2017年 保戸野窯(平野庫太郎)の作品 その1
庭では牡丹の花が咲き始めています。 本日は友人の作品の紹介です。 床に飾った花入は秋田市にある保戸野窯で作られた平野庫太郎氏の作品です。 昨年に平野氏から購入した作品ですが、均窯の釉薬に緑色の発色が見られる独特の味わいのある作品です。 平野氏の作品には釉薬だけではなく形にも品格があります。...
View Article御本堅手茶碗 銘「朝日」
近所に有る家内の本家、猫を飼っているので、猫が好きな息子はときおり遊びに出かけています。先週から幼稚園に入園した息子に「なに組になったの?」と叔母さんが聞いたので、息子は「しゅずらん組」とちゃんと答えたようです。そしたら叔母さんがご褒美に庭に咲いたすずらんをくれたとのこと・・。...
View Article山水図 & 羅怙羅尊者像 伝秋月等観筆
掛け軸を展示する時には息子は脚立を持ってきたり、矢はずを持て来てくれたりして手伝ってくれますが、こちらはひやひやものです。 本日のように古い軸類は痛みが大きいので、外箱の保存箱を製作して保護しています。たしか友人の要らなくなった桐の箪笥を解体した材料で作った外箱です。 本日のような古い軸は表具なども当時そのままにして遺しておくように心がけています。 山水図 伝秋月等観筆...
View Article塩釉象嵌縄文碗 & 地釉縄文象嵌筒盌 島岡達三作
先週末には暖かくなったので家族4人で犬の体洗い。息子もお手伝い、愛犬は「4人がかりかよ、勘弁してくれよ。」と言っているようでした。急激な天候の変化か、幼稚園通園のせいか息子は鼻水に、夜は咳をする症状がありました。...
View Article(月下)葡萄図-20 天龍道人筆 その32
昨日に投稿をしていないのは、北陸方面に出張に出かけたり、また息子が熱を出したりで慌てて夜遅くの原稿の取り纏めをしたせいで、予約投稿の設定を一日間違えていたようです。 さて先週末には暖かい陽気となり、そろそろクマガイソウが咲くと思い観察していたら、土曜日にはまず一輪咲き、その後は続々と咲き始めました。...
View Article四季図 色紙 川合玉堂筆
週末には畑で大根の花を観賞・・。「えっ、これ大根・・。」「そうそう、実のなるものには意外にきれいな花が咲くのさ。」 前にもブログに投稿したように色紙の作品はいろんな飾り方があって愉しめるものと記述してありますが、掛け軸や額入りの日本画などは大げさで嫌だという方には色紙などが良いと思います。ちょっとお気に入りにものがあるといいですね。...
View Article古染付 楼閣文図皿
本ブログのランキングはだいたい1500位のようですが、対象ブログ数は270万もあるそうです。その中でのランキングがどの程度のものかは知る由もありませんが・・。 さて古染付、明末赤絵、南京赤絵、天啓赤絵というほぼ同時代に日本からの注文で当時の中国で焼成され、現在はほぼ日本にしか存在しない陶磁器群です。当方の蒐集の本流ではありませんが、面白そうな作品に出会い、懐が許す場合にのみ都度購入しています。...
View Article麦穂 平福百穂筆
パパさんと同じジーパンをはいてベルトをしてご機嫌な息子。 ついつい羽目を外して、玄関に砂利を放りなげて小生に大目玉! 「しょげている図」であります。 本日は平福百穂の作品の紹介ですが、平福百穂の子息の鑑定箱書のある作品です。 麦穂 平福百穂筆 その 絹本金彩軸装 軸先鹿角 平福一郎極箱 全体サイズ:縦1490*横490 画サイズ:縦400*横310...
View Article源内焼 その91 三彩唐草文中皿五客揃
男の隠れ家にあった祖父が依頼で製作させたと思われる御櫃・・。自宅での席で使用していたものでしょう。昭和57年に本家から戴いたものですが、漆が痩せてきて銀粉が剥がれてきていたので輪島の工房に修理を依頼していました。3月経過しこのたびなんとかもとのように使用できる状態になりました。 輪島塗銀吹御櫃揃 御櫃:口径238*底径246*高さ110 台(膳):幅288*奥行289*高さ90...
View Article高麗期 呉器茶碗
庭ではますますボタンが真っ盛り・・・。 ピンクも・・。 ホワイトも・・・。 そしてボタン色・・・。 それに加えてクマガイソウもまたますます満開。 ご存知かと思いますが、庭に自生するクマガイソウですが、日本では環境省により、レッドリストの絶滅危惧II類(VU)の指定を受けていて、多くの都道府県で、レッドリストの指定を受けています。園芸用の採取は控えるべきものです。...
View Article晩秋新雪図 寺崎廣業筆 その54
週末は家族の大半が風邪ですので、家の中でお遊び。息子と小生はプラレールにはまっております。ブロックのおもちゃも利用・・・。 童心に帰り過ぎて、三歳の息子とおもちゃのとりっこで大喧嘩・・。 さて本日は50作品を越えた寺崎廣業の作品の紹介です。 晩秋新雪図 寺崎廣業筆 その54(真作整理番号) 絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙 川合玉堂鑑定箱 全体サイズ:縦2120*横560 画サイズ:縦1260*横420...
View Article富士山桜 茶碗 小林和作絵
原三渓の作品を家内が物色しているらしい。そこで家内が「以前に購入した耳庵の色紙程度の作品はどこにいったかしら・」だと・・・ さ~、家捜し。記憶にはあるのだが、どこへ仕舞ったやら・・・。ようやく色紙専用の額の箱の中から出てきました 「玄妙」という未表装の作品。 ついでにおかげさまで中村餘容の色紙も出てきました。 色紙はタトウに入れて題名を描いておくのをなにやら忘れていたらしい。...
View Article粉引風茶碗 虎渓山水月窯(荒川豊蔵作) 二点
*明日から連休は帰郷しますので、ブログはしばし休稿です。予定では5月6日に帰京・・。 あらたな骨董との出会いがあるのか愉しみですが、いまのところそのような予定はありません。男の隠れ家であらたな物色をしようかと・・・。 ブログに投稿する新たな作品も少なくなりましたが、当ブログは作品の整理と継承を目的としており整理が進んでいる証でしょうか。...
View Article贋作考 青磁茶碗 伝板谷波山作
贋作考 青磁茶碗 伝板谷波山作 共箱 口径135~136*高台径60*高さ79 ************************************ 板谷 波山(いたや...
View Article圓能斎好桑莨盆 象彦(八代西村彦兵衛)作
今回の帰省に際して男の隠れ家から物色した作品。代々家に伝わる漆器の品々のひとつ・・。 圓能斎好桑莨盆 象彦(八代西村彦兵衛)作 十客揃いのうち八客 作品寸法:縦*横*高さ 箱書にある「圓能斎」は茶道裏千家十三代家元のことでしょう。 **************************** 圓能斎:13代円能斎鉄中宗室のこと。1872年~1924年8月5日。...
View Article蓬莱掛合花盌 清水卯一作 その2
今回のゴールデンウイークでの帰省は、帰省直前から息子が嘔吐と下痢。元気なことは元気なので東京駅から新幹線で新青森へ・・。プラレールの好きな息子は「はやぶさ!」といって大喜びですが、下痢との闘い・・。なんとか新青森に到着後、レンタカーにて三内丸山遺跡へ向かいました。 遺跡調査中は建設工事現場に従事していたので経緯や遺跡の具合はかなり知っています。...
View Article贋作考 平白斗々屋茶碗→李朝堅手茶碗
帰省した翌日は朝から息子を連れて病院に緊急診察やら薬局やらと忙しかったのですが、隣地の立会いも予定されていました。 自宅の裏側は畑であったのですが、宅地になるとのことで一区画を購入することになり、その立会いです。 道路も広く新設されることになり、勝手口の正面が道路になるようです。...
View Article布目地四方入角溜塗五段替蓋付一箱
帰省してみて旅先の車中でじっくり人を観察しているといかにスマホばかりつまらなそうな顔でいじっている人が多いか・・。表現はよくありませんが、「ばかか? こいつらは!」と思わざる得ません。景色や旅行の醍醐味を味わうことを忘れていますね。「通勤中の電車と旅行中の車中が同じかよ!」・・・。...
View Article雑感
郷里の自宅に帰省したら、手入れが行き届いていない庭を家内と息子が手を入れていました。母が老いてからの手作りの庭ですのでたいした庭ではないのですが茶席で使う茶花を中心に植えていたようです。茶花は草刈で一掃されてしまいますので、留守にしていると心が痛みます。 むろん息子はそのうち飽きてきて庭で遊び始めました。 家内と息子で花を摘んできて生けてくれました。秋海棠と山吹・・。...
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