染付陽刻菊波文様香合
年末年始の帰郷は新青森まで新幹線です。最初は新幹線で喜んでいた家内と息子ですが、新青森からのローカル線では「雪が多いね」と心配そう? 「大丈夫、今年は少ないよ!」という小生の返事に息子は半信半疑・・・。 準備万端での降車・・。帰郷後の昼飯は当然、鶏飯。 やはり帰郷した前夜に雪が降った程度の積雪のようで今年は大したことはないようです。 息子も除雪の洗礼。 雪だるまつくりはむろんのこと・・。...
View Article馬来婦人正装 福田豊四郎筆 その68
昨年末に義父が駐車場から取り出してきた黒柿の煙草盆。家内の実家に庭にあった黒柿の木で長火鉢、手あぶり、そして煙草盆をいくつか作ったそうです。長火鉢と手あぶりは健全な状態ですが、今回見つけ出してきた煙草盆は修理が必要でした。 ひとつは健全な状態に近いのですが、漆が色あせており、いつか補修した金属製の釘が悪さをしているようです。 もう一つは底板の桑が反っています。 もうひとつは分解状態です。...
View Article壺屋焼 白化粧地呉須海老文大皿 金城次郎作 その5
昨年末はなにかと気忙しい日々・・。そんな状況でクリスマスイブ。 同時に息子の三歳の誕生日を迎えました。 三年はあっという間でした・・。 本日は本ブログでたびたび紹介されている浜田庄司と縁の深かった金城次郎の作品の紹介です。金城次郎の作品については銘の有無、共箱の有無が話題になります。 壺屋焼 白化粧地呉須海老文大皿 金城次郎作 その5(整理番号) 口径408*高台径*高さ82...
View Article氏素性の解らぬ作品 伝古清水焼(堆朱手) 色絵草花文三足香炉
今年も同僚らに配った畑で採れた作物です。 落花生は手間がかかっています。今年はいまひとつ実が小さく、義父は美味しさに自信がなさそうでしたが・・。 たけのこ芋に、庭の木に実った柚子・・、義父と義母が高齢ゆえいつまで続けられるか 配られて方には迷惑かもしれませんが、配れるうちは健康な証。 伝古清水焼(堆朱手) 色絵草花文三足香炉 合箱入 径80*高さ75...
View Article元旦
新年はあちこちで神棚を拝みまくり・・・、まずは男の隠れ家で。 しめ縄を取り替えて、榊も・・。 男の隠れ家に帰郷しての第一番目のお仕事。 お神酒は今話題の地酒を。 元旦は初詣・・。 息子は義父が着ていた着物を・・。 墓参りも・・。 あちらこちらの墓参り・・。 これぞ神仏混合。 息子は雪の洗礼を受けています。ん? キリスト教・・??...
View Article修理 輪島塗銀吹御櫃揃
元旦の行事を済ましたあとは、男の隠れ家に集合した家族で近場の温泉へ・・。 九州から、仙台から、郷里からなどからようやく集まったのが元旦を過ぎた翌日。日帰りだが旅館に部屋を予約し、皆が集合。 まずは露天風呂。 いい風呂でしたね。 さ~、皆さんお食事ですよ。 むろん、男の隠れ家でも食事。食べるものを食べて今年も頑張ろう。息子は三人目のおばあちゃんとも仲良し。...
View Article手吹瑠璃洋酒器 醍醐 藤田喬平作
男の隠れ家の棚でごそごそと昔作った茶碗を取り出していると家内が「これは?」と聞いてきたので「これは失敗作だよ。」と・・。 「どこが?」、「面白味がないからかな。」と・・。たしか盛岡の南部窯でつくった灰釉の茶碗。 「面白いとおもうけどな~」と家内、「あっそう。」とすげなく返事したものの、なんとなく嬉しい。ということで持ち帰り。 本日は本ブログでときおり登場している藤田喬平作の酒器です。...
View Article氏素性の解らぬ作品 色絵草花文三足水注
週末には近くの公園でどんど焼き。 焼いている火で団子を焼きます。皆さん団子を串刺し? 竹に指して準備・・・。 熱いね~、と火には近寄らない。「君子危うきに近寄らず。」 週末は雪が降りそうだったので除雪の準備も・・。 ついでに自転車の練習・・。 小生に似て何事にも慎重派。幼稚園で出合った母親達に早速あだ名されたのが、「学級委員長」・・、筋は通すが慎重らしい...
View Article幻の画家 松上鶴・梅下亀双幅 岩井昇山筆
男の隠れ家で懐かしい作品を見つけました。秋田の保戸野窯で作った初めての抹茶茶碗です。 なんともへたくそな絵付けに削りすぎて歪んだボデイ・・、当時は割って捨てようと思ったのですが、保戸野窯の平野先生に「最初に作ったものはいつか大切に思う時がくるからとっておいたほうがいいよ。」と言われてとっておいたものです。...
View Article大津絵 その18 弁慶の立ち往生(長刀弁慶)
今週の初めの夜中に息子が急に具合が悪くなり嘔吐・・。その後下痢となり、家内共々寝不足。なにしろ具合が悪いときもママさんよりも「パパ!」という息子です。 出勤した後に家内からメール、息子曰く「もう大丈夫だから心配しないで」だと・・・ お昼近くには「お腹空いた、もう直った!」・・・・...
View Article田家秋色 伝小野竹喬筆 その3
縁側にあったテーブル・・、家内の実家の庭にあったケヤキの根っこで製作したもののようです。陽があたるので割れてきたと義父が言い出しました。見ると大して割れていないのですが・・。 しかたなく「えんやら、どっこいしょ」と持って玄関へ移動しました。息子が「パパ、力持ちだね」と言うので、「いや、それほどでも」...
View Article氏素性の解らぬ作品 仙山遊鹿図 伝冨岡鉄斎筆
男の隠れ家の正月飾りは、盗まれたり、汚れても気にならない作品・・・。 とはいえ「富岡鉄斎」・・。見栄と欲望が葛藤しての飾りです。 仙山遊鹿図 伝冨岡鉄斎筆 絹本着色軸装共箱二重箱軸先本象牙 全体サイズ:横454*縦1970 画サイズ:横424*縦1338 年末年始は寒いし、時間はないし・・、あたふたと正月の準備。...
View Article展示室の置物
同僚から今年の干支の作品が届きました。毎年楽しみにしていますが、前年にご不幸もあってようで、今年はなかなか届かなかったので、諦めていたのですが先週に到着しました。 表情が愉しくなかなかの出来ですし、また台座が面白いですね。 帰宅後には展示室を見て回り、時折置物を変えてみたりしていま 階段には毘沙門天。 飾り台には聖観音。 角コーナーには作品は円空仏の写し。...
View Article源内焼 その89 三彩軍配形脚付鉢(菊文)
以前に紹介した作品ですが、ブログの投稿に追われてじっくり鑑賞していなかった作品を改めて鑑賞するようにしています。 なんとも捉えどころのない花瓶ですが、じっくり見ながら遺すべき作品かいなから品定め・・。 箱のなく、氏素性の解らぬ作品、最後はやはりこちらの眼力次第・・・。 さて本日の作品紹介はひさかたぶりに源内焼です。...
View Article嘉魚 中村岳陵筆 その2
昔、祖父は上京した際に、お土産に数枚の色紙作品を買ってきたそうです。それは出版されたばかりの大塚工芸社の印刷された著名な画家の作品だったそうです。今では工芸作品として見向きもされませんが、当時はその印刷技術の高さに人気があったようです。人気の理由は肉筆と引けをとらないくらい精巧であった点です。横山大観も絵の具を提供して、その複製作品の向上に尽力したという記述もあります。...
View Article蓑虫山人 まくり二点 その10 &その11
しばらく入手できなかった蓑虫山人の作品です。数万円で売買されている作品群であり、蓑虫山人の作品はそれほど高価な作品ではありませんが、なかなかいい作品に出会う機会は少ないようです。 わが郷里と縁の深い蓑虫山人であり、偶然ですが今回も郷里からの入手です。 山水図 蓑虫山人筆 その10 紙本淡彩軸装 合箱 画サイズ:横310*縦980 以前に紹介した「中野山」を描いた作品と景色が似ております。...
View Article家紋入輪島塗菊紋重箱
男の隠れ家の器の中に家紋入の外箱に入れられた重箱があります。 中は鮮やかな朱色です。秋に使うのにいかにももってこいです。 家紋入りの器はいくつかありますが、外箱のみに入っているのは珍しいです。中は梨地です。これだけの紋様が描ける漆職人は数が少ないでしょう。 漆器は撮影が難しいですね。 真塗や蒔絵のありきたりの重箱ではやはりつまらないものですが、これいけてますね。蓋も見事な絵が描かれています。...
View Article峻嶺静處図 釧雲泉筆 その18
偶然に見つけたのですが、加島美術出版「美祭」(BISAI)19号に掲載されている作品NO.054&055のうちNO.55が本作品と同一作品のようです。ただし「美祭」では鑑定を「渡辺南岳」と誤記されています。(このような基本的な間違いを加島美術がしているのは意外ですが・・。) *渡辺南岳(わたなべ...
View Article贋作考 夏景山水図 伝橋本雅邦筆 番外編
以前に美術商と橋本雅邦の屏風の売買の交渉をしたことがあります。互いに真作とは認めての交渉ですが、当初はあまりにも安すかったのですが、何度か交渉した後に納得のいく金額で引き取っていただきました。...
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