淡水魚図 大野麥風筆
当方のコレクションにはまったくの門外漢の刀剣もあります。先祖から伝世品がメインとなっていますが、このたびまとめて研ぎなどのメンテナンスを実施しました。他には漆器、印籠の類もあります。古来からの男性の粋をいうものが伝わる作品群です。 刀剣 その一 南都住金房左衛門尉政定作 長さ:二尺二寸九分0厘 白鞘 反り六分五厘 目釘穴2個...
View Article氏素性の解らぬ作品 七官青磁 陰刻紋盤 & 木葉天目茶碗
普段の飯茶碗に使用している茶碗を家内が破損・・。一応、河井寛次郎の作?という共箱がついている作なので、自分で簡単に修繕しておきました。代わりに使っている茶碗も欠けているようで・・ 破損の酷いものは専門に金繕いしているところに依頼しようと思っています。 いずれも氏素性の解らぬ作品ですが、このまま捨て置くにはもったいないと思い、修理しようかと・・。陶磁器は氏素性の解らない作品がやたらと多いようです。...
View Article刀剣 その6 脇差(短刀) その3 萬歳安則作
加島美術さんから本ブログで何度か紹介している渡辺省亭の展示会の案内が届きました。 他の美術館にも展示されているようです。案内の中に展示されている会場の案内も含まれています。切手の図案になるなどしている画家ですが、今までは評価があまりなされていない画家ですが、これから再評価されるかどうか注目してみたい画家です。...
View Article色紙 十和田湖 福田豊四郎筆 その70
息子が最近はまっているのがプラレールの新幹線と自転車・・・。週末には近くの公園に付き合わざる得ません。 坂道を下るのが好きなようで、怪我しない程度の坂を選んでやらせていますが、だんだん危険度が増しています。「お~い、気をつけろよ。」と叫んでいる脇で、家内が滑り台で顔面強打・・ 唇に青あざを作っていました。...
View Article氏素性の解らぬ作品 褐釉花瓶 その6 (整理番号)
そろそろ作品整理は資料整理のブログ中心でなくなり、週末はブログに時間をとられるより、じっくりと時間をかけて作品を吟味しています。 さて本日もまた氏素性の解らぬ作品は続きます。氏素性の解らぬ作品が続くということはそろそろ本ブログの題材も底を尽いてきたということ・・。 氏素性の解らぬ作品 褐釉花瓶 その6(整理番号) 胴径170*高台径*高さ268...
View Article再登場 狗 木島桜谷筆
狗 木島桜谷筆 絹本着色絹装軸 共箱 全体サイズ:横*縦 画サイズ:横268*縦1110 前にも紹介しましたが、掛け軸をかけるのに充分な高さがとれないところで展示する場合、軸先に枕を置く方法があります。完璧な方法とは言えませんが短期間ならこの方法で鑑賞することは可能です。 縦長の掛け軸などの写真を投稿する場合はサイズを工夫する必要がありそうです。...
View Article湖畔山家図 伝紀楳亭筆 その8
家内らは小生が出勤時に「雛祭り茶事」を催したらしい・・。 小生分のお菓子は「残しておいたよ!」と息子・・。茶筅でお茶をたてた?? 茶碗は熱いらしく、ティッシュを当てるらしい? さて本日は手元には印章の資料なども無く、真贋なども不明で、ひと目見たら誰も買う人も無いような作品。それを購入するのはひとえに物好き以外のなにものでもない。 湖畔山家図 伝紀楳亭筆 その8 紙本水墨淡彩 軸先木製 合箱...
View Article本郷前田家伝来? 黒塗縁金菊折枝蒔絵五重
修理が終了した黒柿の煙草盆、家では煙草盆などは無用の長物。展示室の小物入れにでも使うしかないか お茶のお稽古用に使っていたというので家内が持ち帰ってきたお盆・・、これもすっかり忘れていました。改めて見てみるとこれは堆朱? 良く見ると木彫堆朱・・・、そういえば以前に仙台堆朱という結論を出した気がします。 製作したのは戦前戦後の頃か・・・、男の隠れ家に数点あったのを思い出しましたが・・。...
View Article明末呉須赤絵鳳凰文七寸皿
雑な作りが魅力となっている明末の呉須赤絵の皿、もしくは鉢です。本ブログでは何度か投稿されている作品群です。 明末呉須赤絵鳳凰文七寸皿 杉古箱入 全体サイズ:口径230*高台径*高さ もともとは珍しい作品群ですが、ネットオークションによって、数多くの作品が掘り起こされているように感じます。 ただ、呉須赤絵にも時代によって出来に大きな差があるようです。...
View Article再登場 柿右衛門手?色絵山鳥像
休日ということで気軽に「再登場」の作品です。 さて、なにか飾るものはないかな?と棚や長持ちをひっくり返していたら、懐かしい作品が出てきました。以前に投稿した作品ですが、入手してからもう30年ほどになります。 柿右衛門手?色絵山鳥像 箱入 全体サイズ:幅160*奥行130*高さ305...
View Article氏素性の解らぬ作品 魚紋茶碗四点 伝金城次郎作
雛壇を飾ったので、掛け軸も変えてみました。 昨年は下記の土佐光孚の作品でしたので、今年は別の作品としました。 立雛之繪 土佐光孚筆 改装完了 絹本水墨着色軸装 軸先塗 太巻二重箱タトウ 全体サイズ:縦1770*横468 画サイズ:縦947*横343 今年は本ブログで幾つかの作品を紹介している鈴木松年の作品です。上村松園との間に上村松篁が生まれたと言われている画家です。 立雛図 鈴木松年筆 その4...
View Article瀑布図 平福穂庵筆 その15(真作 整理番号)
休日は皆、大忙し。小生は掃除、家内は食事の支度、義母は庭の草取り、義父は昼寝? 息子はそのどれかに参加することになります。 朝一番は義母の手伝いで庭の剪定の手伝い・・。 ひと段落してから、昼からは近くのリス公園へ・・、モルモットもいます。 リスは餌が豊富で午後はもはや満腹状態のようでした。...
View Article今朝の晴れ 伝伊東深水筆
以前に紹介した普段使いの漆の食器が修理から出来上がってきました。輪島塗と津軽塗です。 輪島塗は輪島工房長屋に依頼しました。現在は銀吹の御櫃や刀剣の鞘、金継などを依頼しています。 職人によって分担して作業しているようです。メールで連絡でやりとりし、概算を聞いて、作品を送ってみてもらい、最終的な補修方法を決め、値段を決定します。 津軽塗の椀は津軽塗協同組会に依頼しました。...
View Article伝古波佐見焼 青磁陰刻糸瓜図水指
源内焼など保存箱のない作品が増えてきたので、桐箱をまとめて注文しまいした。保存箱ですのでそれほど高級な箱は必要ありませんが、源内焼など壊れやすい作品は保存箱を誂える必要があります。 さて本日の作品も家内のお茶の稽古場からの里帰り?の作品です。ずいぶん前に入手した作品で、どこで買ったのかも失念しております。 伝古波佐見焼 青磁陰刻糸瓜図水指 合箱入...
View Article茶碗考 金城次郎と浜田庄司
今年の4月から幼稚園に入園する息子のために、家内が机を購入しました。 L型ドライバーで組み立てを手伝ったようです。最近は一緒におもちゃで遊ぶときに「ドライバー」というと工具を置いてあるところからドライバーを持ってくるし、「乾電池」というと乾電池をまとめて入れてある籠を持ってくるようになりました。いろいろと役に立つようになってきましたが、自分の興味にあることしか・・・...
View Article伝紅緑彩鳳凰魚文碗
休日は毎週、朝から掃除ですが息子はいつもお手伝い。 雑巾絞りにはまだ力不足ですが、なんとか格好はついてきました。ご褒美に遊園地へ・・。 大好きな電車などには大乗り気。 ついでに馬にも一緒に乗り、次は一人でポニーに乗ると言い出した。 動物との触れ合いは意外にいい効果があるかも・・。 ウサギは意外に大きかったようで「パパ。抱っこして」だと・・・ モルモットは2回目でしたので大丈夫そうでした。...
View Article水郷初夏 伝小川芋銭筆 その3
南画では釧雲泉の作品、浮世絵では肉筆の美人画など真贋に悩まされることが多かったのですが、近代画家に贋作の多い画家はたくさんいます。本ブログで紹介しています平福父子、寺崎廣業、福田豊四郎にも贋作は多く、ネットオークションなどは贋作の宝庫?といっていいほどです。...
View Article贋作考 黒楽茶碗 伝十ニ代弘入作
祖母から伝ったという知人が所持していた弘入の赤楽茶碗を見たことがあります。そのときからいつか楽焼の茶碗が欲しいと思っていたのですが、いつ頃からか楽茶碗がいいものとは思わなくなっています。現代の楽焼もしかり・・・、今でも正直なところ楽焼には魅力を感じません。...
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