秋草 木村武山筆 その6
高倉健の言葉ではありませんが、「プロとは?」と聞かれると「それを生業とする者」という返事が一番妥当なように思われます。 「生業」とはその職業で生計をたてていることを指しますが、「プロ」と「生業」との言葉の間には、他の追随を許さないという意味が含まれ、また誠心誠意を尽くすという意味が含まれているように思われます。...
View Article古清水焼(栗田焼) 色絵布袋唐子香炉
義父が畑で作っている「タケノコ芋」。今年はたくさん採れたので、会社の皆さんで食べてもらうことにいたしました。義父が近所の方の協力で掘り起こし、芋をきれいにするのには顔を黒くして息子も手伝ったようです。 **************************************...
View Article源内焼 その87 褐釉獅子香炉文脚付角鉢
先週は出張で三日ほど留守にしていたら、週末は息子がますます小生から離れなくなり、姿が見えなくなると「パパ!」と泣いて探し回る始末・・・ そこで、家にいてもストレスが溜まるので近場の水族館へ・・。 大きな水族館より実際に触れることのできる水槽が多いので、息子以上に小生も楽しみました。ウグイの餌をやれる水槽、そして二人のお気に入りは大きなヤドカリ・・。 鯛・・・。...
View Article冬木立 福田豊四郎筆 その67(再整理NO)
本ブログの閲覧数は表示のとおりですが、順位は26万を超えるブログ数の順位らしいです。よく読まれているほうなのか、いないほうなのかは小生の知るところではありませんが、良く続いているものだと我ながら感心しています。最近は300人を越える方が閲覧しているようですので、うっかりしたことが書けないのが気懸かりですが・・・。...
View Article桃太郎の鬼退治 平野富山作
先日、歌舞伎座にて観劇の合間に美術品をいろいろと見て回ってのですが、平櫛田中作の「鏡獅子」は見当たりませんでした。前の歌舞伎座にはあったのですが・・・。その平櫛田中作の「鏡獅子」の彩色を担当したのが、平野富山ということはあまりにも有名な話ですね。 平野富山については平櫛田中との関連もあり、また「なんでも鑑定団」にも出品されていますので、ご存知の方は多いと思います。 桃太郎の鬼退治 平野富山作...
View Articleリメイク 早春 伊藤小坡筆 その1
天気のよい週末、家内と義母がないやらハンドバックを引っ張りだして、痛んでいないかチェックして日干しするようです。 靴磨きしようと思っていた矢先でしたので、「ついでに手入れしてあげようか?」と一声かけたのが運の尽き・・・。あちらこちらからバックが所狭しと出てきました 結局、靴の手入れの前にクタクタ・・・ ただしバックから小銭が出てきて、昼飯代金を頂戴しました...
View Articleリメイク 修業之余閑 加納夏雄筆
息子は茶室の六本引きの戸袋に収まっています。その後、この六本引きをする契機となった夏用の障子がさらに男の隠れ家から数枚が出てきました。またこれを利用してなにかを作りたくなっています。モノ作りは常にアイデアの勝負です。こういうものを、こういう方法で作りたいという気持ちがないとモノ作りは楽しくないのです。...
View Article寒山拾得図 伝堅山南風筆 その5
箱根で家内と二人で美術館見学中に祖父母と入った足湯のつもりらしい・・。 この頃は祖父母と落花生の皮むき・・・、息子は手伝いが大好きなようです。 落花生は収穫からピーナッツにするまで至極、時間と手間のかかるものです。 さて本日の作品は本ブログで何度か取り上げている「寒山拾得」を題材とした作品です。描いたのは堅山南風のようですが、共箱もなく真偽のほどは断定できませんが、出来や作風から真作と思われます。...
View Articleリメイク 古伊万里 若双鶏牡図水指
来年の干支は酉、家内は年賀状のデザインに古染付皿の鶏の図柄をデザインしました。 「酉」は、「とり」と読みますが、実際には「にわとり」のことです。新年も一番に鳴く鳥のため縁起が良いとされています。さらに商売関係に縁起のよい干支とされています。「とり→とりこむ」で、商売に繋がるとされています。行動力があり、積極的。親切で世話好きであるという意味もあります。ちなみに家内は酉年生まれ。...
View Article流雲 藤井達吉筆 その15 & 金重陶陽
今週は社内の忘年会。赤坂にある老舗の料亭での忘年会でしたが、同僚とオーナーがなんと同級生であったそうな・・。 床には大きめに堂本印象の額装の見事な山水画、玄関には魯山人の壷。懇親を深めたほかに眼も潤いました。料亭での一流のものとの触れ合いはとんと少なくなってきた昨今ですが、解る人も少なくなってきたように思います。...
View Article鐘馗図 伝法橋月岡雪斎筆 その3
本日は月岡雪斎の作品の紹介です。本来は浮世絵の画家ですが、どうも浮世絵の画家でありながら、美人画以外の作品のほうが良いように思います。 もともと小生は一部の作品をのぞき浮世絵の美人画には価値はないと思っています。とくに幕末の歌川派以降の作品群は下手物以外の何者でもありませんね。肉筆もしかり・・・。ま~、美人そのものに大いに懐疑的ですが・・。 鐘馗図 伝法橋月岡雪斎筆 その3 絹本水墨軸装 軸先木製...
View Article雷聲忽送千峰雨図 横井金谷筆 その8
本ブログで記載のとおり、日本画の作品で真贋の見極めのもっとも難しいのが南画の山水画の分野です。ほぼ50%以上の確率で贋作が横行しているといっても過言ではないでしょう。 本日紹介する横井金谷もまた贋作の多い画家の一人です。知名度は低いですが、近江蕪村と称されるように、南画の世界ではかなり評価の高い画家です。しかも落款と印章が簡便なので実に真似のしやすい画家の一人です。 雷聲忽送千峰雨図 横井金谷筆...
View Articleもっと評価されるべき画家 蘭壽万慶 粛粲宝筆 その2
先輩がエレベーターの中で「これ知っている?」と渡されたのが、サントリー美術館で開催されている「小野田直武と秋田蘭画」の展覧会の資料。わが郷里の武士であり、画家の展覧会ですが、小野田直武は平賀源内の導きで西洋画の技法を学び、世間に秋田蘭画を広めたのは同じ秋田県出身の画家である平福百穂です。平賀源内は源内焼で本ブログでなんども紹介していますし、蒐集対象である平福父子も本ブログではお馴染みの画家です。...
View Articleもっと評価されるべき画家 春のこども 岡本大更筆
週末は昼食にラーメンと食べようということになり、町田の駅前まで・・。人気のあるお店のようですので空いている時間帯を狙いましたが、食事を済ます頃には行列ができていました。 息子は箸の使い方が上達し、前ほどは時間がかからずに食事を済ますことができました。 さて当方は別にロリコン趣味ではないですが「少女図」が何点か所蔵することになっています。 少女図 河崎蘭香筆 絹本着色軸装 軸先木製 合箱入...
View Article叭々鳥 児玉希望筆 その6
週末は夕食材確保に畑まで・・、大根とカブを採ってきました。 「うんとこしょ、どっこいしょ」 本日は児玉希望の作品の紹介です。ときおり本ブログで紹介している児玉希望の作品ですが、週末に二階の展示スペースの飾ってましたした。 飾る脇で息子が遊んでおり、全部飾るのに半日がかり・・・...
View Article贋作考 寒江獨釣 その2 伝釧雲泉筆 番外編
畑から採れてからピーナッツとして食べられるまで非常に手間のかかる落花生ですが、最後の煎る段階から選別の段階まできました。息子は採れた当初から手伝っています・・、というより邪魔しています...
View Article桜桃鸚哥図 橋本関雪筆 その5
家内曰く「橋本関雪? イメージが違う!」だと。「大丈夫、このような作品も描いているし、初春に飾る額だよ。」といったら納得していました。来年の干支は酉。本来は鶏ですが、鶏の作品だけではつまらないので鳥全般にして、正月に向けての展示にしようかと思っています。桜に桃もあるし、春まで飾っておける・・・。 桜桃鸚哥図 橋本関雪筆 その5 紙本水墨着色額装 共板 タトウ 画サイズ:横450*縦430...
View Article浅絳山水図 その3 伝横井金谷筆 その7
***** 定期的な投稿は先週をもって終了とさせていただきます *****。 本日は投稿するのを失念?していた原稿ですが、定期的な投稿は先週をもって終了とさせていただきます。今年は本日をもって終了となります。ご愛読の皆様、良いお年を・・、来年もよろしくお願いしたします。年末年始はまた男の隠れ家にこもります。...
View Article伝天啓赤絵 馬文筆洗形茶碗
郷里から三日の夜遅く帰宅し、昨日は挨拶廻りに安全祈願に仕事初めと慌しい一日でした。 年末には母への訪問していきました。会う前に腹ごしらえ・・、息子の箸の使い方も様に?なってきたようです。食事の躾は外食がいいようです 相変わらず元気そうで、息子とのコミュニケーションも良好で、息子も母に会うのを楽しみにしているようでした。...
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