蘆雁図 橋本雅邦筆 東京美術倶楽部鑑定書添
狩野芳崖と並ぶ近代日本画の創始者と評される画家の作品の紹介ですが、現在はそれほど手の届かない金額で取引されているということでもありません。 蘆雁図 橋本雅邦筆 紙本水墨軸装 軸先象牙 橋本秀邦鑑定箱(昭和3年10月)二重箱 東京美術倶楽部鑑定書添(平成31年2月9日) 全体サイズ:横440*縦2160 画サイズ:横310*縦1230...
View Article氏素性の解らぬ作品 デッサン 兎 伝バーナード・リーチ筆
民芸作家の作品に贋作が多いのはつきものですが、その代表例が浜田庄司、河井寛次郎、そしてバーナードリーチですが、当方は民芸の力強さが好きなので、そのリスクを冒しても蒐集に取り組んでいます。 本日はそのリスクを冒して入手した作品です。 デッサン 兎 バーナード・リーチ筆 浜田晋作鑑定 タトウ箱・黄袋 額装サイズ:縦255*横305 縦150*横210...
View Article古伊万里 山水文初期色絵
初期色絵の作品は初期伊万里の染付の延長線上の色絵の作品で、稚拙な感じがする作品であり、以前は古九谷だの初期柿右衛門手などと混同され貴重品とされました。それゆえ高価な作品として扱われてきましたが、今では15センチ程度の皿なら数万円程度の手頃な?値段で取引されています。 古伊万里 山水文初期色絵 口径195*高台径*高さ33 合箱...
View Article水墨山水図 藤井達吉筆
藤井達吉の水墨画の魅力はなんなのだろうか? 思わず入手への食指が動いてしまいます。 水墨山水図 藤井達吉筆 紙本水墨軸装 軸先陶器 合箱 全体サイズ:縦1150*横510 画サイズ:縦*横 共箱でもなく鑑定の箱書もありませんが、これは真作・・。代表的な号の「空庵」が記されています。印章も朱文白方印の「空」が押印されています。...
View Article白梅 伝平福百穂筆 大正10年(1921年)頃?
当方の郷里出身の画家である平福百穂は「梅」を題材にした作品を数多く描いています。当方でも3点か4点ほど作品を所蔵してますが、本日紹介するには「白梅」と題された作品です。 白梅 平福百穂筆 大正10年(1921年)頃 紙本水墨布装軸 軸先 共箱 全体サイズ:横440*縦1990 画サイズ:横300*縦1280...
View Articleもっと評価されるべき画家 涼風 現代美人之図 岡本大更筆 その5 大正11年(1922年)
本日は岡本大更に作品ですが、前回に紹介した「杜鵑一聲 時代美人図 岡本大更筆 その4 大正10年(1921年)頃」に続く作品です。描かれた年代が共箱に書かれている貴重な作品でもあります。 涼風 現代美人之図 岡本大更筆 その5 大正11年(1922年) 絹本着色軸装 軸先象牙 共箱 全体サイズ:縦2120*横560 画サイズ:縦1253*横422...
View Article氏素性の解らぬ作品 信楽壷 蹲 時代不詳
表具の具合が悪かった下記の作品が修理を終え、少し乾燥させるために展示室に飾りました。 観桜二美人図 松村梅叟筆 絹本着色軸装 軸先骨 誂太巻二重箱 全体サイズ:縦2185*横510 画サイズ:縦1290*横360...
View Article横笛を吹く娘 伝鏑木清方筆
普段は食指を動かさない大家の作品ですが、これぞ掘り出し物と思い込むとチャレンジします。趣味も仕事もチャレンジしないところに発展はないのですから・・。 とくに仕事でチャレンジ精神が最近希薄になっていると感じていたので、趣味だけはチャレンジをしてみました。浜田庄司もチャレンジから、源内焼もチャレンジから・・、趣味はチャレンジそのもの。 横笛を吹く娘 鏑木清方筆 絹本水墨着色軸装 軸先...
View Article座敷に遊ぶ
昨日の誕生日で小生は66歳・・・。 さて義母の一周忌に帰郷したのですが、前の晩は家族が集まるので皆で夕食を共にすることになりました。 息子はいつものように食事の支度の手伝いです。 古くからあった天井を壊して吹き抜けにした居間です。もとは天井裏は蚕を飼っていた部屋です。埃がすごかった・・。...
View Article能登半島 不染鉄筆 その4
帰宅後、夕食は久方ぶりのステーキで小生の誕生祝いをしてもらい。その後はケーキで誕生会。 家内からはジャケット、息子からお手紙。 5歳の息子は少しずつ字が書けるようになっています。 さて本日の作品紹介です。一枚目の写真の手前の花は庭に咲いた絶滅危惧種「クマガイソウ」です。...
View Article改装 染み抜きなど
今までに蒐集した作品においてシミなどの表具の痛みのある作品を幾作品も補修してきました。かけ軸に限らず、陶磁器、木彫、塗り、刀剣についても補修してきましたが、これらを補修する技術がまだ日本の存在するからできるものです。費用が結構かかりますが、美術品を健全なものとして遺すこと、補修の技術を存続させるためには必要なことなのだと思っています。 今回は再び掛け軸を中心として補修した作品を紹介します。...
View Article蒔絵貝合わせ 二組十個
男の隠れ家で作品を漁っていたら出てきた「貝合わせ」・・・・。どうも祖母が叔母の嫁入りのために作らせたものらしいですが定かではありません。家内が帰郷の際に持ち帰ってきました。 本日はちょっと道を外れた作品?の紹介です。 蒔絵貝合わせ 二組十個 合箱 伝来 最大幅90*最大奥行65*高さ45 大きな蛤が二個に小さな浅蜊?が五個ずつ入っています。...
View Article雲錦手鉢 古犬山焼(時代不詳)
明末呉須赤絵を調べるうちに波及した犬山焼の作品。奥田潁川らとともに日本で明末呉須赤絵の模写を探求した陶工を調べている分野の焼き物です。当方の蒐集の本流ではありませんが、本日はその3作品目?の紹介です。 雲錦手鉢 古犬山焼(時代不詳) 合箱 口径175*高台径65*高さ63 家内曰く「青楓の作品は好き!」だと・・。どうも琳派の影響強いらしい・・・...
View Articleリメイク 柿本人麻呂像 伝仁阿弥道八造
本日はずいぶん前に購入した作品で、また以前に本ブログにて紹介した作品です。一部に補修跡があるので、あらためて補修しようかと思い、男の隠れ家から持ち出してきた作品です。改めていろいろと考察してみましたので投稿します。 リメイク 柿本人麻呂像 伝仁阿弥道八造 塗古保存箱 幅230*高さ250*奥行き135...
View Articleアルハンブラ宮の丘 伝杉本健吉画
藤井達吉から杉本健吉の作品に触手を伸ばしていましたが、本日のような作品を入手しましたので投稿します。 アルハンブラ宮の丘 伝杉本健吉画 油彩額装 右上サイン 誂タトウ+黄袋 昭和46年(1971年)12月吉日 日本経営新聞社本社ビル竣工に際し、株式会社産報、産報印刷株式会社より寄贈した作品 全体サイズ:縦620*横520 画サイズ:縦460*横380 F8号...
View Articleもっと評価されるべき画家 涼風 現代美人之図 岡本大更筆 その5 大正11年(1922年)
本日は岡本大更に作品ですが、前回に紹介した「杜鵑一聲 時代美人図 岡本大更筆 その4 大正10年(1921年)頃」に続く作品です。描かれた年代が共箱に書かれている貴重な作品でもあります。 涼風 現代美人之図 岡本大更筆 その5 大正11年(1922年) 絹本着色軸装 軸先象牙 共箱 全体サイズ:縦2120*横560 画サイズ:縦1253*横422...
View Article葡萄ニ鷹図 天龍道人筆 82歳
天龍道人は鷹と葡萄の画家とも言われる様に、葡萄の絵はかなり多いそうですが、鷹の方は少なく、山水画の方はもっと少ない。 葡萄ニ鷹図 天龍道人筆 82歳 絹本水墨淡彩軸装 軸先骨 合箱 全体サイズ:縦1695*横450 画サイズ:縦1020*横330...
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