文天祥 寺崎廣業筆 明治40年頃 その135
最近は寺崎廣業の前半期の作品が数多く入手されていますが、出所が様々であり、運よく入手できている感があります。本日紹介する作品は、寺崎廣業が名を成し始めた頃の佳作。明治末頃の寺崎廣業の作品には名作が多いとされます。美術館などでは展覧会に出品された大正期の代表的な作品が展示されることが多いのですが、蒐集する者としてはこの頃の作品の方が見るべき作品が多いと感じています。文天祥 寺崎廣業筆 明治40年頃...
View Article贋作考? 雪景山水図 伝寺崎廣業筆 大正3年(1914年)その136
本日紹介するのは寺崎廣業の晩年の作と思われる作品ですが、ちょっと真作と判断するには至っていない作品の紹介です。雪景山水図 寺崎廣業筆 大正3年(1914年)その136絹本水墨軸装 軸先象牙 合箱 全体サイズ:横520*縦2180 画サイズ:横410*縦1280...
View Article寛政辛酉嘉平月山水図 釧雲泉筆 寛政13年(1801年)
さすがに猛暑であった今年の夏も盆を過ぎてからは少し涼しくなってきました。残暑は油断ならないものの、秋の虫の音が聞こえてくる季節です。この過ごしやすい季節こそ骨董蒐集の季節です。*下記写真は当方の書斎の出窓の展示作品です。陽の当たる場所に展示できる作品は陶磁器とブロンズの作品ですね。森の王(少女と梟) 円鍔勝三作 1968年頃 その4ブロンズ像...
View Article越後獅子図 平野遼画
本日は平野遼の2作品目の作品紹介です。平野遼は人間や社会の在りようを見つめ、ひたむきに描き続ける姿から、「魂の画家」と評された画家です。*展示されている手前の作品は源内焼の作品です。越後獅子図 平野遼画 その2紙本水彩額装 タトウ+黄袋F8号 額サイズ:横590*縦640...
View Article寒山拾得図 双幅 その1 寺崎廣業筆
寺崎廣業は若い頃から晩年までに「寒山拾得図」をかなりの数の作品を描いています。その作品でも双幅の作品は非常に珍しく、この作品はしかも最晩年の作となる佳作です。寺崎廣業の作品において双福仕立ての作品は非常に珍しい。寒山拾得図 双幅 その1 寺崎廣業筆紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 共箱 全体サイズ:横500*縦2190 画サイズ:横320*縦1280 寒山拾得(かんざん...
View Article贋作考 伝明末天啓赤絵 高士図五寸皿一対
古染付や南京赤絵よりさらに貴重価値の高いとされたのが天啓赤絵の作品。そのことから古くから模倣作品が横行していたと推測されます。贋作考 伝明末天啓赤絵...
View Articleかかし 平福百穂筆 その124
本日紹介する作品は資料的価値の高い作品として入手しました。資料的価値が高いのは、まずは秋田美術倶楽部の鑑定書、そして印章が珍しいことです。かかし 平福百穂筆 その124 紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 合箱全体サイズ:縦1335*横635 画サイズ:縦390*横474秋田美術倶楽部平成11年1月7日 鑑定書同封描かれているのは「かかし」・・。平福百穂の明治末頃の作か?...
View Article氏素性の解らぬ作品 膝を抱える女性 児玉幸雄画 その2
本日の作品はバーナードリーチらしき作品と一緒に展示しました。裸婦のフォルムと共通するものがある・・??氏素性の解らぬ作品 膝を抱える女性 児玉幸雄画水彩額装 黄袋+タトウP10号 額サイズ:縦680*横525...
View Article桃色の椅子 原精一画 その7
先日のお茶会の続きです。息子は生意気にも人間国宝のお茶わんですね。私は高麗茶碗・・・。家内のお薄は小生が点てます。使ったお茶わんは藤本能道、藤原雄、川喜田半泥子、高麗茶碗(松村弥平太作)の4つです。本日紹介する作品は原精一の描いた「赤い椅子」に続く「桃色の椅子」というシリーズ的な作品?のひとつのようです。ちょっと小さめの作品となります。桃色の椅子 原精一画...
View Article古画 源氏物語 第9帖「葵」の車争い
男の隠れ家の仏間にようやく考えていたとおりのロールスクリーンの取り付けが完了しました。トップライトからの日差しが思いのほか強いので万全ではないようですが、一定の効果はありそうです。仏壇本体は今は東京にあるので、いつかはここに移すことになるかもしれません。さて古画というのはいつ頃の時代からのものなのでしょう・・。辞書では...
View Article友人を偲ぶ 辰砂釉(面取)一輪挿 平野庫太郎作
所蔵していた作品を整理していたら、亡くなった保戸野窯の平野庫太郎氏の作品がありました。30年来の友人でしたので、数多くの平野庫太郎氏の作品を所蔵していますが、面取の一輪挿があったのを失念していましたので、懐かしく思い出しました。友人を偲ぶ 辰砂釉(面取)一輪挿...
View Article訂正投稿 古伊万里 赤絵金襴手 雲龍・瓔珞紋茶碗
作品の保管場所が東京の自宅ではほぼ満杯なので、普段使わない作品はリフォーム中の「男の隠れ家」へ移送の予定のため、作品を整理しています。その作品中にて間違った分類が分かった場合は資料を訂正していますが、本日はそのような作品の訂正のための投稿です。訂正投稿 古伊万里 赤絵金襴手 雲龍・瓔珞紋茶碗 「大明成化年製」款 合古箱入 口径135*高さ80*高台径60以前の投稿は「伝清初...
View Article氏素性の解らぬ作品 抽象画 無題 伝平野遼画
サインも何もない作品。購入先では平野遼のアトリエから直に入手したというのだが・・・。氏素性の解らぬ作品 抽象画 無題 伝平野遼画着色額装 誂:タトウ+黄袋P30号 額サイズ:横*横 画サイズ:横652*縦910そもそも何を描いたのやら、上下、左右が解らぬ作品。上の写真の状況で眺めていると椅子に掛けてキャンパスに絵を描く自画像か?...
View Article輸送中に毀れた作品 加彩武人俑
真贋は不明なれどひとつかふたつくらいは手元にあってもいいと入手した「俑」の作品ですが、送られて届いた作品は大きく破損していました。輸送中に毀れた作品 加彩武人俑合わせひとみ箱 像サイズ:高さ560*幅190*奥行き180 以下は送られてくる前の作品の状態の写真です。...
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