下絵? 鯉 宇田荻邨筆
玄関の脇咲いていたヒメウツギ・・。時期的に今年は早い? 信楽の小壺に活けてみました。右は平野富山作の弁天様・・。 観音像は市川鉄琅の作です。水をあげているのはお気に入りの明治初期のお猪口・・。 さて本日は本ブログで紹介する3作品目となる宇田荻邨の作品の紹介です。節句にちなんで鯉の作品ですね。「鯉」の作品はいいものを一点はもっていたいものです。 下絵? 鯉 宇田荻邨筆 紙本水墨淡彩軸装...
View Article縁起の良い作品 松菊 平福百穂筆 大正年間
工芸品か? 贋作か? はたまた真作か? 迷いに迷っているまくりの作品を思い切って裏打ちして額装に誂えました。 舟上笛吹童子 平福百穂筆 昭和年間 絹本水墨淡彩 まくり→裏打ちの上額装に誂 画サイズ:横318*縦504 印刷、版画、版画の手彩色・・?? どう見ても肉筆・・??? 昭和初期から20年頃までは大家の作品を中心に紛らわしい工藝作品が出回ったそうです。...
View Article自宅の展示会 渡辺省亭 第2回 3作品
「自宅の展示会 渡辺省亭 第2回」となります。前回の「自宅の展示会 渡辺省亭 第1回」に続編となりますのでご了解ください。所蔵作品のうち数点を残したおよそ20作品を展示していますので、前回はその8点(贋作の疑いのあるものを除く)紹介しましたので、今回は9作品目からの紹介です。 続きは展示室の臨時の場所に掛けての3作品です。 まずは吉祥図の「双鶴図」です。 9.双鶴図 渡辺省亭筆 絹本水墨着色軸装...
View Article自宅の展示会 渡辺省亭 第1回 8作品
**本ブログは記事を随意つけ加えたり、訂正したりと更新していきます。 家内共々、楽しみにしていた東京芸術大学で開催されている「渡辺省亭の展覧会」が、コロナ禍で中断されています。...
View Article自宅の展示会 渡辺省亭 第3回 4作品
次は展示室2階の階段前の2作品です。これらの作品には手前に李朝の作品と餅花手の作品を置いています。 NO12の作品は思文閣墨蹟資料目録「和の美」第475号 作品NO9「月下秋草」(共箱 「省亭逸人」と銘あり)掲載の作品(本ブログに掲載)とほぼ同じ構図で、同時期(思文閣墨蹟資料目録「和の美」の作品には落款記に「丁酉秋分」とあり、明治30年、省亭46歳の作です。)の作と思われます。...
View Article同題の作品2作品 「山湖首夏」 その2 福田豊四郎筆
本日は福田豊四郎の作品において同じ題名の作品「山湖首夏」という作品の2作品目の紹介となります。 同じような構図で同じ題名・・、なにも入手しなくてもよさそうなのですが、以前からある作品は額装(下記写真右)、本日紹介する作品は軸装(下記写真左)・・、どうもこれだけでは理由になりそうにありませんね。入手理由はマニアックな理由かもしれませんが、福田豊四郎が描いた年代に大きな差があるということです。...
View Articleお気に入りの画家 青山行路 田中以知庵筆 その11
本日の作品はお手軽に入手できる画家?の田中以知庵の作品の紹介です。共箱できちんとした表具の作品でも今では廉価にて入手できる画家の作品のひとつですね。展示室には福田豊四郎らの作品と飾っています。 お気に入りの画家 青山行路 田中以知庵筆 紙本水墨淡彩軸装 軸先骨加工 共箱 全体サイズ:縦1360*横740 画サイズ:縦470*横600 本ブログにてお馴染みの画家ですが、田中以知庵(たなか...
View Article氏素性の解らぬ作品 猫 伝藤田嗣治筆
「美術品の購入金額は30万円を目途にする。」という記事を最近読みましたが、本日の作品は購入金額は25万円ほどです。あまり安いといい加減な判断で購入することが多くなり、ガラクタばかりになる傾向があり、あまり高いと資金的に苦境になるということからのようです。どちらも耳の痛い話です。この作品がその値段で高いか安いかは別として、「なにはともあれ、えいや」と購入した作品です。 氏素性の解らぬ作品 猫...
View Article自宅の展示会 渡辺省亭 第4回 5作品
本日は緊急事態宣言下で展覧会が中断されている渡辺省亭の作品を当方で展示している「自宅の展示会」の第4回目の投稿です。 まずは「神使」(仮題)という作品ですが、この作品も同じ構図の作品が複数存在し、当方でもこの作品を含めて2作品所蔵しています。 描かれているのは鳩と鹿であり、下記の理由から仮題として「神使」としています。実際の題名は違うかもしれませんね。...
View Article特別投稿 展示作品 餅花手 & 明末赤絵
渡辺省亭と同時に棚などに展示した作品を紹介します。 まずは「呉州餅花手 瑠璃地白花花卉文盤」の3点です。大きさは40センチほどある大皿です。 1点のみ補修跡がありますが、発色などの状態の良い「呉州餅花手」の作品は珍しいと思います。またこのデザインは古くなくとても気に入っている作品です。 次は釉薬の違う同じデザインの皿で「呉州餅花手...
View Article忘れ去られた画家 雁来紅 鈴木華邨筆 その2
先週末は家族総出で畑で玉ねぎの採取。息子は前の日から大張り切りで、当日は朝早くから起き出して段取りしていました。 近所で畑を面倒見てくれている方も・・・、というかどちらかというと当方は応援・・。 玉ねぎの採取は早いのであっという間に完了・・。 ただし車庫に運んで食べるように段取りがあります。 さて本日は明治から大正にかけて活躍した鈴木華邨の2作品目。...
View Article誂? 寺崎廣業 美人画 5点
当方の寺崎廣業の作品の蒐集は一区切りの段階で、表具の痛んでいる作品の中からお気に入りの作品だけを選んで保存のための処置にし始めています。修理の完了した作品は本ブログにてその都度作品を紹介しており、本日は2作品が処置が完了しましたので投稿します。あと3点は今後の修理検討中の作品です。...
View Articleお気に入りの作品 黄色のスカーフの婦人(仮題) 伊勢正義画 1971年(昭和46年)作
大野麥風の大日本魚類図集の「カワハギ」・・。 テレビ局でなにやら東京湾?の魚の特集で使用したいらしい。画像の使用について問い合わせがきました。テレビ局やテキストへの写真の使用の問い合わせは本ブログの源内焼、掛け軸らなど数件ありますが実際の使用は稀のようです。ちなみに展覧会などへの依頼は2件ほどありました。...
View Article工藝作品? 扇面竹之図 福田平八郎筆 & 真作 柿釉赤絵扁壺 浜田庄司作
下記の作品を美人画にあった表具に改装しました。 杜鵑一聲 時代美人図 岡本大更筆 その4 大正10年(1921年)頃 絹本着色軸装 軸先陶器 共箱 全体サイズ:縦2080*横560 画サイズ:縦1160*横410 本来は染み抜きまで依頼したつもりでしたが、行き違いで改装のみとなりました。 共箱誂えの作品です。 さて本日は古くから所蔵している2作品を飾ってみましたので紹介します。 扇面竹之図...
View Article状態の悪い作品 福聚大黒天尊像 平櫛田中作 昭和42年作 その6(中)
当方での蒐集は完品で状態の良い作品には値段的に手が出ない場合は、時として状態の悪くても筋の良い作品を廉価で入手して手直しをする作品があります。掛け軸のような日本画で表具の状態の悪い作品やまくりのままのもの、油彩なら状態の悪いもの、陶磁器なら割れや欠けのあるもの、そして本日のように色落ちのある彩色の彫刻などですが、あくまでも作品を損なわないで補修の可能ななことを目安に置いています。...
View Article大日本魚類画集 NO71 イシダイ 大野麥風画
先日、本ブログの画像について問い合わせのあったテレビ番組「鉄腕ダッシュ(2021年6月6日に放映)」にて、当方から提供した「カワハギ」(大日本魚類図集)の画像が放映されました。...
View Article思い出深い作品 十和田湖の櫻花 小林喜代吉画
月曜日は振替休日で、コロナ禍で家にこもりがちな息子を家内は連れ出し、息子が行きたがっていた遊園地に行ったようです。 下校後に毎日のように近所の子供らと遊ぶ時間はあるものの、ちょっと刺激に乏しくストレスが溜まっている様子なので、家内には感謝です。 さて本日の作品紹介は亡くなった家内の実家にあった作品で、現在義妹が仙台の自宅に飾っている作品です。...
View Article貴重な作品 源内焼 三彩唐草文手持付三連鉢 その2
最近、家内が展示室に飾られた先日本ブログで紹介した源内焼の大きめの鉢を観ながら「源内焼は初めてみた頃はなんだこの焼き物は・・・と思ったけど、源内焼は見慣れてくるといいわね~。」とつぶやいていました。当方のつぶやきは「すでに100作品は超えているのに今さら・・」です。...
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