風雨牧童図 寺崎廣業筆 その33
牛は「真実の自己の喩え」・・、真実の自己を探し、暴れまくる自己を御し、おとなしくなった牛に乗って山を降りる図かな? ただし風雨の中・・、通常は笛を吹いた牧童でのんびりした作品が多いのですが・・。 風雨牧童図 寺崎廣業筆 その33 絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙 鳥谷幡山鑑定極箱二重箱 藤井家所蔵印 作品領収書付 全体サイズ:横*縦 画サイズ:横260*縦350...
View Article青花拾得図盤(「倣」古染付七寸皿)
会食で遅く帰宅すると、息子が夜泣き・・、珍しい・・、2時間泣いて1時間寝ての繰り返し 家内はダウン、私もダウン、やがて息子もダウン・・、で朝になりました。ぐっすり寝たようで朝は上機嫌 本日は天啓の古染付・・・??? 砂付高台、高台内鉋跡、口縁に虫喰の三要素はありますが・・。清時代、もしくは後世の写しではないかと思いますが・・、よって「倣」・・。 青花拾得図盤古染付七寸皿) 合箱...
View Article老松苔石小点図 伝椿椿山筆 その2
週末の土曜日はホワイトデー、家内と息子と3人で近所のホテルで昼食、バレンタインデーのお返し・・、さらにもうすぐ家内の誕生日らしい 倉庫改修の打合せを一休みしたのんびりとした休日でした。息子がべったりで骨董整理が停滞のまま・・ 本日は小さな作品ですが、実に品のいい作品です。作品の生地についてが主眼の記事です。駄洒落ではありません。本ブログでも他に幾つかの「絖本」に描かれた作品を紹介しています。...
View Article青磁毘沙門天像 初代?宮永東山作
最近はちと飲み会続き・・・、元同僚らとの飲み会が続き、昨夜は郷里の友人と久しぶりに一献。ちと飲みすぎたかな。さて今日は早朝より福島方面へ・・。 本日の作品は宮永東山という人の作品です。初代、二代、三代までおられるようで、どちらかは当方では断定できませんが、初代ということで購入した経緯があります。記事は初代に関しての記述とします。...
View Article竹園蟠蛇 竹内栖鳳筆 その6
竹園蟠蛇 竹内栖鳳筆 絹本着色軸装 軸先象牙 共箱二重箱 全体サイズ縦2010*横380 画サイズ縦1210*横260 平成26年12月開催 思文閣大交換会の掲載番号NO52の作品を落札したもの。入札開始金額は80,000円でした。 息子共々巳年という縁から多少高めの札入にて購入したもの。...
View Article海老之図 倉田松涛筆 その16
本日は秋田県出身の異色の画家「倉田松涛」の作品です。もう「その16」となりました。一時期は評価が高くなり、贋作まで横行したそうですので、マイナーだと思って油断してはいけないそうです。 海老之図 倉田松涛筆 絹本水墨着色紙軸装 軸先木製 合箱入 全体サイズ:横528*縦1842 画サイズ:横394*縦1044 落款の部分に「百三談□□主人 松涛写(寫)...
View Article百舌のひな図 福田豊四郎筆 その46
日本のサッカーはどん底を迎えつつあるように感じます。女子は任期の長い監督で、戦略がマンネリ化しておそらく世界ではベスト4には入れないでしょう。ベスト8も無理かも・・。 男子はクラブサッカーで象徴的なようにアジアですら勝てず予選敗退の可能性が高い。組織サッカーを強化すべきなのに外国人監督、力のない海外組のメンバー、練習時間のない日程、明らかなに戦略の失態、大儀名分がないおろかな戦略のように感じます。...
View Article山水図 野呂介石筆 その4
野呂介石の作品は本作品で四作品目となります。 山水図 野呂介石筆 絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙 識箱二重箱 全体サイズ:縦2060*横635 画サイズ:縦1090*横420 賛は「遊印(「四碧斎」の白文朱長方印) 千古繁華逐水流 不傷春去□□秋 小亭結在漁浪□ □□欄干看白鴎 □□山樵句 介石第五隆 押印(「四碧斎」と「介石之印」の白文朱方印の塁印)」とあります。...
View Article瑠璃釉捻り紋瓢型徳利
古い絵となると「雪舟」、鯉や寅の絵だと「応挙」、色絵陶磁器だと「古九谷」と思い込みという妄想が激しいのが骨董の趣味の方・・・、ま~ほとんど宝くじがあたったという妄想に等しい。しかしこの愉しい妄想が健康には実にいいというのも理にかなっているようです。 さて本作品は妄想に駆られずじっくりと拝見・・。瑠璃釉の作品は先週の「なんでも鑑定団」に出品されていましたね。 瑠璃釉捻り紋瓢型徳利 時代箱入...
View Article絵唐津 呼継向付 その2
さて本日は唐津・・・。本作品は「古」唐津には分類していません。 絵唐津 呼継向付 その2 箱入 口径141~143*高台径*高さ56 このようにあらかたを陶片で呼継された作品は唐津の呼継で、骨董商などが発掘陶片の数多くあった窯跡を掘り出して、茶碗や皿に仕立て上げたものが多いとのこと。...
View Article倉庫改修工事 3月末
今週もまた会社を去って第2、第3の人生を来月から歩み始める同僚との飲み会が続きました。去られる方が多く寂しい思いですが、これからは好きなことをする時間が自由に出来る人も多く、羨ましくもあります。好きなことは早めに愉しんでおかないと・・・。 ほぼ毎週末ごとに倉庫の改修の打ち合わせと現地確認です。先週末には2週間ぶりに現地確認ですすが、外側の建具が取り付け開始となりました。...
View Article山水図 伝青木夙夜筆 その2
骨董の本来の楽しみ方は「気に入ったものを購入して愉しむ」ということです。本日の作品はそういう思いに改めてさせてくれた作品です。感じが良いので数千円で購入して、寝ている脇にしばらく掛けていたのですが、「なかなか」というのが正直な感想です。 印章等を調べていませんので真贋は無論不明・・、投稿するには時期尚早のようで、よって「伝」としております。 山水図 青木夙夜筆 紙本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱...
View Article源内焼 その53 三彩陽刻扇型唐草紋皿
大名か大商人しか所有していなかった源内焼はもっとポピュラーになる必要がありますね。 源内焼 その53 三彩陽刻扇型唐草紋皿 合箱 幅253*奥行140*高さ20 緑釉を基調とした三彩の源内焼。手持皿に見られる扇型の皿ですが、単体では珍しい扇型の皿で、源内焼の資料には見られない図柄で希少な作品であろうかと思われます。...
View Article贋作考 角花紋花瓶 伝高橋道八作
そもそも京都の焼き物は魑魅魍魎としてます。仁清風、頴川風、木米風などと称した作品、いわばコピー商品といっていいものまで氾濫しています。いかに多くの人がそれを本物と思い勘違いして所蔵していることか、宝くじの組違いよりもっとひどい勘違いとなります。...
View Article蜀機道図 吉嗣拝山筆 その2
木村武山は脳内出血で倒れ、病で右手の自由が利かなくなったため左手で絵筆を執り、「左武山」の異名で呼ばれました。小早川清は小児麻痺による後遺症により、左手一本で絵を描きました。身体的な障害を乗り越えて一流の画家となり、もしくは名画を遺したことには敬意を表します。これらの画家の作品は幾つか本ブログにも投稿されています。...
View Article韓信之股潜図 野沢如洋筆 その2
本日は4月1日、新たなスタートの日です。新入社員の入社式の日でもあります。別れの日々から新たの仲間を迎え入れる日です。なにを話そうかかな・・。 本日の作品、野沢如洋の作品は二作品目となりますので、詳細は省略しますが、青森県弘前市の出身で、その山水画は橋本雅邦や竹内栖鳳から高い評価を得ています。、「馬の如洋」と言われるほど馬の絵が得意ですが、本日は人物画の作品です。 韓信之股潜図 野沢如洋筆 その2...
View Article鷹ヶ峰竹茶杓 五代金城一国斉作
茶杓は本ブログには初登場です。茶掛けや茶杓、茶釜といった茶装具の部類は茶碗、香合を除き本ブログにはなじみの少ない分野で小生もあまり詳しくありませんが、茶室が出来上がると必要になってくるようです。 鷹ヶ峰竹茶杓 五代金城一国斉作 藪柑子絵入 銘「故郷」 説明栞入共箱 全長:185 描かれているのは「藪柑子(やぶこうじ)」、俗に言う「十両」と称されているものですで、縁起のよい絵柄のようです。...
View Article倉庫改修工事 3月末日
倉庫の改修がさまになってきました。 もともとどんな物置? 古い家を壊して母屋を新築するときに母屋を一部壊した材料で家財を入れる物置を建てたらしい・・。1階はシャッターが2台あり、中は物置、2階もまた間仕切りなしの物置でした。一見すると住宅のようですが住宅ではありません。 3月末現在の工事途中が家内からメールで届きました。決まるところが決まってきたので様になってきました。...
View Articleリメイク再投稿 真贋考 呉州赤絵写火入 伝奥田頴川作
ブログを投稿し始めてからまた作品を見直すことも数多くあります。真作と断定したものや贋作としたものなど・・。真贋抜きに面白いものもあります。ひとつひとつ処分も考えながら愉しんでいます。 真贋考 呉州赤絵写火入 伝奥田頴川作 合箱 全体サイズ:口径100*高台径65*高さ85...
View Article