畑で採れたブルーベリーを届けたら、祖母がその話をしてたようで、今回のかなりの数の稚魚を頂いてしまった・・・ とても小さな稚魚で肉眼でようやく見えるくらいの大きさです。...
View Article氏素性の解らぬ作品 古清水焼? 色絵透彫鳳凰文象耳吊香炉
母が畑から採ってきたブルーベリーの枝・・。小生に渡されて、いかにせよと・・??? 適当に最近展示している作品に活けておきました。おそらくブルーベリーの収穫は今年で最後です。 伊万里の染付壺に・・・。相続税対応にてブルーベリーを植えている畑は手放すことになります。 李朝の染付の古壺に・・・。何かを遺すには税金という厚い壁が日本にはあるようです。...
View Articleお気に入りの画家&額縁 緑色のスカーフの婦人 伊勢正義画
今年の夏季休暇はコロナ禍もあり、息子とは家で遊ぶことが多かったのですが、息子はサイエンスの教室でガーネットの石の採取に一泊で出かていきました。知らない人と一泊で出かけることに対して物おじしないのはいいことだと思います。(この件は家内のブログに任せておきましょう。)...
View Article大日本魚類図集 額装完了 6作品
お盆の最中は行事が重なりましたが、コロナ禍でほどんど中止しましたが、盆前には家中だけで義父の三回忌を行いました。 今年は亡くなった家内の13回忌でしたが、帰郷できませんでしたので義妹と郷里の住職に依頼しました。昨年は母の三回忌、郷里の義母の三回忌ともに帰郷できずに心苦しい限りです。...
View Article2021年8月分 改装などの完了した掛け軸
陶磁器・漆器類は保存箱を誂え、傷のある作品は金繕いの補修などを施していますが、ほぼ手もとにある陶磁器の作品はこのメンテは完了しています。 木彫や人形類は人形師へ修理を依頼していますが、この修理は時間がかかっています。ただし数が少ないのですが、ほぼ完了しています。...
View Article根強い人気の画家 寒山人家図 山元春挙筆 その15
BS朝日のテレビ番組「百年名家 築100年の家を訪ねる旅」で2021年6月27日(日)に放映された「日本画の巨匠が残した珠玉の数寄屋建築~琵琶湖の畔 山元春挙「記恩寺 蘆花浅水荘」」を観た方が多いかもしれません。続編が2021年7月4日(日)にあるようです。...
View Article大日本魚類画集 NO91 ランチュウ 大野麥風画 そして絵と額
コロナ禍でお盆を2度含めて、郷里に2年以上帰郷できず、墓参りもままならないので、こちらにある仏壇に手を合わせるしかありませんね。いったい幾つ遺影が並ぶのだろうか・・。 さて本日の作品の紹介です。 この奇妙な形の金魚は日本古来のワキンから品種改良された金魚です。調べてみると背びれのない「マルコ」という品種から現在の姿になったのは明治時代以降の品種改良からのようです。...
View Article呉州餅花手 瑠璃地白花花卉文盤 その4
今年もお盆を迎えるあたっては家で準備・・。息子は毎年提灯の組み立てが当番になっています。 迎え火・・・、今年は義父の三回忌です。 お馬さん・・・。 畑で採れた茄子で作りました。 線香を家まで並べます。 お盆が終焉すると送り火・・・、運よく雨が小降りとなりましたが、線香は少しだけ並べるにとどめました。...
View Article臨時投稿 大津絵 額装および保管処置完了
大津絵は基本的に掛け軸仕立ての作品が多く、当方でも入手時のままに掛け軸にて保管していることが多く、痛んでいる掛け軸は表具を直しています。 入手時に表具がなされておらず、「まくり」の状態での作品は額装にすることが多くなります。 額装にしたほうがあちこちに飾れます。あちこちの赴任先で骨董店を覗いては、気軽に買える大津絵を買い集めました。...
View Article倉田松濤 NO42・43 2作品 濯足図 & 相撲図
本日は家内が好きな画家であり、我が郷里出身の画家の倉田松濤の2作品の紹介です。「濯足図 倉田松濤筆 その43」は家内からとくに欲しいと要望がありました。 濯足図 倉田松濤筆 その43 紙本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱 全体サイズ:横460*縦2100 画サイズ:横325*縦1325 一体何を描いているのでしょう。達磨の親子? 川で足を洗っている??...
View Articleお馴染みの作品 明末呉須赤絵 龍花文大盤
先週末は息子の夏休み最後の週末ということもあり、休みを満喫するためにサイエンス、英語、プール、マリオと密にならないようにしながら出かけてきました。プール以外は子供らだけの時間ゆえ、小生は近くで時間を潰すこととなります。喫茶店で大概は読書かインターネットで調べものですが、今回は版画美術館へ・・。...
View Article