もっと評価されるべき画家 夏景山水図 楠瓊州筆 その3
さて年始は皆で着物姿です。息子が着ているのは小生のお下がりの着物です。男の隠れ家にある箪笥から家内が引っ張り出してきました。家内も箪笥から探し出して着ています。小生は父のお下がりでは高級過ぎると家内御用達の綿の着物・・・ まずは初詣・・・。 雪遊び・・・。 男の隠れ家にて祈願・・・・、息子は着物には違和感がなく着ています。...
View Article一行書「福寿康寧」 愛新覚羅寿古書
自宅にて初釜の際に展示室に飾った作品。子の年にちなんで初釜に飾りました。泉米年・・??? 画家の詳細はまったく解りません。 唐辛子を食ってあまりの辛さに仰天した鼠???? 記憶は定かではありませんが、盛岡の骨董市で30年以上前に購入した作品です。おそらくお値段は若輩のサラリーマンが買える数千円程度のものだった思います。...
View Article特別投稿 2020年 初釜
初釜前夜になりようやく慌ただしく段取りした支度も終わり、懐石の席の準備も完了・・。 当日(先週の13日)は門の前で皆でお客様を出迎えし、予定通り始まり、懐石も滞りなく終了・・・、ただお酒を飲みすぎて懐石段階の撮影は失念 さて初釜の茶席の始まり・・・。この日はとても暖かく茶席周りのドアを開放して催すことができました。 懐石の後なのでくつろぎながらのお濃茶の茶席から始まりました。...
View Article贋作考 流芥老納 釧雲泉筆 文化2年(1805年)頃
初釜の時に展示室に飾った作品のひとつに松本耳庵の書があります。 この作品は家内の父が亡くなった時と同じ年齢時に書かれた書のようです。 手前は戦時中に満州から私の父が持ち帰った? 五彩の花入れ。父は私が中学校にあがったばかりの頃に亡くなっています。 これらは二人の父を偲ぶ展示です。 初釜の展示作品はこちらの意図がプライベート過ぎるので、申し訳ありませんが来客の方には深くは説明しておりません。...
View Article改装完了 竹 原三渓賛画
最近は初釜の準備と片付けで写真撮影、ブログの原稿作成がままならぬ状態・・、とうとう今週末には疲労で?風邪でダウン ともかく好きなことはじっくりやるために睡眠第一 家内のお茶の社中にはどうも息子と同年代の女の子が多くなってきたようです。男の子が少ないのが現状なようで、幼稚園でも息子はもてるようです。全くもてなかった小生にはうらやましい限り・・...
View Article豆花図 福田豊四郎筆
二階の展示室には庭に咲いた椿の花・・・。 花入れは古上野焼。その下は米にお櫃・・、昔は白米は高級品であったので鍵がかかるような箱に収めれていたようです。これは家内に家にあったもの・・・。...
View Article秋山竒峯図 野呂介石筆
朝起きてきた息子がいきなり朝刊をじーっと睨んでいたそうです。 何やら紙とペンを用意して書き始めました。 どうも新聞記事の見出しにある「国交省」という字を書いているらしい・・。こちらから字を特段教えているわけでないが、書初めの影響か? それにしてもいきなり国交省か 本日は久方ぶりに野呂介石の作品の紹介です。野呂介石の作品は4作品目の紹介となります。 秋山竒峯図 野呂介石筆 その4 1822年...
View Article影青刻花碗 伝宋時代 その6 & その7
本ブログで紹介した作品を数えてみたら2,500作品を超えていました。継続は力なり・・・・???? ガラクタもこれだけ揃うと「仕事を退職後には骨董市で売り払いなさい。」とは家内の弁・・。「はっは~、でも売るよりまた買ってくる来るほうが多くなるよ!」と反論しています...
View Article青呉須雲龍文花入
神棚の榊入や仏壇の線香入などなんでも骨董品を使う当方では、榊入がなにかいいのはないかと探していたら本作品を見つけました。 青呉須雲龍文花入 誂箱入 径75*高さ229 本作品は非常に珍しい形状で、確かではありませんが、明末から清初めにかけての漳州窯で作られた作品と推察しています。 のびのびとした龍の絵付けが魅力で、日本からの花入か茶杓立として特注であった可能性があります。...
View Article釣人 酒井三良筆
酒井三良の作品で共箱以外に酒井澄氏(奥さん)、と息女の中谷智子氏による鑑定箱の作品がよく見かけます。本日の作品はその「中谷智子」による鑑定箱に収められている作品の紹介です。 酒井三良の作品は叔父が多くの作品を所持していたので、叔父の所蔵作品で勉強させていただきました。その作品のすべてが子息によって手放されていますので、現在当方で所蔵してる作品はすべて当方で蒐集した作品です。 釣人 酒井三良筆...
View Article群鮎之図 伝小泉檀山筆 その4 1813年(文化10年)
初釜の際の展示室には展示作品のひとつに下記の作品を展示しておきました。 恵比寿大黒図 柴田是真筆 紙本水墨淡彩軸装 軸先本象牙 合箱二重箱入 全体サイズ:縦1935*横633 画サイズ:縦992*横541 *手前は金城次郎作の魚文の壺です。 めでたい(鯛)図柄で干支の鼠が描かれています。...
View Article呉州餅花手 その5 瑠璃地白花花卉文盤 その3 & 素性の解らぬ作品 藍釉花文鉢
初釜の際の展示室において、一階の廊下は伊勢正義の少女像、二階の廊下は福田豊四郎の魚をモチーフにした作品を展示しました。ともに郷里出身の画家です。二人共に一昨年亡くなった母に縁のあったが画家です。廊下の展示の様子は下記の写真の通りです。福田豊四郎が描いた魚をモチーフにした作品はまだありますが・・。...
View Article表具完了 芭蕉下家鴨図 蓑虫山人筆 その16 & 中野山浅絳山水図 その3 蓑虫山人筆 その15
家内と義母は週末は法事で留守・・、息子はLEGOに夢中ですが、小生がいなくなると寂しくなって、LEGOを止めて骨董を扱う小生の元を離れようとしません。「パパはいいよね、おもちゃがすぐ買えて・・。」・・、そう骨董は小生のおもちゃそのもの。ばれているらしい。「お前が引き継ぐんだよ。」と言ったら「うん!」だと・・・...
View Article五羅漢図 伝平福穂庵筆 明治初年頃
昨年は義父をはじめ多くの訃報があり、そこで「羅漢図」を購入しました。 本日紹介する作品は平福穂庵の作と思われる「五羅漢図」ですが、本作品中に描かれている椀を挙げている羅漢を描いた作品は本ブログにて2作品が紹介されています。 落款からは同時期の作と推定され非常に興味深い作品かと思われます。 羅漢図 その1 平福穂庵筆 明治初年頃 絹本水墨着色軸装 軸先象牙 合箱 全体サイズ:縦2030*横485...
View Article氏素性の解らぬ作品 紅安南?花草文大皿
安南焼の呉須の染付の作品が多い中で色絵のいわゆる「紅安南」の作品は数が少なく、とても高価で、蒐集する者からは垂涎の作品と聞いています。本日の作品は近代の模倣品?の確率が高い思われますが、考察するには「いい教材」かと思い投稿しました。 氏素性の解らぬ作品 伝紅安南?花草文大皿 合箱 口径337~340*高台径156*高さ68~72...
View Article扇面鶉之図 平福穂庵筆 慶応2年(1866年)
痛んでいた表具を改装した作品を正月には飾りました。 婦久女之図 その2 綾岡有真筆 絹本着色 軸先鹿角 古箱 全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦*横(未測定) 下記の写真は痛んでいた状態で投稿した時の写真です。詳細はそちらの記事を参考にしていただきたいのですが、柴田是真の弟子の綾岡有真が還暦時に100枚描いた作品のひとつです。...
View Article游鯉図 鈴木華邨筆
初釜のために幾つかの道具類を男の隠れ家から輸送しましたが、下記の写真の「(古)伊万里錦手草花文染付捻八角鉢(20客揃)」が3個ほど破損しました。自分で補修できる範囲の破損でしたので現在修理中です。骨董の整理はモノづくりにて自分でできるものは自分ですることは大いに必要なようです。...
View Articleピンクのドレス 木下孝則画 その3
木下孝則の作品は本ブログでの紹介は3作品目となります。父が「裸婦」の作品を所蔵しており、母が上京の際に銀座の日動画廊にて作品を観てきたという話を聴いていたので当方にもなじみのある画家です。 左に置かれているのは古信楽の壺です。NHKの朝ドラで古い信楽の破片がときおり映し出されますが、それと同じ時代の作品でしょう。釉薬のビードロ上の緑の発色の綺麗な作品はそうそうにあるものではありません。...
View Article海老 色紙 福田豊四郎筆
男の隠れ家にある現在整理中の漆器類に下記の作品があります。今回持ち帰ってきちんと保存しておく算段をしました。 小盆一対(二箱の内) 保存古箱 縁・裏面梨地 幅*奥行*高さ 箱には下記の写真のような張り紙があります。右の文字は判読不能・・・??? 「二箱の内」とありますが、現在は一箱しかありません。もうちょっと探してみたらあるのかな? なお古そうな小裂が一つ同封されています。...
View Articleまくりから額装へ 美人図 伝島成園筆
初釜には懐石の席に印籠にちなむ作品を飾りました。印籠入、印籠掛けに原羊斎、古満、梶川、また家内の実家にあった印籠(すべて真作)を掛けてみました。 左の印籠入れは鍵がかかり、持ち運びできる津軽塗のような質感のある優れもの。江戸期から明治期のかけての数寄者の旧蔵作品と思われます。 本日はまくりの状態で入手した作品があり、それを裏打ち、染み抜き処理後、あり合わせの額にて額装したので紹介します。...
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