忘れ去られた画家 大鯛 田中案山子筆 その2
本日は本ブログでお馴染みの画家である田中以知庵に学んだ田中案山子の作品の紹介です。この画家についてはネット上の情報も乏しく、今では知る方の少ない画家のようですが、その作品の味わいは日本人の情感にぴたりとくるものがあると感じています。 忘れ去られた画家 大鯛 田中案山子筆 その2 紙本水墨淡彩軸装 軸先練 共箱 全体サイズ:縦1820*横950 画サイズ:縦620*横720 とても大きな作品です。...
View Article氏素性の解らぬ作品 釉裏紅唐草文香炉 明(洪武年間)時代?
仏間の照明器具を取替るために片づけをしている際に発見・・・、明治から大正にかけてのメダルや水タバコの器具のようです。 もはや今となっていは骨董品・・・。義父の父上のもののようです。これも大切に保管か・・・...
View Article犀東似顔達磨図 平福百穂筆 その65
先週末はコロナ禍、雨と外に出かけることもなく、息子も退屈そう・・。そこで夏休みも終わりとなり、涼しくなったきたので家でのプール遊びも終焉・・。「さ~、プールを片付けよう!」と息子と共同作業となりました。 水を空けて、水洗いして、エア抜き・・・、これが意外に重労働 息子に手伝ってもらってようやくという感じです。エア抜きまで完了して夕方まで干して、収納・・・。 本日の作品は平福百穂の作品の紹介です。...
View Article伝南京赤絵? 瓢箪花紋六角皿 三枚揃
本日は本ブログでお馴染みに南京赤絵の作品のようです。なお明確には「南京赤絵」とはまだ判断していません。 南京赤絵とは今から350年くらい前の中国明時代末期から清王朝初期に掛けて景徳鎮の民窯で作られた赤絵の総称です。天啓赤絵に比して、広義に各種の作品が南京赤絵に分類されているような気がします。...
View Article特別投稿 リメイク お気に入りの作品 鍾馗図 伝横山大観筆
ずいぶん前にどういう経緯で入手したかは忘れましたが、ながらく保管棚に収納していますが、ときおり展示室には飾らずに鑑賞している作品です。今回にひさかたぶりに飾ってみました。 リメイク お気に入りの作品 鍾馗図 伝横山大観筆 絹本着色軸装合箱(署名有)二重箱軸先鹿骨 全体サイズ:横505*縦2050 画サイズ:横373*縦1167...
View Articleお気に入りの作品 再興九谷 宮本屋窯 八郎手雲龍文大皿
さて本ブログでは再興九谷にらしき?作品を幾つか紹介していますが、九谷焼は残念ながら当方の専門?とする分野ではありません。 当方の好みでのみ入手しており、体系的に整理する知見を持ち合わせていないので、その真偽や詳細については確証はありません。それらしき作品を入手してもどの程度の作品かは自信のないところですが、少しでも知識を得ようと暗中模索しているところです。...
View Article三社祭 杉本健吉筆 その12
秋の夜長はのんびりと展示品を眺めて過ごします。 心地よい夜風と虫の鳴き声に過ぎゆく季節を感じます。 だんだん残り少なくなる時間というものも感じざる得ませんね。...
View Articleちょっとした作品 古瀬戸 鉄釉手付蝋燭徳利
何気なく気に入ったのでネットオークションで落札した作品です。(古?)瀬戸と思われる鉄釉の蝋燭徳利ですが、2000円くらいだったと思いますが、手付きのものは珍しいし、なによりも景色がいいので購入しました。 古瀬戸? 鉄釉手付蝋燭徳利 誂箱 口径約*最大胴径85*底径*高さ158...
View Articleちょっとした作品 ローマンガラス小壺
本日はローマンガラスの作品の紹介です。以前に本ブログにて「ローマン(もしくは「ローマガラス」)」については触れた記事を投稿しましたが、その作品は当方にて贋作と判断して返品しました。小細工して「ローマンガラス」として売られている作品は数多くありますので要注意ですね。 あくまでも当方では蒐集対象外なので断定はできませんが、本日の作品は正真正銘のローマンガラスと思われます。 ちょっとした作品...
View Article大きな作品 孟宗竹図 その2 寺崎廣業筆 その105 大正5年(1916年)作
重陽の節句にお彼岸と9月はなにかと忙しい。墓参りにお月見・・・、昨夜は帰宅後、子供の宿題、食事、デザートを済ませてお月見。 虫の合唱を聞きながら過行く季節を息子と家内とで堪能しました。 さて本日は本ブログにてお馴染みの寺崎廣業の作品の紹介です。 孟宗竹図 その2 寺崎廣業筆 大正5年(1916年)作 絹本金泥水墨額装 黄袋+タトウ入 全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦860*横1120...
View Articleちょっとした作品 古伊万里 色絵兎唐草文茶碗
古伊万里には抹茶用の茶碗はない、向いていない、というのが一般的な考え方。小生も恐らくそうだろうと思っています。磁器の器は基本的に茶席には向いていませんが、本作品を購入した理由は茶碗というより食器に使えるかなという思いからです。少し小さめのどんぶりとか・・。 古伊万里 色絵兎唐草文茶碗 誂箱 口径126*高さ82*高台径...
View Article大津絵 その20 鷹匠
大津絵は民画として大いに人気が出たため、古く見せた贋作が横行したようですが、蒐集する側は贋作の横行よりも問題なのは古くていいものが入手できなくなっているということです。流行や人気が出るのことの最大の弊害は作品の評価が恐ろしく高くなることです。...
View Article再評価されるべき画家 月天 寺崎廣業筆 その106
展示室からの借景・・・。 さて今月は仲秋の名月・・・。今年の月はとても綺麗でした。本日は月にちなんで「月天子」を描いた作品の紹介です。本ブログでお馴染みの寺崎廣業の作品からで、落款からは寺崎廣業が画壇で地位を確立した明治末から大正初めに描かれた作品と推定されます。 再評価されるべき画家 月天 寺崎廣業筆 その106 絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙 鳥谷幡山鑑定書添付 共箱二重箱...
View Article初登場 竹里塔韻 平川敏夫筆
本ブログにおいては初登場の画家の作品です。平川敏夫は1970年代からは樹木のなかに古寺の塔を配した連作を発表しており、「塔は樹の魂」として古寺の塔は画面のなかで象徴的な位置を占めるようになります。 竹里塔韻 平川敏夫筆 紙本水彩額装 共シール 高島屋シール 黄袋+タトウ P10号 画サイズ:縦660*横780 額サイズ:縦409*横530...
View Article週末臨時投稿 大失敗 近代九谷 青手写雲龍文大皿 大日本九谷造ら
「龍が描かれ、水を張ったとき、まさに水神を想起させて目を楽しませる着想力の豊かさを感じさせます。」(再興九谷の記事の松山窯の説明から)という古九谷や再興九谷の作品を倣った作品のようです。 本日の作品は写真映えが良くて入手しましたが届いてみたらどうも気に入らない・・、そして処分に困るような大きな皿です。打ち捨てようかと思ったら、家内は「庭に水盤として置いたら。」だと・・・。 近代九谷...
View Article二天女 杉本健吉筆 その13
台風一過、週末は芋ほりです。 今回はサツマイモ・・・・、よっこらしょと・・・。 作行きはいまひとつだが・・。 たまにはでかいのがあるし、教育は畑が一番か・・・。 さて本日の作品は杉本健吉の作品の紹介です。杉本健吉は東大寺と深く関わったせいかどうかは知りませんが、小さなかわいい天女や華精らをよく描いいます。...
View Article峠路(仮題) 平福百穂筆 その66
一昨日は家で遊ぶ予定の友達らが都合が悪くなって、家内と子供は近所の川へ遊びに行ってきたようです。帰宅すると応接間に採ってきた草花が活けてありました。 *花入れは展示室にあった李朝の作品です。川を表現していますが、下に敷いていある敷布は義母が要らなくなった帯を裁縫したものです。 さて本日の紹介する作品です。...
View Article天啓古染付 山水図半開扇向付十客揃 明末
近所から再び分けていただいたメダカの稚魚。前回は2年半飼育していましたが、今回はどれくらい生きてくれるか心配です。2匹ほど亡くなっているようですが、数多く元気に育っています。一匹ずつ育てたほうがいいとかいろいろ飼育のコツがあるようですが、当方はなすがまま義母と面倒をみています。...
View Article少女(小) SM 伊勢正義画 その23
友達が用事あって遊べない日には家内と川に行ってきたようです。 ともかく遊びにはやる気むんむん・・、うらやましい ところが息子曰く、「パパのおもちゃほどではないよ!」 本日の作品は伊勢正義が描いた作品です。当方では伊勢正義が描く女性像をメインに蒐集していますが、風景画や静物画らを一部含んで本日は「その23」となります。 少女(小) SM 伊勢正義画 その23 油彩額装 誂タトウ+黄袋 SMサイズ...
View Article圓窓美人図(仮題) 大林千萬樹筆 その8
本ブログに投稿された大林千萬樹の作品は、本日の作品で「その8」となります。 大林千萬樹は江戸期の歴史風俗に取材した美人画を多く描いていますが、その綿密な歴史考証にもとづく華麗な画風については、上村松園、鏑木清方らの偉大な画家の陰に隠れていてまだ充分に認知されていないと思われますが、その点については再評価されるべき美人画家かと思います。 圓窓美人図(仮題) 大林千萬樹筆 その8 絹本着色軸装...
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